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表題作ハイブリッド・スターダスト

八京大蔵,38歳,事業に失敗し借金まみれ
聖人,18歳,久喜宮グループの跡継ぎ

その他の収録作品

  • あとがき
  • 描き下ろし

あらすじ

「おっさん、死ぬくらいならオレのこと抱いてよ」
借金まみれで世を儚む中年男・八京大蔵の前に現れた美貌の青年・聖人。
「おっさんのカラダ、もったいないから」と差し出された手を取った大蔵だったが、連れ込まれた先は大豪邸、おまけに聖人は超有名財閥の跡継ぎだった!
「借金を肩代わりしてあげる代わりに、オレがヤりたい時に相手して?」と、有無を言わさず跨られて…!?
人生崖っぷちのおっさん×ビッチなワガママ御曹司の「マイ・フェア・ダンディ」物語☆

作品情報

作品名
ハイブリッド・スターダスト
著者
ウノハナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
シリーズ
ハイブリッド・スターダスト
発売日
ISBN
9784537130614
3.9

(190)

(51)

萌々

(85)

(47)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
32
得点
739
評価数
190
平均
3.9 / 5
神率
26.8%

レビュー投稿数32

大蔵さんが格好良いのが良い

攻め主人公とてもいい!仕事できる主人公良き!な作品です

主人公は人生詰んだって状態で金持ち坊ちゃんに拾われて〜ってスタートなのですが(人が良かったんだ…って理由なのがまた良いところ)

この手の金持ちに拾われスタートであるあるなのが拾われた側が不憫キャワワで幸せにしてもらうだけの受けきゅんなのですが

しかしこの作品、そうではなく
拾われた側がバリっと仕事できるマンに変身して受け坊ちゃんを世話したり守ったりしちゃう
攻めおじさまな主人公なのですね

それがとても良かったです!

0

話は重いが二人はずっと甘い

Kindle unlimitedで読みました。
元ホームレスの八京(攻)と御曹司の聖人(受)の年の差&格差のラブストーリーです。この話が良かったなぁと思うところは、八京も聖人もクズではなく、二人の関係が下剋上になったりとかそういうBLあるある展開にならなかったところですね。
もちろん会社自体はいろいろ展開があったり、兄弟の関係だったりとか家族のこととか、それなりに重い話もあります。ただ、二人はずーっと甘いです。周りは色々あるしそれなりに外的な事件は起こるけど、二人はずっと両想いというのが伝わってきて全体的にラブラブな印象を受けました。サブキャラクターも掘り下げ甲斐がありそうな人ばっかりだったので、またスピンオフ作品も読んでみたいなと思いました。
あとウノハナ先生の作品の中ではH多めです!色んな体位が拝めたのでとても満足できました。

0

磨かれて光るオヤジ

もはや親子ほどの20歳差!でしたがとても素敵なお話でした。
何度も事業に失敗、借金まみれになり死を覚悟した八京が、大財閥の次期社長の小僧・聖人に拾われるシンデレラストーリー。

八京さん、磨けば光るオヤジでコミュ強、気配りもできる人物で段々とイケオジ化。
いつも孤独で、跡取りとしての重圧もかかる聖人の寂しさを埋めていきます。

「俺がお前を守る」「死ぬまでお前の味方だ」とかサラッと言ってくれちゃう八京かっこよかったです。
なかなかデレない聖人の涙も可愛かった。
拾って大正解のオヤジでした。

若い淫乱受けのソッチの相手もこなす有能攻め。
警備員の格好でいたしてるのがめっちゃエロくて良きでした。
警備員さんの警棒…18歳でこの性癖はなかなかヤバす!

凛の背景も気になる…と思ったら、スピンオフがあるとの事で、読みたいと思っています。

1

声はして〜のスピンオフ!

「声はして涙は見えぬ濡れ烏」のスピンオフ。
凛と会沢の話、好きだったんですよね。
なので、凛が更にかっこよく立派に社長していて喜び。
会ちゃんも側にいてまた喜び。
2人ともちょいと出かと思ったら結構出番あってまた喜び。
凛は聖人のために社長になったようなもんでやっぱ弟思いだった〜。

あの聖人がこんな風に成長したのか…なんとなく納得w
聖人は八京を拾って見る目あるね。
人情あるおっさんナイス。
聖人に磨かれて見事に光った。
聖人の孤独や辛い立場を理解して、守ってやる、なんて男気ある!
聖人が笑うように借金肩代わりしてもらった身分だけどw でも聖人からしたらうれしかっただろうな。そりゃヤキモチ焼いて泣いちゃうよね。かわいい。
まだ18歳なんだし、今まで子どもながらつっぱってがんばってきたんだし、八京にうんと甘えればいいと思う。
八京も本来の人の良さと誠実さで聖人を支えて、お似合いな2人だし末長く仲良くして下さい。

凛と会沢も絆強いだろうし、そうなると跡取りがいないけどw
今時、世襲制にこだわることもないだろうしね。

ウノハナ先生、やっぱり読みやすくておもしろくて一気に読めました。

1

人情派おっさんは少年を救う

ウノハナさんの作品で2番目に読んだのがこの作品でした。
スピンオフの方を先に読んでしまって、そちらの描き下ろしで「あれ?」と思って読みました。
作画は今と比べてだいぶ荒削りだけれど、ストーリー展開の緻密さや会話のテンポの良さ、自然な感情の流れはさすがです。

人生に疲れて凍死を決意したおっさん(38)を拾った御曹子(18)。
両親に先立たれ、入院中の祖父からは父親の名前で呼ばれ、会社の利権を争う幹部たちには当てこすられる。
そんなギスギスした世界しか知らなかった御曹子が人たらしでお人好しのおっさんとの出会いでどう変わるのか…。

的な話です。
おっさんこと八京は人が良すぎて騙されたり裏切られたりの繰り返しなのに、ひとを信じることをやめないようなひとです。
対して御曹子の聖人はひとを信じないし頼らないことが当たり前な環境で育ってきた子です。
そんな聖人が八京と接するうちに「揺るぎなく愛情を注いで、離れていかないひと」がいることを信じてもいいという風に変化していくのですよ。

年の差20才。
聖人が会社を引き継ぐ頃には幹部も八京にたらし込まれてやりやすくなってたりするのかなあ、なんて妄想をしてしまうCPでした。

0

おじさん磨けば光るんです

お兄ちゃんのお話を先に読んだら、こちらのスピンオフと知りまして。
ちらっとお兄ちゃん編に、八京も聖人も出ていましたもんね。

かなり年の差、20才。
だけど、聖人が富めるひとなので八京が養われる。
そう、マイ・フェア・レディならぬマイ・フェア・おっさんでした。
八京は、人生苦労してきただけあって包容力のある、磨くと光るタイプのイケオジになるんですよ!

周りに心を開く事なく張りぼての様な御曹司扱いをされてきた聖人には、八京が唯一無二な存在に変わって行きますし、八京にとっても、それは同じ。

マイ・フェア・おっさんなんだけど、どちらも満たされるのって良いですね~

好きな萌えは、バスルームで聖人が八京の髪を切ってあげるところ。八京が聖人に全て委ねていて無防備。
髪を切るなんて、プロでもなきゃ信頼している関係性がないと互いに出来ないですもんね。

何年か後には、聖人ももっと成長するだろうし。八京には、健康に気づかい聖人と添い遂げていただきたいと思いました。

0

正統派お坊ちゃん受け

 凍死自殺を考えてたおじさんが、お坊ちゃんに拾われるところから始まるストーリー。聖人の明け透けなビッチ感や、いい歳した八京のあまりにも人を疑うことを知らない性格などには現実味はあまりないものの、おじさんと青年のBLファンタジーとしては十分楽しめるものでした。ただ、個人的な好みの問題で、私は聖人の異母兄である凛の方が気になってしまったかな。その名の通り凛とした佇まいで、聖人のことも気にかける彼のクールさと隠れた優しさに惹かれました。彼メインの続編がとても楽しみです。

0

拾った男はダンディだった

私も先に関連作を読んでしまい後からこちらを読みました。
会田と凛があっさり書かれてますね。

凛の義理の弟聖人の物語です。
公園で死ぬ気だった八京を原石だと拾って、借金を返してやるからやりたい時に抱いてと。ものすごい18歳ですね。ビッチだし。

徐々に聖人の背負ったものが書かれていって、八京も聖人をほっとけなくて。
全力で死ぬまで守る!とか素敵。年の差20歳、でもお互い嫉妬したり、かけがえのない大切な存在になったり。八京と出会って聖人もいい方に変わりましたね。
これからは八京が支えていくのでしょう。

マイフェアダンディ。なるほど。
メイドさんたちがブラブラしててもいいんですよって言うところが笑えました。

0

磨けば光る原石を拾った少年の話

スピンオフ作品の『声はして涙は見えぬ濡れ烏』を先に読んでしまい、今更ながらこちらの作品を読みました。

あぁ、いいねぇ。どん底から救い出して、光らせていく感じとか、全てがうまくいく感じとか、ありきたりと言われるかもだけど、やっぱりワクワクして読める!
そして、スピンオフを先に読んでいたので、それはそれで、楽しめました。

えっちは多め。徐々に愛あるものになっていくので、クドくなくていいです。

欲を言えば、もう少し受が攻を好きになる過程を描いて欲しかったかなぁと。お!いきなり嫉妬?!という感じがしたので。
つまり、もっと続きが読みたいと言うことです。

1

「マイ・フェア・オッサン」な雰囲気のお話

「マイ・フェア・ダンディ」というより、「マイ・フェア・オッサン」な雰囲気のお話。最初は、18歳の御曹司受けが、何でこんな20歳も年上の人生にくたびれたオッサンに執着するのかがわかりませんでしたが、オッサンの男らしさや優しさに、受けともどもじわじわやられていきました。
 キャラもストーリーも面白かったでのすが、好みの問題で萌1にさせて頂きました。お兄さんのスピンオフがあるのは知らなかったので、是非とも読んでみたいと思います(どちらかというとキャラ的にはお兄さんの方が好み)!

0

悪くない。

読む順番を間違えて、スピンオフから読んでしまったようです。
どうりで、なんの紹介もなく出てくるキャラがいるな、と思いました。

そんなわけで、順序を逆に読んでしまいましたが、こちらのほうが、わたしは好みでした。
ビッチなお坊ちゃま受け、苦労人の貧乏攻め、ありがちなカップリングですが、おもしろかったです。うまくまとまってくれて、ホントによかった。

絵柄も丁寧で安定しているし、コマ割りも読みやすいし、悪くなかったんですが、ちょっとクセのある描き癖が気になるかも。
それでも、好みの設定であれば、また読んでみたいと思いました。

1

聖人の成長物語

声はして涙は見えぬ濡れ烏を先に読んだのですが、こちらの作品のスピンオフが声はして~だと知り順番逆になりますが読みました。

おっさん版マイフェアレディを書いてみたいということでこの作品を描いたとウノハナ先生がおっしゃっていたように、まさに最初もう人生を終わらせようと冬の公園で裸で寝ているおじさんを、お金持ちの青年が拾って連れて帰るところから始まります。

おじさんといえども小綺麗になるとかっこいい八京、拾ったのが財閥の御曹司聖人。
いきなりおじさんに乗っかる聖人はお金持ちだけど、家のごたごたで実は傷ついていて、八京を自分のそばにおいてからは体だけじゃなく心も満たされていっているようで。最初は聖人が八京を拾ったけど、いつの間八京に支えられて会社のことにも向き合えるようになり、良かったです。

八京を公園で拾って結果的に聖人にとっても良かった。本当に磨けば光る原石でした。

1

幸福のおっさんとおぼっちゃま

人生詰んだおじさんだけど、きっと幸福の妖精…な八京さんを拾ったお金持ちの御曹司・聖人くんのストーリー。マイフェアレディーの色々逆パターンなんですね。

結果的に周囲をハッピーにしちゃった八京さんはおっさんなんですけど、ストーリー展開はむしろ少女小説の王道パターンな気もします。(旺盛にエッチなことはしちゃいますけど)

登場人物がそれぞれ抱えているものはあるのですが、ふんわりと重すぎない感じに描かれています。

脇キャラもなかなか良い感じです。(お屋敷のメイドさんたちも(笑))

楽しく読める良い一冊でした。

1

ほんといいもん拾ったね、聖人

「声はして涙は見えぬ濡れ烏」を先に読んで、心 鷲掴み(いや、烏掴みか)されてしまったので、元のこちらも読んでみました。

「声はして〜」の会沢のワンコぶりがとにかく好みでして、こちらの作品でも途中で凛の秘書としてちらほら出てくるたびに何だか嬉しかったです。
この作品だけだと凛がちょっと冷徹な人間に感じてしまいますが「声はして〜」とあわせて読むと、この二人(会沢と凛)にこんな熱い出来事があったのねぇと楽しみが倍増するので読まれる事をお勧めします。

作者さんが「マイフェアレディのおっさんバージョンを描きたくて・・・」とありましたが、確かにそうですね。
3度の倒産の末、凍死しようとしていたところを聖人(受け)に拾われた八京(攻め)ですが、これがいい男で人当たりの良さや観察力、そして人徳がある。先物買いだと言ってたけど、ほんといいもん拾ったね、聖人。

拾ってもらって、ただ受け身のお人形さん状態で甘んじている玉の輿のお話ではなく、ちゃんと働く気があって警備員として雇ってもらったりしているところが好感度大。てっきり専属性欲処理係&ヒモ状態で生きていくのかと思ってた。

聖人は有名財閥の跡取りで小さいときに両親を亡くしてという複雑で孤独な生い立ち。おまけに何かと聖人の足を引っ張ろうとする狡猾な重役連中に囲まれていたせいもあり、ずっと人には弱いところを見せる事ができなかったんだと思うんです。

だから釣りの帰りにおじいちゃんの病院に寄って釣りの話をしたシーンは、本来であれば聖人が泣くべきところなのに、傍で聞いていた八京が泣いてしまったのを見てジーンと来ました。
素直に泣けない聖人の代わりに八京が泣いてくれているような気がして・・・。

だから、最後のほうで八京に向かって聖人が「俺のモノなんだからな・・っ。分かってんのかよっ。」と言いながら初めて涙を流すシーンを見て、八京の存在によって安心して泣けるようにまでになった聖人の変化を嬉しく思いました。
そしてその後の八京の
「全力で甘えてこい、聖人」
ぷはー!なんっていいセリフ〜なの?もぅもぅ素敵!!八京さいこー!

体の契約で、という前提でのお話だったので結構頻繁にいたしているのですが、卑猥な感じではないのでけっして胸焼けせずエロさも楽しめます。

2

年の差がいい

よく考えたら、すごーーく年の差CPですよね。
でもこの2人だったら、それでいいのかも。
いや、むしろそれがいいのかも。

「声はして〜」が大好きなんですが、凛さんの弟(聖人)話だということで読んでみたら...

すっごくよかった!!

自由きままな(周りの大人がそうさせた!)聖人が、人当たりも良く、誠実でまっすぐな八京に惹かれていくのは自然なことだと思います。
そして逆も然り。
そりゃほっとけないですよね〜、こんな自由で淋しがりやな若造を(笑)

八京の前で素直に大笑いしたり(古びたホテルでベッド壊してみたり。この時の2人の笑顔がすごくイイ)、八京に「よそ見すんなよ... 他の誰も見んな」って泣くとことか、こっちも泣きそうでしたよ〜

もう、全部かわいい!八京じゃなくてもキュンします!
ぜひ「声はして〜」と併せて読んでもらいたいですね。
凛さんと聖人が兄弟なのもわかる...って思えるとこがいっぱいあるので(笑)

3

年の差

まぁ、おっさんそもそも優秀な男だもんね・・と思ったのが
ちょとした敗因。
ともあれ、話自体はまとまりもよく
楽しく読ませていただきました(*´Д`)
マイフェアレディを知ってた方が楽しみ倍増だったのかしらとも思うのですが、若者に振り回されるおっさんグッジョブ。

さて、お話。
町のどまんなか。絶望したおやじが裸で凍死を図っておるわけですが
そこにやってきた金持ちのおぼっちゃま。
死ぬなら俺のところで働け・・と犯されてしまうというわけですな。
受主体で翻弄されるという流れは嫌いじゃないです。
いつも犯されて泣くのは受が多いですが
よもや攻がというのにちょっとクスっと笑えてしまう。

スピンオフのお兄さんの話から読んで
読みたかった作品だったのですが、前作を忘れてしまいました。
単独でも十分楽しい作品。
その後の話とかあっても面白いなーと思います。

4

崖っぷちのおっさんは好きですか?

死を覚悟したおっさんと、おっさんを拾ったビッチな御曹司のお話です。

借金を抱えて、生きるのにも疲れた八京。死のうと思って裸で公園のベンチにいると、美貌の青年に声を掛けられます。「死ぬのは今度にして、俺について来ない?」と。半信半疑でついて行けば、そこは有名なお金持ちの家で…。
その日から、借金返済してもらう代わりに、この御曹司聖人の、エッチの相手をすることになるのです。

この八京が、ダメなオヤジじゃなかったのが良かったです。自分の心配よりも他人の心配をするし、今自分にできることはないかと一生懸命探したり、仕事も全力だし。20歳も年下の聖人に振り回されて本気になっていく様子も、可愛くて萌えます。
一方の聖人も、ただのわがままお坊ちゃまかと思えば、会社の中で辛い立場で…。今まで甘えることもできずに肩肘張って生きてきた聖人が、八京に見せる年相応の表情が可愛くて切なくなります。

こうなることを予感しておっさんを拾ったのか、ただの偶然なのか分からないけど、二人とも人生が変わる素敵な出会いだったことは間違いないですね。
二人で釣りをするシーンとか、祖父のお見舞いのシーンとか、恋愛面以外でも胸がホッコリとするところがあったのも良かったです。

7

こっちが本編でした。

スピンオフから読んでしまったので、まさかの遡り。
でも、表紙見ても「これ本当に本編かしら?」という感じでおそるおそる購入。

スピンオフで少し出ていた腹違いの弟が主役。
やりたい放題のお坊ちゃんが、行き倒れのおっさんを拾って磨く、BL版マイフェアレディでした。
いい原石が落ちていてよかったね、聖人くん。

スピンオフで「生意気な弟」扱いでしたが、え?そうかなあという印象でしたが、なるほど!
これは充分生意気だ!
お互い色々依存していて、お似合いじゃないですかね。
兄組と共に一生そのままでいるといいと思いますよ!

これだけだとどうかなあ?と思いますが、兄編とセットだととても好みです。

3

兄編と合わせて読むのがオススメ

発売された順に、弟編のこちらを先に読んで、兄編の「声はして涙は見えぬ濡れ烏」を読みました。
本作では兄の人物像が敢えて掴みにくく描かれている感じがします。
単体でも十分楽しめましたが、兄編を読んだことでこの兄弟の関係性がよく分かり深みが一気にグッと増しました。

あらすじだけ読むと、借金まみれのオッサンが金持ちの若いボンボンに拾われてセックスの相手をするだけで立身出世するような印象なのですが、決してそんなお話ではなかったです。
聖人が八京に与えたのは、八京がもう一度生きるチャンスでした。

聖人が八京を拾った時にその理由を「先物書い」だと八京に言います。
ヤリたい時に好きにヤれる相手も確かに欲しかったのでしょうけど、幼い頃から針のむしろで生きる聖人が本当に欲しかったのは、ここに描かれている八京のような存在そのものだったのだろうな。
兄と会沢の関係を見ている聖人にはきっと兄が羨ましかったでしょうし。
八京にとっても聖人に出会えたことでおそらく自分の力を一番活かせる生き方を手に出来たと思われます。
経営者の血をしっかりと受け継いだ聖人の目利きは素晴らしかったということですよね!
聖人とおじいちゃんとのエピソードもジーンときましたし、色々ホロリとくるとても素敵なお話でした。

最後に、これ個人的にとても重要なポイントなのですが…
八京×聖人で良かったです!
年下に拾われた上にいいように泣かされるオッサンは嫌だ。萎える…

7

裸族万歳

八京の何をじーっと見てもったいないと思ったのか気になる所ですが。
人の良さが仇になって人生に終止符を打つつもりが、思わぬ天使のお迎えに始まる第二の人生。
小さな頃から針のむしろの中で育ってきたせいか、他人の視線に左右されない奔放な聖人に突然関わってしまった八京。
ノーマルなはずが思わぬ色気に捕まって翻弄されてしまう即物さに、ダメな大人がジェットコースター並みに落ちていく。
そんな様を見届けるつもりが、気づけば八京の魅力のあれこれに情が湧いてうっかり和んでしまいます。

聖斗の環境に同情するのも、その孤独を包み込んであげたいと思うのも大人として引きずられる感情ではあるけれど、確かに支えたいと覚悟した姿にときめきました。

こちらは先に兄編を読んでの遡り購入ですが、時間軸的には合っているので全く問題なし。
逆にあんなに不安に押しつぶされそうに俯いていた聖人がこんなにエロくなるのかと嬉しいやら悲しいやらな親心。
まだまだ恋とは別な場所にいる2人ですが、聖人にとって思わぬ拾い物になったのは確かなはずと読み進める度嬉しく、メイドさんたちのブラブラ公認に頬を緩めるラストとなりました。

2

嘘みたいな話

人生をあきらめた38歳の男と、18歳御曹司。
人が良いと言うか、何度も騙され続けた挙句に
凍死で自殺をしようとする大蔵が訳有御曹司に助けられ
どういうわけか、そういう関係に・・・
最初は契約上仕方ないと体の関係を持っていた大蔵だけど
聖人のことを知れば知るほど、本気になっていくのが面白い。
お人よしの髭面オヤジなのに、中身はできた人間なんだよね。
人を引き付ける何か・・・原石?聖人はそれを見抜いたってこと。
人生捨てる神あれば拾う神あり・・・て本当なのね。
と、思わせるようなストーリー。

家の中、若い使用人(女)の前でもまっぱで歩き回る聖人に
最初は信じられないと、理解できない様子の大蔵でしたが
郷に入れば郷に従え・・・と言う通り
最後には自分もまっぱで歩いています。
聖人と一生を共にする覚悟ができた証拠でしょうか・・・(笑)

腹違いの兄凛も、一見意地悪そうだけど
本当は誰よりも苦労して、誰よりも強い意志を持っていることは
スピンオフの「声はして 涙は見えぬ 濡れ烏」に描かれています。
そっちを読むと、凛と会沢のなれ初めもばっちりわかります。
どちらも単独でも楽しめますが、ぜひ両方読んでほしいです。
スピンオフを読むと、凛のこと少し理解できて好きになるかも・・・

2

年の差♪

丸ごと一冊がひとつのストーリーとなっていました。

死ぬ覚悟までしたオッサンと未成年の御曹司。
この御曹司のお坊ちゃんは
とことん揉まれてきたのでしょうねー世間に。
ワガママ放題でオッサンを振り回して困らせてましたw
それが、とっても楽しい♪

でも、このオッサン・・・ホントいい人~(笑)
まぁ、だから死を覚悟しなきゃぁなんないほどの
落ちぶれた人生になっちゃったんでしょうけど。

けどこのオッサンを拾っちゃうわけですから、
坊ちゃんには先見の目が有ったんですねぇぇぇ。
色々経営陣に言われていたけど、ギャフンと言わせてほしい。
というか、そこまでのストーリーも読みたかった!ww

2

違うとこにひっかかってしまった。

言っちゃだめかもしれないけどゴトタツっぽくて…やっぱりウノハナさんはこの路線で突き進んでほしいと思うばかり。
だって生き生きしてるもの。身長差の具合も性格描写も。
それにしても、これを読んだ当時、いちばん戸惑ったのは修正の基準がよくわからんということ。・・・白抜きはアリなの?
出版社によって様々ですよね。
以前印刷屋勤務経験のある漫画家さんが暴露されてたけど消す部分はほんの一部だけで良いとか…。
あのあとまた規制が厳しくなったんだっけ。
オモチャだったらリアルに描いてもいいの?うーん謎です。

2

年の差いいっ!!

スピンオフが出たというので、どうせなら本編からと同時購入。
まずは弟編みたいです。

八京大蔵38歳。
どんな仕事をしてもうまくいかない…
借金取りに追われる日々に疲れ果てた末、
冬場の公園で寝てれば朝には凍死出来るだろうと
ベンチにパンツ一丁で丸まってると1人の青年に拾われた。

その青年というのが有名財閥の跡取りなんですが、下がユルイ…
拾われたその日に借金の肩代わりと引き換えに襲われてる。
(勿論、誘い受けだけどね)
だけど人を見る目はあったのかな?
かなり包容力のある男!!
メキメキと実力も発揮してきます。

この青年、小さいときに両親を亡くし愛情に飢えている。
祖父も病に倒れ重役たちにもコケにされる日々。
その寂しさや、つらさを今までは1人で耐えていたけど
これからはこの男が守ってくれるって感じかな。

途中ちょこちょこと義兄も出てきます。
本妻の子(弟)に妾の子(兄)。
自分が社長になるまでの代理なのですが、この兄とも不思議な仲。
仲が悪いわけでもなさそうで…
とにかく重役たちの態度が腹立たしい!!
この兄にも相当風当り強そうな感じだけど弟の為に頑張ってる?

その辺りの経緯はスピンオフでハッキリするのかな?

3

ドン底からの大逆転

初読みの作家さん(^^)
ウノハナさんは、絵が苦手でしたが
評価が高く読んでみたら面白かったー!!!!

1冊丸々1つのお話。

人生ドン底まで落ちたオヤジと
御曹司のわがまま少年のお話。

オヤジのいい人ぶりが祟って
多額の借金を背負ってしまい
少年が肩代わりする代わりに身体で支払えみたいな
ありがちなストーリー。笑
(普通は、若い方が支払うんだけどね。王道は!笑)
※ちなみに年上受けではありません!!笑

少年の寂しさとか複雑な家庭環境とか
ストーリーに重さがあるけど
少年の素直になれない感じや
オヤジの寂しさを包み込んでしまう
大人な感じ(?)とかがあって
読み応えがあります。

いきなり身体関係があるなーって思ったけど
好きになる過程とかに無理がなくて
よくまとまってると思いました(^^)

3

楽しかった!

普段の嗜好は 年下攻め×オッサン受け なのですが、こちらを読んで、前後の関係ではなくそもそも年の差が好きなんだなということに気が付きました。面白かったです。
萌えた、可愛かった、格好良かった、などなどもちろんありますがなにより面白かった!
嫌味のない分かりやすい展開だと往々にして薄っぺらさも同時に覚えてしまうのですが、それがありませんでした。そして個人的に好きな要素が山盛り詰め込まれているのも大きいです、お金持ちネタ・オッサン・年の差・変身・スーツ…出てくる出てくる。

お人よしで事業に失敗して家庭も失っていざ凍死しようとしていた人生崖っぷちの八京を、気まぐれで拾った有名企業の次期社長・聖人。まさに子犬でも拾ったかのように無邪気に笑う彼が、とびきり可愛いんです。
八京も魅力的ですがこの作品はなにより、無邪気で性欲満点で少し勝気なところがありそのうえ竹を割ったようなハッキリした性格を持つ聖人の魅力が大きいと思います。彼のパワーがあって(表紙でもいたずらな目線をこちらに見せていますよね!)一層華やいでいるんではないでしょうか。
それと聖人の義理の兄とその付き人(秘書)のふたりもこれまた美青年です。
あすこのふたりはデキているんでしょうか。会ちゃんがちょくちょく凛のことを気遣うとき、優しい雰囲気が漂っていて素敵です。BL脳がうっかり働いてしまいます。

ベッドシーンも満点でした。
いえ、ベッドシーンらしいのはいくつかしかありません。その他はそれぞれの場所です(笑) 聖人のことですから、きっといつか野外もしてしまうことでしょう…時間の問題だと思います。
聖人が(彼は決して言葉にはしませんが)時折脆い一面を見せるところや、八京自身を文字通り拾ってくれたこと、また様々な圧力を受けながらも聖人が気丈にしているところなど、様々な面を目にして、八京が聖人を支えたい、と思うシーンは好きです。オッサン、しっかりワガママ(というより、自由奔放なんですよね)な聖人にゾッコン!
最後はすっかり同性同士の営みにも慣れたようで、ふたりの夜が楽しそうでなによりでした。
コミカルなところ、やや真面目なシーン、そしてエッチシーン、テンポよく分かれていて色々と味わえる一冊でした。楽しい気持ちになれてエッチもちゃんと入っているものが読みたい、と思われましたらぜひおすすめします。
聖人が、現社長のおじいちゃんに釣りの話をするシーン。それまでの聖人があるからこそなおさら、胸がぎゅっとなりました。

4

様々なシチュエーションを楽しむ作品

新刊チェックをしていて、あらすじを読んで気になったのですが、
買うほどではないかな?と思っては特典ペーパーが付いているし…、と、
買う、買わない、を花占いのようにずっと迷っていて、
結局はいつもの書店で特典ペーパー付きの新本を購入しました。

受けが性行為に積極的すぎて、攻めがヘタレのように感じましたが、
よく読んでみると攻めはヘタレという訳ではないと思いました。

ヘタレっぽいけど38歳のオヤジで、名前もオヤジっぽくて、
もう人生やめようって髭を生やしたホームレスの姿から、
髭を剃って綺麗になった姿まで、オヤジ萌えの要素が満載でした。

それにしても、受けの家のメイドさんたちが、全裸の受けや攻めを見ても
全く動じない神経が非常に凄いと感心しました。
一度、メイドさんたちに、その辺りの見解について聞いてみたいと思いました。

今回、この作品で一番 面白かったのは、157ページの場面です。
大事な所に象さんを描いた先生の粋な計らいに萌えました。

受けが襲い受けで、様々なシチュエーションを楽しめるのが
この作品の良い所だと思いました。
また、作品の最後になってから、しみじみとした内容で味わいが出てきました。
しかし、やはり、受けが所構わず攻めを襲って行為を行っている印象が強く、
ただ行為を行うだけで物語の全体の内容としては薄く感じてしまいました。

今回の評価は、あまり迷うことなく「萌」です。
適度に萌えることが出来ました。
物語性を重視しなければ、色んなシチュエーションを
気軽に楽しめる作品だと思いました。

1

寂しがり屋のビッチ、先物買いで愛を知る。

オッサンのシンデレラストーリー。
マイフェアレディ(オッサン)と例えられてますが、どちらかというと殻がとれて磨かれたのは聖人の方ではないかと思います。

お人好し過ぎて事業に失敗し続け八京大蔵(攻)が借金とりに追われ人生を儚み公園で死のうとしたところに現れた聖人(受)

彼は「俺がヤりたい時に満足させること」と快楽主義者を気取り、ところかまわず八京を押し倒します。

襲い受けビッチな御曹司に振りまわされていた八京も警備員という職を得て落ち着くと次第に聖人の環境に目がいくようになります。
裕福ではあるものの複雑かつ孤独な生い立ち、会社での老獪な重役との確執を目の当たりにして聖人が寂しさを埋めるように男たちと体を繋いできたことを察する八京。
『聖人をこれ以上、傷つけたくない』という義侠心が恋情に変化していく、というのが大筋です。

また、聖人も八京に公私ともに支えられて歳相応の笑顔を見せるようになります。
子どもである時間を急速に奪われた子どもが自分自身と温かさを取り戻すと表情も戻るんですね。

もともと八京には人を惹きつける魅力があるのか周囲には男女問わず人が集まるようで、そんな姿を見てヤキモチを妬く聖人。
八京の肩に頭を預け、ふいに襲ってきた取り残され感から涙を零す姿は痛々しくもあり可愛いくもあり、そりゃぁ八京も優しく抱きたくりますよね。
「痛くて泣いたことなんかない」という台詞からも聖人が両親の死後、どんな風に孤独と寄り添ったかが察せられて、こちらの胸が痛かったなぁ。

ゲイでもなく、聖人の生き方を変えてやろうという押しつけがましさもない…ただ甘えさせたいという八京に優しく抱かれる聖人の照れにキュンときました。
愛されることに慣れていない恥じらうビッチたまらんです!

それにしてもゾウさんはともかく、チ○コの型どり白抜きってどうなんだろう(笑)
蛍光灯かライトセーバーに見える…せっかくエロいのに。

しかし、脇役スキーの私は聖人の義兄:凛と満面の笑顔秘書:会沢の主従CPが気になるのですよっ!
下剋上なのかしら、笑顔の会沢さんがどんな風に攻めてくれるかワクワクする~(凛は受な気がする)
会沢もまた八京と同じように凛の孤独と葛藤を見つめ、彼のわかりづらい優しさごと護ろうとしてきた今までを読みたい!

聖人との出逢いを凛サイドから見たいし、会沢とのスピンオフを激しく期待します!


7

強がり御曹司のハートを溶かすオヤジ

20才年の差のある二人、大学生で大会社の御曹司と起業した会社を人に騙され
3度もダメにし、借金まみれで公園のベンチで凍死してやるつもりだったオヤジとの
マイ・フェア・レディーのダンディー版の作品だと言うお話。

そのダメオヤジを拾って借金を返してやり自分の傍に置く御曹司の聖人は
その借金を返す見返りとして好きな時にいつでもヤレる相手にするんです。
まだ18才の大学生だけど、どこか捻ちゃって、次期後継者なのに投げやりなのです。
それでも弱気な態度も素振りも見せない生意気具合でオヤジ攻めの八京は
襲い受けの聖人にのっかられて振り回されることになるのです。

でも、聖人の側にいるようになり、聖人の置かれた立場に感情移入し始めて
わがままなお坊ちゃまに本当の意味で捕まるお話です。
でもこのお坊ちゃま、軽い遊び人に見えて、人を無る目だけはあるみたいな気がします。
小汚いオッサンを拾ってきて磨く、マイ・フェア・ダンディー。
それに聖人はどうやらファザコンならぬ、ジジコンみたいで自分を父親と混同する
祖父が大好きだけど、素直になれない雰囲気もあります。

そして強がっているけれど、会社内の古狸にいいように苛められてホントは折れそうなのに
強気で何も言わず見据える感じはちょっと切ない、そんな聖人を一生守ると決める、
オヤジは起業するよりサポートで御曹司の側に居る事の方が結果的に
転職なのではと思える歳の差ラブでした。

2

心のダイヤモンド

拾った相手を素敵に仕上げる ”マイ・フェア・ダンディ”ものということですが、常々思ってた~そう!若い子が紳士によって白鳥になるというより話しより、どうしてオッサンが若い子に白鳥にされる話がないんだろう?って(爆)
そんな、切なる多分稀な希望をかなえてくれたお話に嬉しかったよー♪
オッサンが、死んでもいいやと服を脱いで公園のベンチに横になるシーンですでにハートがドキドキしましたとも☆
しかしながら、金持ちの坊ちゃんに拾われて身綺麗にしてもらってまでは マイ・フェア・ダンディ の導入ではあったと思いますが
実際のところふたを開けて見ると、この拾った金持ち坊ちゃんの成長ストーリーであり
オッサンは極端な比喩だと彼を変えた魔法使い、そんな感じも受けました。

心にダイヤモンドを持つオッサン
それは冷たい光と輝きじゃなくて、あったかくて人を包み込んで魅了する人徳というものの輝きかもしれません。
ただ彼がホームレスになってしまったのは、その人の良さだけでは渡って行けないこの世の厳しさゆえ。
抱えるしがらみが多く狡猾に複雑な心を持ちながら生きている坊ちゃんに必要だったのは、何も持っていない優しい心を持っているオッサンから与えられる優しさと強さだったのでしょう。

今回はストーリーにふれますまい。

結構聖人が八京を襲うシーンが多いのでいつもよりエッチ増量のお得♪
ゆえに、自分的大好きなウノハナさんの描く男の身体のちょっとゴツイんだけど引き締まった男らしい身体がたくさん拝めるお得♪
おっさん八京の変化もまた魅力♪
裸族でプラプラさせてても平気なメイド達に敬服(笑)

素敵な物語と素敵な登場人物に、萌えツボ刺激されて神には届きませんが、堪能いたしましたv

この先も知りたいような感じもしますが、お兄ちゃん・凛と秘書の会沢編ができればきっと彼等のその後が見られますよね♪
期待して楽しみにしていますv

5

すごくいいモノ拾ったね♪

大好きなウノハナさんの新刊、やっとでた~~!!

素敵な表紙に秀良子さんの帯に、
中を開いたら色彩鮮やかなカラー口絵が2パターンも載ってて、
それだけでもテンションUP↑
で、
ページをめくって中に進んでも、なかなかの引き込まれ具合でしたよ☆
(興奮してすぐにはレビューできなかった…w)


3度も事業に失敗し、女房にも逃げられて、借金取りに追い回されて、
人生を諦めた、38歳ひげ面のおっさん・八京(攻め)。
凍え死ねれば…と冬空の下、
パンツ一丁で公園のベンチに転がった彼の元に(それで死ねるかは微妙だけどw)、
天使降臨~~
キレイな顔した若い男が、
「死ぬのは今度にしてさ、とりあえず俺について来ない?」と。
連れて行かれた先は大きなお屋敷、
キレイな男は財閥の跡取り息子・聖人、まだ18歳で、強気でやんちゃなビッチ☆
八京が風呂に浸かっていると乱入してきて、
舌なめずりしながら脱ぎだして、
俺がヤリたい時に相手する条件で、借金を全部代わりに返してやる、
そう言って、八京に乗っかっていやらしく腰を振り~~…

20歳も年下の男に助けられて囲われるのか?と思いきや、
八京(攻め)が、警備員として彼の良さをちゃんと出して地道に働いていくのがいい♪
(その制服に興奮した聖人に襲われ、また乗っかられちゃうのもイイw)
そして、
寂しさを快楽で埋めてきた聖人(受け)に、
同情しながら、何度もカラダを繋げながら、
八京は徐々に認めざる得なくなっていく、聖人に惹かれていることに…
何もかも失った自分が…と葛藤するが、そんな自分だからこそできることに気付いて…
いやぁ~八京、格好イイおっさん!!
聖人、いいモノ付きwの、いい男を拾えてよかったね!!

単にふたりの世界~じゃなくて、
聖人のおじいちゃんとの関係や、跡を継ぐ大会社の意地悪幹部たちとの関係も絡めて、
薄っぺらなお話に終わってないのが、とてもうれしかったな~♪

でも、欲を言うと、
せっかくの素敵キャラ、聖人の義理の兄・凜との関係性はもうちょっと読みたかったし、
最後はちょっと詰まってる感もあり、少しもったいない感じもしちゃったかな。
(素敵二次同人誌も読んでいるので、
 あんな風にもっとーーと思ってしまう…すみません…)
スピンオフがあるとの事なので、そちらを楽しみにしたいと思います☆
いっぱい描いてくれるとうれしいなぁ~~~!!


この本に付いてくる2種類のペーパーの配布店舗は、
こちら↓のworksっていうところで確認できます、mainで二次漫画も読めます。
http://unoderi.pya.jp/

5

マイフェアレディおっさん版☆

ウノハナさんの作品は初読みになります。
こちらのサイトのインタビュー記事を読んで
楽しみにしていた新刊♪

まず、とても魅力的な絵を描かれる作家さんだな~と。
表紙と口絵カラーはまさに「乙女の夢がいろいろ~・・・」なきらびやかさ。
中の絵も、整頓されたコマから的確に情報が伝わってきてすごく見やすい。
キャラの描き分けや、スリムながら男らしい骨ばった体型などもいいですねー


話の展開も、スマートで無駄がない☆

何度も騙され事業に失敗し、借金に追われるお人好し・八京(38)を
財閥御曹司で遊び人のゲイ・聖人(18)が拾ったことから始まるお話。
まさに「マイフェアレディのおっさんバージョン」で、
小汚いオッサンだった八京が、聖人に開発され(?)
どんどん垢抜け、包容力あるイイ男ぶりを発揮していく!

でも、そこから立身出世する展開にはいかず
(八京はあくまで聖人のセックス相手で、会社では警備員)
二人の心の交流メインなところがドリーミーすぎなくて良い。
財閥内で立場が弱く、寂しがり屋な面もある聖人を
優しく包み込むことに全力を尽くす八京。
(頬をこすり合わせたり、釣りに連れて行ったり…v)
生意気で冷めてみえる聖人に、ちょっとずつデレが入っていくのが
萌えどころでした☆

全6話、毎回濡れ場があって
(バスタブ、トイレ、車内、壊れそうなベッド…とアクロバティックw)
聖人が八京に素直になり、恋人と言える関係になった最終話だけ
フカフカなベッドで手順を踏んで甘ーく…という優秀な構成♪
行為そのものよりも、からみ合う脚・指や
聖人のタンクトップ+ビキニ姿など(←ゲイゲイしくてすごく好きw)
細部からにじみ出る色気が素晴らしかったですv


もう少し先が見たかった~という物足りなさもありますが、
すごく好みなカップルでした♪
あとがきにあった約7年後の二人や、
カバー下の初期設定?のラフ絵の二人も精悍でステキですv

秋~冬にWeb花恋から配信予定のスピンオフは兄と会沢??
誰の話になるか分かりませんが、楽しみに待ちたいと思います☆

6

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