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似合ってない女装に萌えるウィッグ専門店の店長×ゴツいけど女の子っぽく可愛くなりたい大学生→社会人です。
まず表紙から、BLではスルーされがちなスネ毛の存在感よ。ありがとうございます。
この女装男子・桃司がかわいすぎる!良い子すぎる!どうしたらこんな真面目で心優しい子が育つんですか…。
そして似合わない女装最高すぎる!ありがとうございます(2回目)。
店長・成瀬もそんな桃司の似合わない女装に萌えまくっていたら、いつの間にか桃司本人の人柄に惹かれていて…というストーリー。桃司が本当に良い子なので、見た目も好みだったらそりゃ100%好きになるわ!って感じです。
二人が両思いになり、桃司が社会人になったところで事件が。同僚に女装癖がバレてしまいます。そして成瀬とデキているのではないかと言われて、成瀬の目の前でとっさに否定してしまい…。
もちろん、成瀬だってわかっているはずです。桃司は普通の会社員で、ゲイだとバレたら会社でどんな扱いを受けるかわからないということを。それでも自分との関係を否定されたらショックですよね。
桃司も自分がしてしまったことを悩み、悔やみ…会社の飲み会で思わず涙してしまうシーンでは、桃司にとって成瀬がどれだけかけがえのない存在なのか伝わってきました。
初めて桃司の女装を見た同僚・道川の反応は、それはそれで仕方なかったと思います。私も街中で女装してることが明らかな男性を見ると、ちょっとだけ「おおっ」となってしまうし…。道川は自分の言動のせいで桃司と成瀬を悲しませたから謝った、ちゃんとしてる子です。あとがきによるとどこぞのママに目をつけられてしまったらしい道川くん、どうしても田中さんじゃだめだったんでしょうか(笑)。田中さんが女装好きなだけで、男性が恋愛対象ではない可能性はありますが。田中さん、もし男がアリなら、道川くんいかがですか(笑)。
ちなみに成瀬の"似合う"女装も回想で出てきます。似合う女装も良いですね。
ゆくえ萌葱さんといえば「睨めば恋」とか「偲べば恋」などのヤンキー受けを始めとして、ガタイのいい受けを描く作家さんというイメージがあるけど、これもゴツい女装受けが主人公です。
ひそかに女装に憧れる男子大学生。
ある日、勇気を出して訪れたウィッグ専門店で、「かわいい」と店長に褒められうちでバイトをしてみない?と言われ…。
女装に憧れるけれどゴツい自分には似合わないから……と自分の気持ちを押し殺していた青年が、「かわいい」と肯定してくれる店長と出会って「自分らしくありたい」と成長していくハートフルなお話で、地味だけど良作だと思う。
ただ店長の好みが「似合わない女装受け」というところが、ん!?となる。
単なるガタイの良い女装萌えじゃないの。
似合ってないけどスカートが映えるようにせめてツルツルに……というよりも、ムダ毛ボーボーのままスカートを履いて欲しいんですね、店長は。
だから友達の目が気になって脱毛できない……と涙ぐむ受けに、恥ずかしいなら無理に剃らなくてもいいんだよと慰める姿があるんだけど、「たとえムダ毛があっても充分かわいいんだから無理しないでね」というのではなく、「ムダ毛があったほうが似合わない度が増して萌えるから、できれば剃ってほしくない」ゆえの無理に剃らなくていい発言というところがモヤる。
店長の言う「かわいい」は「似合ってなくてかわいい」なので。
「似合ってなくてもかわいい」と「似合ってないからかわいい」って違うと思うんですよね。
私はこの作品の受けに対して「似合ってなくてもかわいい」って思うんだけど、店長は「似合ってないからかわいい」なの。
それなら先日、足の毛ボーボーだけど網タイツ&赤いヒールの女装というインパクトのあるおっさんを繁華街で見かけたんだけど、それも好みなんですよね、店長?って聞きたい。
受けは萌萌なんだけど、店長にちょいモヤるので萌です。
あと2年ぶりに読んだんだけど、店長が攻めだというのを忘れていて(モブ顔なので)攻めはいつ登場するんだろ?って思いながら読んでた…。
この作品がcannaに初めて掲載されたのが奥付によると2010年。
約10年前かー。
その頃は腐ってなかった事もあり、世間での女装男子の扱いとか全く記憶にないんだけど、でもその頃よりも間違いなく多様化が進んだと思うんですよね。
例えば、演歌の貴公子の変貌なんか、10年前なら無理だったんじゃないかなぁって思うんですよね。
10年前なら世間からもっと拒否反応というか揶揄、イロモノ扱いされたと思うんですよね。
だけど、今は彼を応援したり肯定するメッセージが多くていいなと思うし、言えて良かったなと思う。
そんな彼による<自分を解放して、ありのままの自分でおもいきり人を愛したい>というメッセージを読んだときに、この作品の受けを思い出しました。
人を選ぶ作品だと思うけれど、こういう人向きで、こういう人は苦手というのが言いにくいです。
自分は序盤店長(表紙右)が、桃司(表紙左)の女装に可愛いと言うけれど似合ってないと思ってるっていうのがどうにも引っかかって乗り切れなくなってしまいました。桃司本人も似合っているとはきっと思っていないし、似合ってる=可愛いでもないということはわかるのですけれど。
店長のキャラが掴めないまま終わってしまった感じです。店長の目がなんだか怖いし…
※電子書籍 エッチシーン少なめ
裏表紙、カバー裏漫画有り
女装男子のお話ですね。
店長の成瀬が桃司にきゅうーんってするのが良かったです。
似合わない女装に恥じらう大型筋肉質すね毛の大学生桃司とウィッグ店の店長成瀬。
訪れた桃司を見て店長はアルバイトにスカウト。可愛い可愛いを連発です。
店長の大好きと桃司の好きが重なって。これは店長が攻めになるのか?決定的な場面は最後まで出てきません。
桃司が就職しなかなか店にも来られなくなり、しかも会社の同期に女装がバレ店長が好きなのか?ゲイなのか?と問い詰められ、その場で答えられなかった桃司は調子をどんどん崩していって。
成瀬が桃司をどっしり待つ姿勢も良かったです。
桃子も桃司も全部大好きなんですよね。
女装に恥じらいながらも成瀬の作った服を着てステップアップして、気遣いできて聞き上手で可愛くて。私も似合わない女装に萌えてきました。
さらっと読めて萌えも切なさもあり。お得な一冊でした。
ウィッグ店の店長と男らしいけど女装が趣味な男の子の可愛い恋のお話でした。
似合わない女装が似合っている桃司くんがとっても可愛い!
色んな女装姿が見れて、こちらも店長と同じように桃子ちゃんの可憐な姿を楽しむことが出来ます(笑)!
前半はふわふわしたお話なのですが、後半からは同期の道川くんが出てきて二人に試練が訪れます。
すごく桃司くんのことを応援してあげたくなるお話でした。
男らしい女装くんがお好きな人にはぜひ読んでほしい、優しいお話です。