限定特典と割引が充実!
警視庁刑事×臨床心理士、英田サキが放つ大人気心理ミステリー!!シリーズ完結巻
全4冊中の第4巻。最終巻です。
3冊にわたって張り巡らしてきた謎とヒントを回収し、こういうことだったんだよ、と明らかになる巻でした。
1~3巻の連続殺人事件とそれにまつわるあれこれはとても楽しかったのですが、4巻では思っていたよりも強引な形で解明されたのが気になりました。主犯がなにもかもをべらべら明かすのは、理由があるとはいえ、これまで楽しく読んできただけに残念でもありました。
ストーリーを楽しんでいたので、恋愛メインの終盤は少し倦んでしまい、自分はあまり良い読者ではなかったです。
上條がイマイチ自分の好みではなかったので、メインCPにドキドキできなかったことも残念でした。
葉鳥忍が最後まで良いキャラでしたね。良いキャラだったのに新藤から明かされた真実は必要な設定だったのかちょっとモヤモヤします。それがなくても今だって十分家族なのにな。
でも、落ち着くところに落ち着いて、広がった風呂敷も綺麗に畳まれて大団円になったことは良かったと思っています。祥の周囲の、頼りになってしかるべき大人がどんどん居なくなっていくのでエリック医師には踏ん張っていただきたい。祥の今後が幸せなことでいっぱいになるよう祈るばかりです。
完結です。
事件も無事に解決。
この事件自体はとてもしんどかった。
事件を起こそうとした発端がつらすぎる。
個人的には、原因があるからこんなことになるんやと、やったことへの報いやろ、と思ったり。
まあ、考えさせられました。
4人の被害者に関しては同情は無いけれど、ザマァと思ってしまう、自分の狭量さも気付いたりでした。
そして、2組のカプがおさまるところにおさまったなと。
葉鳥も幸せになる覚悟を決めて、安心。
あと、上條がこの作品を明るく持ち上げていてしんどくなりすぎずに読了出来て、感謝ですね。笑
いや~、一番重かったです…。
なんといっても事件の真相がしんどい。でもそこにも萌えが!!
至るところにさり気なく萌えに通じるキャラクターを設定する英田先生、さすがです。
前半がほぼ事件の顛末でシリアス疲れしてた中盤から、糖分が補給されてホッとしました。上條と瀬名の夫婦漫才には何度もクスっとなりました。ほんとうに、とことん瀬名の前でカッコよくない上條がキュートでほっこりしました。仕事以外では全く勘の働かない男・上條を、ここにきてついに応援したい気持ちになってきました。さらに、やるときはやる男・上條が、よすぎて死ぬと瀬名に言わしめたエロシーンは葛西先生のイラストもエモくて最高でした。
一番びっくりしたのは、実は事件の真相ではなくて…新藤の愛娘の出生の秘密!!ええ~、そうだったのか…ちょっとそれは嫌かもww。な気分になってしまったのですが、そう考えるととことん新藤が切ない存在に見えてきました。瀬名との破局の後遺症がここで改めてみられるとは~という気分でした。やっぱり、成就しなかったBLも萌えます!
そして、締めくくりに新藤と瀬名の尊い会話を持ってくる演出に痺れました。いやもう~、終わったからこそ、さらによりいっそう深いところで結ばれちゃってる元恋人で今は家族っていう関係に萌えてしまうのでした。余韻がよき!
葉鳥がツボすぎて、
途中から先が気になって苦しくなり
すごい駆け足で読みました。
出てくるキャラクターの心情が丁寧に描かれていてすごくよかったです。
ラストシーンも好きです。
新藤さんと、上條さんがなんとなく仲良くなってるのがじわじわきました^ ^
ストーリーがしっかりあって、BLとお話を両方楽しみたい人に良いと思います。
DEADLOCKで入り、英田サキさんの作品てことで読みました。
この手の物語を書かせたらピカイチ。そしてどんどんCPが増えるというか周囲はみんな男性同士のCPになっちゃう?的な(笑)
ツンデレ代表とも言える瀬名と上條の掛け合いが面白すぎて、萌えつつも笑いつつ。
過去に色々あった瀬名に惹かれてしまう上條が絆され攻で素敵。
いや、普段はアホな天然のおっさんなんですけど。
もう一つのストーリが葉鳥サイドなんですが、新藤の気持ちを信じられず、愛人という立場で自分の気持ちに折り合いを付けるように努力しているいじらしさ、でも役に立ちたいという気持ちや行動はふつふつとある。
これがヤクザと女性の愛人や姐さんだとこうはならない、そこにBLの醍醐味があるなと思わせる作品でした。
葉奈の出生もね。
英田さんの作品は自立しているというか、専業主夫が出てこないとこも(あったらすみません)好きなところです。
攻や受に関わらず、みんなそれぞれが普通に(ヤクザとかは普通じゃないという意見もありそうですが)生きて生活している、その中で相手を好きになってしまう、という恋愛が萌えポイントです!
