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表題作建設現場に恋の花

清森征司
建設作業員,22歳
澤井尚人
新米現場監督見習い,25歳

その他の収録作品

  • 建設現場に愛の花
  • あとがき

あらすじ

監督として初めて派遣された建設現場で、尚人は職人たちとうまくいかず悩んでいた。名字の澤井から"サッちゃん"なんてあだ名までつけられ、完全に役立たずのお嬢さん扱い。
そんな尚人に手を差し伸べてくれたのが、作業員の征司だった。征司は年下ながら実務経験は長く、彼のおかげで尚人は次第に皆に受け入れられていく。
いつからか征司を目で追っている自分に気づき……?
現場に咲く年下攻ロマンス♡

作品情報

作品名
建設現場に恋の花
著者
うえだ真由 
イラスト
橋本あおい 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403522765
3.6

(41)

(5)

萌々

(23)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
15
得点
147
評価数
41
平均
3.6 / 5
神率
12.2%

レビュー投稿数15

現場のおっさんたちが本当に受け付けませんでした

お仕事BLの名作と聞いて手に取りましたが、残念ながら私には合いませんでした。
主人公と攻めのやり取り自体には非常に萌えを感じたものの、それ以上にモブの作業員たちに対するイライラが勝ってしまい、純粋に楽しめませんでした。

物語の大筋はあらすじ通りなのですが、とにかく現場のおじさんたちが受け付けません。
作業員たちは主人公のやることなすことすべてが気に入らない様子で、しかもその理由が、「指定の喫煙所で煙草を吸うよう注意されたから」「金に困ったことがないから調子に乗っている」といった理不尽なものばかり。
さらに、集団で笑い者にしたり、「女みたいな顔してるからヒイヒイ言わせて懲らしめてやれ」と下品な陰口を叩いたりと、流石に度が過ぎていると思わざるを得ませんでした。

そんな作業員との関係に悩む主人公は、攻めより「あんたが悪い」「彼らは現場のプロだから彼らのやり方がある」と叱られることになりますが、正直指摘は的外れでは?と腑に落ちません。
少なくとも私が読んだ限りでは、主人公が上から目線で指示したり、無茶な要求をしたりする描写は見当たりませんでした。
攻めは「全員がチームでやっている」と言いながらも、その発言は「現場の作業員が一番偉い」と言っているようにしか聞こえず、うーん……って感じでした。
(そもそも「長年の経験を持つプロ」と持ち上げられている作業員たちが無断欠勤するのはギャグなんでしょうか)

確かに現場にしか分からない事情もあるのでしょうが、それは逆に設計側にも言えることでしょう。
主人公の意気込みの根底には「耐震偽装などのないちゃんとした建物を作りたい」というものがあります。
その心象を知っている読者としては、「適当な仕事をされたくないからそりゃ細かく口出しもするよね」としか思えませんでした。

主人公は攻めの助言もあって作業員たちへの口出しの仕方を変え、現場の方々と打ち解けることになりますが、しかし、私としてはどうしても彼らへの不快感が最後まで拭えず、スッキリしない読後感となってしまいました。

0

フレッシュなガテン系BL

ガテンBLて…いいですよね。

うえだ先生のお仕事BLが好きで、こちらはガテン系の若者の爽やかな表紙がずっと気になっていた作品。
ワクワクして本を開いたら、口絵が2人の駅弁(えろ)でひっくり返りました。さすがガテン系だね。力持ち。

普段は頼れて格好いい男前なのに、割とジェラってすぐ拗ねる年下攻め。これぞ年下攻めの醍醐味でしょうか。可愛かったです。

相手に彼女いるかも…と思いつつも、ノンケ同士でするりと恋愛に発展したので、もう少しなにか言及があっても良い気がしましたが…
お仕事BLとしても楽しめて、割とあまあまな2人が良かったです!

1

甘くてさっぱりが気持ちが良いお仕事BL

お仕事BLは数あれど、建設現場が舞台となる作品は最近はあまり見かけなくなってしまったなと少し寂しくなりつつ、やっぱり現場ものは最高!となったこちらの作品。
うえだ先生の文章、読みやすくて好きだなあ。

建築関係のお仕事ってすごいですよね。
ふと通りかかった道で基礎工事をしていて、今度ここに何か建つのかななんて思っていたら、次に通りかかった時にはもう立派な建物が出来ていることってありませんか?
あの基礎の状態から一体どうやったらこうなるの?と、まるで魔法のようです。
作業をしている現場が見えないのもあって魔法のようだと思ってしまうわけなのですが、こちらの作品ではその魔法の中身が描かれています。

いやあ、面白かった〜!
現場監督見習いとしてマンションの建設現場に派遣されることとなった受け・尚人視点で進むお話です。
真面目だけれど殻のついたひよっこ状態の彼が仕事を共にするのは、分厚い身体を持った少々荒っぽいベテランの作業員の方々。
予想通りと言いますか、その頼りなさと現場の空気がわからない頭の硬さに、裏では名字をもじってサッちゃんなんて呼ばれて侮られてしまうんですね。
このお話は、そんな頼りないサッちゃんの成長物語でもあり、若手作業員である攻め・征司とのもどかしい恋模様が描かれたものでもあり、普段なかなか知ることが出来ない建設現場の裏側が詳しく見られるお仕事ものでもあり…と、ライトで王道な読み口ながら3度おいしい作品となっています。

今作は尚人の真面目で素直な性格が非常に好みでした!これはかわいがられるだろうなあ。
彼はとあるギャップも持っているのですが…そのギャップで屈強なおじさま方をベロッベロに撃沈させていく様もツボにハマってしまう。どんなギャップなのかは本編でぜひ。
そして、ぶっきらぼうながら頼り甲斐があって優しい征司も丁度良い年下感を見せてくる攻めなんですよ。
でも、どちらかというとBL的にどうこうというよりは、作業員のおじさま方と尚人のやり取りや成長、お仕事描写をメインに楽しんで読んでしまったかな。とても面白かったので。
ノンケの恋の葛藤あたりのワードをお求めの方にはちょっと違うかなと思いますが、誤解や思い込み・すれ違いがお好きな方にはピンとくるものがあるかもしれません。

2

恋愛面に関してはあっけないけど

ガテン系でノンケ同士と思われる二人なんだけど、あっさりとくっついてしまって、ちょっと物足りなかったです。

だけどディアプラスなので、前半の雑誌掲載部分でカプ成立しとかないとダメなんですもんね……仕方ないですよね……と思いつつも、二人とも潜在的ゲイなんだなという脳内補正がないとちょっと腑におちないというか。

そして年下攻めということで期待してたんだけど、ちょっと自分の萌えツボとは違ったみたい……。

背伸びしたいお年頃ゆえ、自分の事情や恥ずかしさを見せたくないあまり、受けに素っ気ない態度をとって関係がギクシャクする……というのが二回あって、攻めの素っ気なさに、何かまずい事したかな?と右往左往しちゃってる受け、かわいそ……と思ってしまったので。


お仕事BLとしては、現場の荒くれおっちゃんどもに揉まれながらも現場監督として成長していく姿など、それっぽいリアル感が感じられて楽しかったです。


1

いい年下攻め。頑張るのが可愛いの!

建設現場ものですね。
初めて読む作家さんです。

最初のうちは主人公の現場監督サっちゃんが辛くてこちらもしんどいのですが、作業員の征司のお陰で徐々に成長していき現場にも作業員にも受け入れられていく様子に達成感を感じます。

征司くんがまさかサっちゃんをそんな風に思ってたなんて!しかも手が早くて。
頼もしい年下攻めとウブな可愛い子ちゃん真面目受けですね。

現場のあれこれ、業界のあれこれ等勉強になります。

征司くんが年下なのに現場経験豊富で頼りになって男前で、でも年の差や立場の差を気にして主導権を取ろうと頑張るところが可愛かった!
それを知って見守るサっちゃんも良かった。

征司が何かと独占欲が強くて作業員のオヤジ相手に嫉妬して心配するのも良かった。

エッチも初めて知る用語が!駅弁って何?
煽るサっちゃんと待てが長くて堪えられない征司がリードするのも良かったです。

はぁー、いい年下攻めだった。
何度も行き違いやすれ違いがあっても何度も仲直りして絆を深めて。
サっちゃんも包容力受けですよね。
いいカップルだった!

1

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