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表題作となりの新妻さん

新妻寛而
33歳,一般映画も撮るAV監督
蓮田祐樹
28歳,官能小説家

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

引越し先のお隣が「新妻」と聞き、あらぬ期待をした官能小説家の祐輝だが、実際の「新妻」は強面のAV監督。駄目男の新妻の世話を焼くうち気に入られた祐輝は、気付くとベッドの上で新妻に押し倒されていて…! ?

作品情報

作品名
となりの新妻さん
著者
小中大豆 
イラスト
いさき李果 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041009536
3.6

(57)

(8)

萌々

(25)

(19)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
202
評価数
57
平均
3.6 / 5
神率
14%

レビュー投稿数12

実は不憫攻め?(個人的見解)

初読時は神にしたようですが、いま再読してみると萌2かな。

ピュアで真面目な官能小説家の受けと、AV監督の世慣れた年上攻め。
連日喘ぎ声などの色っぽい声がお隣から聞こえてきてー?という始まりで、設定だけ見るとエロエロ展開が待ち受けていそうですが…
2人とも仕事に対してプロ意識が高く、人柄も真面目で誠実で純愛なお話でした!

年上攻めがピュアな受けの素直な反応を気に入っている様子や可愛い×2と感じてるのがすごく伝わってきます。
また、体を先に繋げたものの誤解やすれ違いから2回も受けに逃げられ突っぱねられ(不憫な攻め)、尻込みしながらもそれでも好きだと受けに真っ直ぐだったので、気持ち良く読むことができました。

受けがこれで最後だと抱かれるシーンは、受けの立場でも切ないし、その後の攻めの心境ももはや思い出すだけで辛いです。少しヒリヒリ感がありながら最後はしっかりハッピーエンドで良かったです!

でも挿絵のイメージがちょっと違ったかなぁ。個人的な感覚ですが。

0

受けがめんどくさい

童貞官能小説家がお隣に住む新妻という名前の強面AV監督と仲良くなり…というお話なんだけど、なんか受けがメンドくさかった……。
酒に酔った勢いで抱かれちゃう&攻めから告白されちゃうんだけど、「百戦錬磨のモテ男に遊ばれてるだけ?」と疑心暗鬼に陥ってグルグルし始めるところが。

でも、聞けないのもわかるんです。

だって受けは、27歳で恋愛経験もなく童貞処女だけど官能小説家として食べてきた人。
つまり恋愛スキルはゼロだし、そもそもプライベートな対人経験も限りなくゼロに低い。
だけど妄想力は人一倍で、自分でお話を作って、自分でお話を完結させてきた。
だから攻めに直接尋ねることもできず、自分で勝手に推測して自分で結論をだしてしまうんだろうなぁ……と。

多分、これが20歳そこそこの頃に読んだら、聞きたいけど怖くて聞けない……みたいな気持ちわかるわぁ…って思えたと思うんだけど、もうおばさんとなった今は、さっさと聞きゃーいいじゃん!!って思ってしまう……。

それよりも13年間も恋心をひた隠して友人付き合いをしていた当て馬、かわいそ……と思ったんだけど、攻めに他の男を近寄らせないためとはいえ攻めの評判を落とすような嘘を吹聴してまわるってどうなのと。

あと攻めは生粋のゲイなのに「嫁さんにこれをやってもらうのが男のロマン」だと言って、裸エプロンを持ち出すところに違和感。

と、気になる点はあるものの、いわば同業者ということで他人からは下世話な好奇心を寄せられやすいゆえに、なかなか心を明かせなかった二人が結びついていく様子はなかなか良かったので、おまけして萌です。

1

となりの新妻!?

童貞なのに官能小説家な受と、エロビ監督のお話w
しかも相手はなんと新妻!?
設定もあることながら名前の勘違い、すれ違い
もろもろ含めて面白かったです。
ストーリー的にも重たくなりすぎないのが良い。

これが新妻・・・
勘違いしたカワイイコの使い方が最後ちょっとあれでしたね。
や、いいんだけどさ。
この子はこの子で幸せになっていただきたい。
というか、AV男優ありきでそっちの話が読んでみたい!
と、おもうのは私だけか・・(笑

だってメインの二人は、エロ作家とエロ映像家のわりに・・という
性格があいまってピュアなんだもの。

小中さんらしい、読みやすい文章と
少々の笑いありでライトめなお話。
ただ、せっかくピュアでまっさらで
エロ小説家だけに、頭でっかちにエロ情報はあるんだろうけど
しょっっぱなからエロ単語ふりまきつつの濡れ場はいかがなものか
何度もいうようだが、せっかく純情ピュアなら
それなりの恥じらいがあったらもっと萌えたのになと
おもう今日このごろでございました。

0

攻め様が意外に…

初読み作家さんです。
タイトルの「新妻」に惹かれて読み始めたのですが…違った。新婚モノではなかったです(笑)。
でもそういう雰囲気も味わえるので期待外れではなかったです。

自宅がお隣同士になった官能小説家の祐樹と主にAV映画を撮っている新妻が主人公。
祐樹は官能小説家のくせに女性経験はないという、ちょっと変わった設定です。
一方の新妻は若い頃から経験豊富。
いかにも肉食系でワイルドな印象なのですが、ノンケの祐樹に対しては遠慮がちで優しくなるのが意外でした。

0

お隣さんものもいいですね

お隣さんものですね。
片方はAVも撮る映画監督で片方は官能小説家。
恋愛経験のない引きこもり童貞処女のエロ方面の仕事をしている受けのお話はたまに見かけますね。

二人の気持ちが近づくまで、誤解やすれ違い、辛い時期、誤解が解けて甘々生活そして同居へ。

う~ん。職業的には珍しい組み合わせでお互いの仕事に理解があったり、二人で過ごす時間が幸せに思え、初めての恋をする。自覚する前に初エッチで感じまくる。
だけど恋敵が嘘を吹き込み遊び人の攻めを信じられず悩み悲しみこじれて…。

特に強く心をひかれる部分は正直ありませんがまあ短時間で読める読後感の爽やかな本ですね。

受けが裸エプロンで両想いエッチとか、嫁扱いとかは良かったです。新妻ですね。

0

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