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宗一の言葉に傷ついて、家を飛び出した森永。そして後を追った真崎――ふたりの関係はどうなってしまうのか!?
1〜8巻合わせての評価&レビューです。
正直いうと、初めて1巻を読んだときはドン引きでした。
あまりにも暴力的でワガママな暴君・宗一に対してはもちろんのこと……一見健気そうに見える哲博もやっぱり自分の気持ちを押し付けてばかりで。
でも漫画自体はテンポが良くてギャグとシリアスの緩急も上手く、ついつい読み進めていったら(3巻まで無料で読めるときだった)、なんとなく腑に落ちてしまったんです。
この二人に限っては、これでいいのかもしれない……と。
お互いに無茶苦茶なエゴをぶつけ合っていても、それなりに受け止め合えてるし、互角に渡り合えてるし。そもそもすごく波長が合ってる二人。値切り式で回数決めるって何だよ……なんか楽しそうになっちゃってるじゃん。
これはいわゆる破れ鍋に綴じ蓋ってやつか。他の相手なら“逃げてー!”な案件だけど、この二人の間だったらアリかも。というかお互いこの相手以外は無理かも。
そこが納得いったらあとは楽しく読めるようになりました。5巻ぐらいまでは二人とも“それはやりすぎ……”と感じる言動は毎巻ありつつ、やっぱり全体的には読みやすくて面白い。前半に軽め、後半にしっかりめの絡みがあり、その間にモメゴト勃発!というお馴染みのパターンもなんだか安心感があるし、新しい1冊を開くときにはヒロトくんに会えるのを楽しみにしている自分がいる。
8巻でいったん完結するとのことだったから、当初はそこまで読めばいいかなと思っていたけれど、なんだかんだ15巻まで出ている今でも買い続けています。
気軽に読めるラブコメとしても楽しくて好きだし、意外としっかりしてるなと思うところもあって、そのひとつが哲博の抱えている問題。
恋人と引き裂かれ、周囲から蔑まれ、親兄弟からさえ疎まれて。しかも愛し合っていたつもりの相手は別の人を想っていて。
サラリと語られているけど、高校生でこんな経験はほんとに辛い。普段は強引な哲博がときどき異常なほどにネガティブになるのも、宗一の気持ちを執拗に確認したがるのも、無理ないかと思える。
しかもそんな思いをしながら、なおも相手を思いやり続けているとか……骨の髄まで愛が重い気質。
こんな重い重い過去と重い重い愛情を抱えた男を、普通の人間はなかなか受け止められないな。迂闊に寄り添おうものなら一緒に潰される。情け容赦なくぶつかり合って、だけど絶対見捨てたりしない、宗一の「鉄拳付き」の愛だけが哲博を救えるのでは。
そしてもうひとつ、宗一は哲博の笑顔が好きなんだな、という気配が1巻目からずっとさりげなく描かれているのが、とても好き。
二人とも自覚していないから、言葉でそうと説明されるわけではないんだけど、表情や間から伝わってくる。哲博にニコッとされるのに、宗一は弱い。
子どもか!ってレベルだけど、これが暴君の「恋」なのかな、と思う。
5巻あたりから哲博の表情の変化を気にかけるようにもなって。9巻で「お前はへらへらしててこそだろ」と言ったのは宗一らしくて微笑んでしまった。
恋人としての関係は一進一退でほとんど変わらず、8巻にしてようやく人並みのスタートラインに立てた感じだけど、水面下で宗一のマインドはずいぶん変わった。恋の力は偉大。
他人に興味がなかった暴君・宗一が人間として成長していって、その宗一に、心の傷を抱えた哲博が支えられていく。破れ鍋に綴じ蓋だけど、最高のパートナー同士。
少しずつだけど着実に変化していく二人の関係を、ゆるく楽しみながら気長に見守っているシリーズです。
えーーーーщ(゚д゚щ)オドロイタョ‼
宗一くん!初めてのデレじゃない???!!!
ずっとツンデレ属性とはされてたけど、、、ぶっちゃけデレたとこなんて全然記憶になかった私は暴君であってもツンデレではないんじゃないか…?って思ってました
しかーーーし!そんな私も認めます!!この人、正真正銘ツンデレさんでした♡
もぉ!言う事無しの神巻♡
ここまで読んで来て良かった、、、!!!
森永兄、国博の言葉がとても良かった
ノンケ側の気持ちを冷静に考えられた事は森永にとってすごく重要なターニングポイント
宗一大好き♡な気持ちはずっと変わらないけれど、大好きと大事にする気持ちのバランスが上手く取れてなかったのは事実で、、、
だから宗一に「恋愛脳」って一刀両断されちゃったんだよね。。。
確かにゲイの森永に取ったら好き=カラダも、、、っていうのは恋愛で言えば普通の事
だけどノンケの宗一にとっての「=」はそんなに簡単でも普通でもないんだよね、、、
すごくこの辺が今更ながら丁寧に回り道して来てたからこそ伝わって来る!!
ここまで巻数を重ねて来たからこその説得力!!
すごい、、、(๑>◡<๑)!!!!!
めっちゃいい8巻だった!
願わくはいつものパターンで9巻の冒頭でヒロトくんにまた”勘違い”って釘を打たれる or フラグを立てられて振出しに戻る…的なパターンにはなりませんように… (>ㅅ<)
ドキドキしながら9巻に進みたいと思います!
とても分厚い一冊です。
森永のモノローグ「どうしたらこの気持ち全部伝えることができるんだろう」は巽先輩(長髪 受け)のものでもあって、ここからの先輩のキスは神と言わざるを得ないかわいさ。暴君がしおらしくなるとここまで可愛いのか、もたっとボタンをはずす先輩愛しい。森永の「あ、ないちゃった」とか、ほんと君は潜在Sだな!
先輩は森永程好きと言ってくれる人がいなかったら、一人で生きていくしかない性格だと思う。物好きがいても森永でさえ離れていきそうな機会が何度かあって、それを先輩がここまで引き留められるかも分からないし。一方、森永はすぐに泊めてもらえる友達が思い浮かぶ程度に社交的で、先輩が絡まなければ相当いい奴な気が。真崎の件然り時間はかかるかもしれないけれど、先輩を忘れて新しい恋愛できそう。
先輩、しっかり森永を捕まえておくべき。
巻数のあるシリーズは、一気に追いかけてどっぷりハマれるから楽しいな♪ 森永と先輩、いいカップルだー
先輩のツンギレにめげずひたすら好きで居続けた森永、ようやっと結ばれたよー!!先輩のハイパーデレモードに興奮を抑えきれなかった…!!よくぞここまで丸くなったもんだ。先輩を大事にしたくて我慢する森永に、真っ赤になってキスとか…その後森永に言われてもたもたボタン自分で外すとか…鼻血出るわほんと。
エッチシーンの、メガネなし髪結ばない先輩の色気ハンパない。普段とは逆に森永に身を委ねる先輩がもう可愛くて…!今後も細々続くとのことで嬉しいです!
セクシャリティを越えるって大変なことなんだ。お前は明日から女を愛せと言われてできるのか?
国博の言葉にドキッとしました。
確かに自分が女に告白されても、きっと私は女を愛することはできないなぁ、と。
普段BL読みすぎて麻痺していた感覚を指摘されたようでドキッとしてしまいました。
そして、これで一区切り、ということで協力的な宗一さんがよかったです~~~!
先輩がかわいくて。
これから、甘くなっていくのかしら!?デレた宗一がもっと見たい!