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表題作魅惑的な契約者

岩神永行,藤吾と恋人契約をするコンサル会社社長
瓜生藤吾,ヘッドハンティングでコンサル会社に転職

あらすじ

勤めていた広告代理店からコンサルティング会社に転職した瓜生。慣れない仕事ながらも日々を精力的に過ごしていたが、私生活ではストーカーに悩まされていた。ストーカーと化した学生時代の友人との話し合いの場で魅惑的な男に助けられるのだが、彼こそが転職した会社の社長だった?!

作品情報

作品名
魅惑的な契約者
著者
火崎勇 
イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
学習研究社
レーベル
もえぎ文庫
発売日
ISBN
9784059041214
3.7

(29)

(8)

萌々

(8)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
109
評価数
29
平均
3.7 / 5
神率
27.6%

レビュー投稿数7

ごっこのはずが。。

やっぱり火崎さんの作品は好きだな~、と思った次第。
文章が軽快で、会話に現れる受け攻めの軽妙なやりとりが楽しいですね。

この作品は、ひょんなことから出会った素敵な男性が、なんと転職先の社長というところから始まります。
文章だけだけれど場面が目に浮かぶ、そんな作品。まあ、社長の顔を知らずに入社することもないのでしょうが、そんなことは気にせずすっと読めます。

受けは仕事熱心で評価もされているようですが、恋愛には奥手っぽい。一方の社長はモテモテですが、特定の相手はいないようです。
ひょんなことから、恋人同士のようにふるまう、という契約をもちかけられた受け。”ふり”をしているうちに。。
という展開です。

大人な男性にからかわれる純情な受けですが、むきになっていてもだんだんと仕事ができる彼を意識してしまう。。
攻めさんの方は案外最初から気に入っていたみたい?

お仕事のトラブルなどを絡めながら恋愛に発展させるという構成で面白く読めました。

0

心情が変化していくようすが巧みに。

kindle版で読了。本編の挿絵はありませんでした。

他のレビュアーの皆様や作者さまあとがきにもあったように、結末がわからないような作品ではありません。誰と誰がカップルになるのかは表紙だけでも明らかだし、おおまかな展開も割とよくある王道パターン。

だけど、その過程が実に読み応えたっぷりで楽しめる一冊でした。登場人物が魅力的だし(メインの2人だけでなく周囲の人々も…あ、ストーカー男は除く)、仕事の描写もしっかりしていました。

そして、ゆっくりと心情が変化していき、信頼から愛が芽生え……という描写にドキドキさせられました。主人公が頼り切りになるような性格ではないところも良かったです。

それなりの実感を持って読める王道ラブストーリーでした。

1

結末は見えているけれど

1冊丸ごと表題作です。瓜生(受け)の目線で進んでいきます。

瓜生はストーカーに悩まされていて、学生時代の友人・藤本が犯人だと気がつきます。迫る藤本に対して、恋人の振りをして助けてくれた男性は、転職先の社長・岩神(攻め)で…という話です。

岩神が登場した時点で、二人が恋人同士になることと、瓜生が藤本に危ない目に遭わされるという展開は読めます。

なので、作者様もあとがきで書かれていましたが、過程を楽しむ作品です。それに最終的な展開は読めても、そこに至るまでの道のりはちょっと違っていて、そういう点で面白かったです。

瓜生の転職も、転職先が岩神の会社なのも偶然です。男同士が恋人のふりをすることになる理由も、瓜生側も岩神側も無理がありません。瓜生は藤本に襲われますが、岩神が助けに来る王道パターンでなく、自力で逃げます。両思いになってエッチして…でも、藤本はそのままなのかなと思っていたら残り3ページで岩神がきっちり仕返しをして、めでたしというおさまりの良さでした。

全体になんとなく楽しい雰囲気が漂っています。突然キスされて、思わず平手打ち…の場面は特に面白かったです。読みやすい作品で、頼りがいのある年上上司攻めがお好きな方にお勧めです。

2

いつ好きになったのか

Kindle版でお安くなっているとついついポチってしまうパターンのやつです^^;
良い買い物しました!

瓜生はストーカーされていたが、それが友人の藤本が犯人と突き止める。
それを問いただそうと呼び出したが藤本は自分のことが好きだと告白してきたのだった。だが、同性である以前にストーカー行為を許せず考えられる余地はなかった。
なおもひつこい藤本に困っていると見知らぬ紳士が助け舟を出してくれた。
後日、その紳士が自分が引き抜かれて転職した先の社長の岩神だったと知る。
藤本の件があって岩神は恋人のふりをしてくれたが、今度は逆に自分の恋人になってくれと言う。
親戚からひっきりなしに来るお見合いやあらぬ誤解から逃れるために恋人契約をしてほしいというのだ。
断りたいが、相手は社長そして藤本のこともあり仕方なく承諾するが…

最終的にどうなるのかどういった展開かはほぼ読めますが、なかなかにふたりの気持ちの変化の追い方が自然で、とても面白かったです。
恋人のふりをするだけなのに岩神はやることが派手で強引で瓜生は最初疎ましく思うのですが、仕事はたいへん出来る人で部下の失敗のフォローも社長自ら駆けずり回って対処するそういった姿を見ているうちに瓜生の気持ちがだんだんと変化していきます。
また岩神もからかい半分で立場も利用して恋人ごっこをしているうちにどうやら本気になってしまったようです。
そのふたりの気持ちの変化が微笑ましく、いつどんなシチュでどちらが言い出すのだろうとわくわくしました。

そこで、ストーカー藤本ふたたび登場です。
あきらめの悪いタチの悪いストーカー藤本は瓜生を騙して部屋に連れ込みます。岩神からのアドバイス方法でなんとか逃げ出した瓜生は岩神に連絡して保護してもらい…
気が付くとそこは岩神の自宅のベッド。でも岩神は冷たくもう恋人契約は終わりと告げます。もう自分の気持ちに気づいていた瓜生は見捨てられたもう必要ないのだと悲しくて涙を流します。
それを見て、岩神はもう偽の恋人ではこれ以上何もしてやれないと本当の恋人にしろと告白♪

藤本は好きだったらやめてと言ってもやめてくれなかった。でも岩神は好きだったらキスしないでと言ったらやめてくれた。
そのことでこの人は俺のことを想ってくれていると瓜生が実感するシーンがいいです。

やさしい岩神ですが、えっちではちょっと俺様なところとか結局藤本を殴りに行ってしまうところとか、瓜生にとっても執着してそうなところとか、そんなところがこれから先とってもあまあまでそして瓜生くんは逃げられないであろう将来が見えましたw

3

この作品は!


これは引き込まれます!
読み終わっても内容が忘れられないくらい色濃く脳裏に焼き付かれてしまいましたww
藤本のストーカーが印象的だったんですかね??
かなりリアルなストーカーでビビりましたww
そんな藤本を1度許す瓜生は凄い
普通は許せませんよ!
そんな瓜生の優しさを藤本はストーカーをやめもせずエスカレートさせるなんて…
流石にマグカップを持ち去った事には引きましたww←やりすぎだ
ストーカーにビビる瓜生の電話に駆け付けてきた岩神の格好よさが胸キュンですww
もうこの時には岩神は瓜生が好きずきて思わず抱きしめてしまったんだろうな
その後の展開は互いに思いが行き違いギクシャクとしてしまうけれど結局は岩神がストーカーから瓜生を助けて…
自分の気持ちに気付いた瓜生は岩神の恋人契約の破棄に泣いて終わりだと思ったら岩神の本物の恋人にしろ発言に瓜生も自分の気持ちを伝えてハッピーエンド!

2

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