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声優さん方の演技がとにかく圧巻で素晴らしいです。
遊佐さんはかっこよく、神谷さんは儚く綺麗でエロい。メイン以外も皆さん演技が素晴らしい。
ストーリーもしっかりしてる。
これだけ絶賛されてるなか言い辛いのですが、以下、少し厳しめな意見を。先に言っておくと、私はこの作品好きです。それを前提に。
この二人って一言で言うと「クズ×超ウルトラハイパードクズ」なカップルなんですよね…。汗
家庭環境がそうさせた、生まれ持った資質・体質がそうさせた、世間がそうさせた、時代がそうさせた、…と、どうしようもない状況に流された結果ではあるけれど、この二人に巻き込まれて不幸な目に遭う周囲の面々が哀れでなりません…。
描写が丁寧で綺麗で雰囲気も儚いため騙されそうですが、この二人がしていることは、クズ行為以外の何者でもありません。その辺が聴いてて辛かった。
好きな作品なだけに、もうちっとこう…自分達のことだけでなく人にも優しくしようぜ!いや互いのことしか見えてない他の奴らが、例え身内だろうがどうなろうと知ったこっちゃない(一応気にする描写も有るには有るが行動を止めないから一緒だ)な二人だからこその萌えなんだけど!と、聴いてて終始ヤキモキしました。笑
その辺を、「互いしか見えてない二人!素敵!」と受け入れられるかどうかで意見が若干別れる作品じゃないかと。
原作未読です。
シリーズものだとは知っていたのですが、
今回のものが時系列的に一番古いものなのだそうで、わかるかな?と思い聞いてみました。
この作品から聞いた者としての感想は冬貴がとても掴み所のないキャラで、設定や舞台風景が頭に入ってくるまで正直時間がかかったのでシリーズ最初から聞いたほうが楽しめる気がしました。取っつきにくい内容。
最初はそんな印象をうけました。
3枚組で大大ボリュームで、全編シリアス。
絡みの数が凄いですが重い内容で聞き終わるのにもかなりのエネルギーを使い、ハードルが高いと思いました。
エロエロの、ジャンルにつられてうっかり聞くとライトなエロメインの作品とは大違いで、そういうのが好きな人には絶対にむきません。
レイプシーンもあり、万人受けな作品ではないと思います。
ですが作品は非常に完成度は高く、映画を見ているかのようなくらい情景が頭にうかぶSEや、脚本。ずっと聞いていられそうなくらい素敵なピアノ伴奏。
全てにおいて、完成度が高かったです。
特に神谷さんの演技が印象的で、今まで聞いたことのないくらい妖艶な声。
口数が少なく掴み所がないキャラクター。
なのに怖いくらいに色気、怪しい雰囲気が短い台詞の中にちりばめられていました。
正直台詞より喘ぎ声の方が多かったのでは?
そしてそして、遊佐さんは3枚組でひたすらモノローグと本編でずっと喋りっぱなしです。
かなり収録が大変だったんだろうなと思ってしまう大作でした。
時代もの好き&遊佐・神谷さんカプに惹かれ原作未読で購入しました。さらに原作→CD2巻とド嵌りしました。結論から言って、CD1巻、本当に良かった。明治大正の時代性を醸し出し、静けさと熱っぽさをしっとり含ませた雰囲気。声優さんの低音ボイスがつくる胸苦しいほど濃厚な空気感。どれもこれも極上の蜜のように甘く、耳が溶けそうです。絡みのシーンも好きだし、話のなかで絶対必要なのですが、それ以外の会話のひとつひとつも愛おしく感じます。義康の言う「冬貴…」、冬貴の言う「義康…」。これだけ集めたCDが欲しいと思うほど、甘え、怒り、呆れ、困惑、微笑、官能…微細なニュアンスの違いで込める思いを表現できるんだと感動しました。BGMがまた必要十分で、音だけで世界をつくることの凄さ。聴き終わって、さながら舞台を観た後のような陶酔を味わいました。
耳だけなのに…。
原作既読。
このCDを初めて聞いてから、一体何年の月日が過ぎたろう。
その間、何度も何度も繰り返し聴いております。
それほど価値のある作品だと私は確信しております。
渾身の一作。
遊佐さん、スゴイよ… 本当に頑張っていらっしゃる。
多分あのニヒルな雰囲気の遊佐さんがご自分で「俺、すごく頑張った!」などと間違ってもお口に出されることは一生ないことだと思われます。
けれどだからこそ、15歳から40歳過ぎまでCD三枚に渡り演じ。
それも個性豊かなベテラン声優さんたちと渡り合いながら見事に一人の男の生きざまを演じきっている。
冬貴相手に何度も間違い、他者を傷つけ、貶めて。逃げたり葛藤しながら、それでも逃げ切れず、とうとう愛の神髄を獲得していくさまが感動的だ。
神谷さんの冬貴はもう神がかっていて。妖精というか妖怪というか。
20年の中で変わらないようで少しずつ動いているような。
それでいてブレない冬貴。
つかみどころが無いようで、とてもストレートのような。
伏見と同じで聴いている私まで、冬貴が憎くて、愛おしくて、可愛くて淋しくて、堪らなくなる。
そんな素晴らしさがあります。
脇役の方々も凄くて。
三木さん演じる清澗寺貴久のその恐ろしさ、美しさ。一声聴いただけで、清澗寺家のそのもののように、存在が匂い立つように感じられます。
その相方の嵯峨根のおじ様である秋元洋介さんがいぶし銀の魅力全開です。
この二人の過去話もぜひ聴きたいなあと思ったり。
音楽も素敵だったし、効果も絶妙。
何度でも繰り返し繰り返しきいてしまう。
絶品の至高の一作。
追記
ssがブックレットに載ってます。これもおススメ!
他にも和泉桂さんのコメントが載っているのですが。
このシリーズの一作目の「この罪深き夜に」の収録で神谷さん演ずる冬貴の第一声を聴いて、大変大きな衝撃を受けられたことで、それまで書いていたこの作品のプロットを根本から変更し、すべてを一から書き直した末に生まれたのがこの作品らしいのです。
アーティストには美の女神が必要だと聞いたことがありますが。
声優さんたちの名演が作家さんたちを刺激し、それがまた作品に還元されていく。
そういう作品であるのかもしれません。
いやもう、よくこのような壮大なBLドラマを作ったものだと感心したw
お友達と交換で手に入れたんだが、最初に言われたのが「覚悟して聞いたほうがいい」
何をどう覚悟するんだかわからないまま…聴いてみました。
全体感としては…いやもう、長い!
しかし、途中でやめられないw
まるで「冬ソナ」でも見ているかのよう。
17年も必要なのか!?とツッコミを入れてはいけない!
これはスレチガイ(間違っても●チガイではない)から邂逅へ至る長い道程!
素直に言えよ!とツッコミを入れてはいけない!
これはお互いツンデレの極み同士の意地の張り合いなのだ!
…と、自問自答しながら聞いておりました。
にしても、男女問わず会った人を次々KOしていく美貌とカラダってどんなんだーっ!?
ところで、disc3の途中を聴いていたら、伏見と冬貴が出会って20数年、というくだりがあるんだが、フト考えた。
あぁ、これって、自分のコトだなと。
腐になってン十年、理由も何もふっとばして今なおこの世界に魅入られているわけですが。
冬貴とはBLの擬人化ともとれます。
伏見とは、そういう冬貴から離れようとしたり、逆に破滅覚悟で突っ込み加減になっていたり、まるで腐な自分そのものじゃないか!うーん、深いな…。(と勝手に納得)
そう考えると、舞台をわざわざ明治時代という「新しい時代」にしたのも頷ける。
最後に、遊佐さん、お疲れ様でした~。少年期から大人まで、演じ分けのうまさはさすがといいたい!神谷さんは好みが別れるところです…シニカルな冬貴はメチャメチャいいんですけど、個人的には喘ぎ声苦手かな。もうお一人、拍手モノは嵯峨野役の秋元さんですね。伏見にとっては師であり、父のような存在でもあり、世の酸いも甘いも知っている、食えない古狸っぷりがたまりません!