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6巻。
史朗は小日向ジルベールとピクニックしたり、ケンジと買い物してカフェ入ったり、随分自然体になってきました。
驚いたのが♯47で、メンヘラお母さんの付き添いで弁当作って遊園地に通ってたのが終わった!というエピソード。
「解放されたー!」と満面の笑顔で、きゅ〜っとケンジに抱きつくのよ史朗が!
そのコマには萌えました。
そして、節約に励む史朗はリアルベテラン主婦みたいでもあり、シュッとした美中年ルックスとのギャップがいい。
6巻のベストメニューは、ケンジの「コンビーフオニオントースト」です。
ケンジスタイルは史朗のストイックさと節約とはちょっと違って、「わーい」っていう要素があるのが好き。
小日向の野球観戦の時の史朗のお弁当とっても美味しそうだなぁと思ったので、ジルベール航にこき下ろされた時は苦笑してしまいました。確かにキャラ弁と違って地味だけれど、歳をとるにつれ、鮮やかな色よりも体に沁みそうなおかずに惹かれるようになってきたなと。逆にいくつになってもキャラ弁を愛する男も、いつまでも心が若い証拠でいいなと思います。
ケンジが史朗の浮気の可能性を疑ってしまうシーン、ドラマではかなりシリアスに演じられていたけれど、原作では割とあっさり描かれていたように思います。というか、ドラマのケンジの方がより情熱的な感じ? ドラマを観ている時はやっぱり生身の人間が演じるといいなと思いつつ、原作を読むとこっちのあっさり加減もいいなと思うんですよね。原作の方が同性に限らずカップルのリアルな温度感に近いと思うから。淡々とした日常の中に流れているのを確かに感じる愛。さらりとしたよしなが先生の描き方はやはり貴重だなと感じました。
↑今までのお料理シーンの中で一番タメになったわ。
先に皮を全部並べる→次に具を一気に盛る→最後にまとめて閉じてく。超ラクじゃん!
6巻は小日向&ジルベールのおかげで、ケンジとシロさんの恋愛話・恋愛観がポロポロ露見するエピソードが多かったですね。
日常覗き見スタイルの本作も良いけど、あーやっぱりガッツリBLしてる2人もだんだん見たくなってきたかもー。
シロさんのお誕生日が土曜日だったようなので、この後エッチするんかな?と想像してにんまりしました(下世話)
そして、#46でちょっぴり明かされるシロさんの心境の変化はケンジじゃないけどグッときました♡
シロさんは47歳。少しずつ変わってきてるのかな。
というか、1話のシロさんが43歳だったからもう4年が過ぎたんだね。
ほのぼのと流れ行く中にジーンとくるものを感じた6巻でした。
特別不穏な気配があるわけではないのですが、やはりケンジとしては筧が誰かとふたりっきりというシチュエーションが許せないのか。
のっけから女子高生のような軽いヒスが繰り広げられ、ちょっと引きました。
されどさすが弁護士。大人な対応とフォローにこんな暖かい食事もいいなと感じさせてくれます。
そしてやっぱりジルベール。
Wデートが女子会になってしまうぐらい、彼が出てくるだけで健全な空気を変える自由奔放な言葉の数々に、料理以上に興味をそそられどきどきしてしまいます。
平穏な毎日を望む筧には決して口に出来ない本音とかが、ジルベールを通してちょっぴり暴露されてお得な読み応えとなりました。
日常を彩る今回の献立は。
水餃子。
チンゲン菜のごまあえ。
たけのこごはん。
あさりのみそ汁。
お刺身サラダ。
グリーンアスパラガスの白あえ。
じゃことごぼうのまぜごはん。
ピーマンの焼きびたし。
ひじきとツナのトマト煮。
コンビーフオニオントースト。
いかとこんにゃくのみそ炒め。
卵ときゅうりの春雨のサラダ。
チンゲン菜のからし和え。
鶏とねぎの吸いもの。
チンジャオロース。
きゅうりのピリ辛漬け。
かぼちゃとみょうがのみそ汁。
かんたんピクルス。
キャベツとベーコンのスープ。
さばのみそ煮。
里芋の白煮。
ほうれん草としめじのみぞれ和え。
にらと卵のスープ。
などでした。
使ってます(笑)
・ヒジキのトマト煮>かなり旨いです。辛さ具合は鷹の爪で調節できますし、普通のヒジキの煮物より、食べやすい気がします。(油分は倍増ですが)シロさんは普通の大豆の缶詰を使っていますが、私は真空パックのミックスビーンズが好であります。
・キュウリのピリ辛漬け>簡単!でもって、酢の物やサラダのキュウリに飽きたら味が変わって重宝します。麺棒で叩くのさえ省いて、包丁で短冊に切ってやっとりますが、十分うまうまで頂けます。
・さばのみそ煮>ホントに簡単で、驚きました。さすが佳代子さんレシピ。味付けも好みだったし、よかったです。
は!!話?
人間模様が交差する作品なので、毎回、楽しみです。次は何が出るのか!、と。