ボタンを押すと即立ち読みできます!
狐のよすがの先生だ!と手にとってみました。
短編集かな?表題作でうーんとなり。
オラオラな脅す攻め苦手なんです。
いや、遥介は本当はそんな人じゃないんですが、甲斐谷専務が可愛くてつい…。
つい…じゃないよ!何やってんの?写真撮って脅して専務室で強引に。あちゃー。
かと思いきや違うんです。
甲斐谷が専務で長身でイケメンでセレブなのに、ネコな自分を恥じてるのが可愛くて仕方ない遥介なのです。
そして甲斐谷も脅されてしぶしぶ抱かれてるわけではなく?強引にされるのが嬉しいと。
良かったね…。
あ、キモいタイトルですよね。すみません…
表題作「めくるめくハイライト」が面白過ぎて…もっともっと読みたいです。完璧な上司の、体が大きいことやネコなのを気にしてるいじらしく地味な裏の顔。それに夢中になっていじめちゃう平社員野島。この野島くんの台詞が自己ツッコミを含め本当に面白くて、二人のキャラが本当に魅力的で。
「なんだか声も低かったし」
(それは俺渾身の攻め声だから)
野島視点では気付かないけれど、可愛いと思っている部分は甲斐谷専務にとってはコンプレックスのようなものですから、野島を好きになるのもとても分かります。しかも手荒くされるのがたまらないと言う始末!良いコンビです。
「溺れて背伸び」の待ち合わせで勢いよく抱きしめる甲斐谷専務も最高でした。
他の収録作品もとても丁寧に作られて読み応えがあるのですが、いかんせんこの二人が魅力的過ぎて、続きを求めてゾンビになってしまいます(ハロウィンの名残)
『なかないひばり』に続いて読んだミナズキアキラ先生の作品です。
こちらは、表題作の他に同時収録作品があります。
1『めくるめくハイライト』『溺れて 背伸び』
2『おもいで話は秘密』
3『まよってあいして。』
4『自慢のきみ』
『めくるめくハイライト』
会社員の野島 遥介と専務の甲斐谷 迪のお話。
ゲイの野島くんは日々穏やかに過ごしたいので仕事も恋も冒険はしません。
でも、人並みに性欲はあるので休日には出会い系で済ませていました。
ある日、いつものように出会い系で待ち合わせた人とホテルへ。
メガネを外した相手は会社の甲斐谷専務で…。
静穏を望んでいたのに専務の素顔を見てしまった野島くん。
専務の可愛さに抗えず、勢いで脅迫をしてしまいました。
一方、ハイスペックでモデル体型だけどネコの専務。
本当の自分と付き合ってくれる相手にはまだ出会っていませんでした。
立場も体格も違うけれど…お互い惹かれ合う2人。
とにかく専務が本当に可愛いですよ!
イケメンが顔を赤くしておねだりするなんて鼻血が出るかと思いました。
これぞまさしくギャップ萌え (*´艸`*)
しかし、野島くんに悪意はないのはわかるのですが盗撮と脅迫はいけません!
でも、土下座して謝罪もしたし、専務を幸せにするなら許してあげよう(笑)
始まったばかりの2人の恋ですが、野島くんは冒険をすることに決めたようです。
「同じ目線であなたと会えるようになりたい」
恋も仕事も前向きになれた野島くんと本当の自分を見せられる相手が出来た専務。
もっと専務のギャップ萌えを堪能したかったな(泣)
『溺れて 背伸び』
お付き合いスタートさせた2人が待ち合わせしてデートするお話。
こちらは甲斐谷専務の視点です。
自分より若い野島くんに溺れてしまったと頭を抱える専務。
カフェでも街中でも野島くんを抱きしめちゃうなんて可愛すぎる…。
同時収録『おもいで話は秘密』
飲料メーカー勤務の市之瀬くんと広告代理店勤務の藤咲くんのお話。
明るい社風の広告代理店に入社して3年目の藤咲くん。
卑屈で根暗だった高校時代から自分を磨き努力をして今の自分になりました。
ところが、取引先の打ち合わせに現れたのは高校の後輩 市之瀬くんで…。
高校時代は人気者の市之瀬くんに憧れていた藤咲くんですが、市之瀬くんはずっと藤咲くんが好きだったようです。
この先、強引な市之瀬くんに藤咲くんが翻弄される姿が目に浮かぶ(汗)
同時収録『まよってあいして。』
外国人×日本人CP
旅行先現地人のニコルと日本人の昂至のお話。
外国で傷心旅行中の昂至はバッグを盗まれたあげく迷子になりました。
そこに声を掛けたのは二コルとその仲間。
本当はお金を巻き上げるつもりでしたが、無一文の昂至に道を教えてあげることに…。
36歳の昂至と19歳の二コルでは経済力も考え方も異なります。
さらに、生まれ育った国も文化も言語も全く違うとなると至難の業ですよね。
お互いに悩み苦しみますがそれを飛び越えて結ばれた2人。
昂至が帰国する前に二コルが渡した現地紙幣。
その紙幣を返してもらうため、二コルが来日するのはいつなんだろう…。
最後のシーンは現地か日本の空港であって欲しいな(泣)
同時収録『自慢のきみ』
こちらはLYNX7周年小冊子に掲載された『知らぬはおまえばかり』のその後になります。
会社員の芳川 泰紀と会社員の小宮 和有希のお話。
芳川家の夕食に招かれ緊張している和有希くんといつもと変わらない泰紀くん。
和有希くんの実家にも挨拶に行きたい泰紀くんに和有希くんは悩みます。
「自慢していいことだ」と全くブレない泰紀くんが素晴しい。
さすが芳川家のご子息だね(笑)
セフレから始まった2人でしたが、ちゃんと幸せになってくれて良かったです。
もっと見たかった…。
それぞれテイストが異なる作品で最後まで楽しめます。
ミナヅキアキラ先生があとがきに「年下攻め詰め合わせになっていました」と書かれている通り、年下攻めのテンコ盛りですよ(笑)
Hシーンは、ほどよくエロくて良かったです。
ミナヅキアキラ先生の魅力がギュッと詰まった1冊でした。
まだ読まれていない方はぜひおすすめします。
収録されているどの作品も、「この後が見たい!」と思うところで終わってしまいます。惜しい。
一方で「知らぬはおまえばかり」の続編が収録されています!まさに"本編のこの後"が見られる貴重なチャンス!懐かしく楽しめました。
◾︎表題
◾︎野島(平社員)×甲斐谷(専務)
AVか!!!知らんけど!!!!
本編中にもAVかってツっこんでます。会社の上司と出会い系で遭遇し、オフィスでバック…AVか!知らんけど!!
野島、可愛いな〜〜〜専務に夢中で仕事遅くなってるのも、渾身の攻め声とか言ってるのも、部屋が20代会社員らしい散らかり方なのも可愛い。冒険しないとか、自分で冷静ぶってたクセに完全にハマっちゃってるのが大変可愛い。受けの甲斐もギャップ萌えなのですが、攻めまでギャップ萌えとは。大好き、1冊この作品を読みたかった。
表題だけなら萌2、まるっと一冊なら神もあり得たかも。
◆めくるめくハイライト(表題作)
これは攻めの遥介と共に、専務たまらん!と受けの魅力に夢中になってしまった作品でした。遥介より年上で且つ、背も高くイケメン、社員からの人望も厚い専務が、遥介の下でだけ見せるあられもない姿、少し弱々しい表情。展開だけ切り取るならそう珍しくはないはずなのに、どうしてこんなに萌えるんだろうと不思議なくらいでした。キャラ設定の絶妙さと、もちろんミナヅキ先生のタッチも1つの要因でしょうね。そして、終始遥介視点というのも良かったのかも。自分のクズさを自覚していたり、自分より大きい体に魅力を感じていることを隠さなかったり。オーバーになり過ぎず淡々と専務の良さを語る彼に、読者も置いてきぼりにされることなく彼の気持ちに共感できるんだと思います。
◆まよって あいして。/まよわず あいして。
異国の地で出会った2人の物語。こちらも年上受けのコージの寛容さと臆病さにグッときました。コージの年齢が大分違うけれど、若干バナナ◯ィッシュを彷彿とさせるような雰囲気でもあったと思います。家族とも壁ができてしまい心の荒んでいたニコルを、どんな時でも温かく包むように接してくれるコージ。これは癒されざるを得ないですよね。ゲイではなかったコージがニコルに絆されてしまうのも、その後彼の可愛さにハマっていくのもとても自然な流れでした。年齢差や言葉の壁に負けず、尊い縁を大切にして欲しいなと思います。