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アメリカ・アジアで大活躍中のアメコミの超人気作家・咎井 淳が描く衝撃の官能BL!!
コミック
『In These Words』の続編です。
連続殺人犯 篠原 憲司と精神科医 篠原 克哉のお話。
前作では、篠原からスタンガンを使用されて身動きが取れなくなった克哉。
そして、篠原は「前に濃密な数日を一緒に過ごしている」と告げます。
当然、克哉は否定しますが、篠原は克哉の背中を携帯で撮って見せつけます。
その画像には、傷だらけの克哉の写真が写っていました。
男にナイフで付けられた克哉の夢と同じ傷が…。
今作は、その続きからになります。
克哉に執着する篠原は、切なそうな顔を見せながらも、克哉をバスルームでいたぶります。
そして、篠原は克哉に洋服を着せ、何かを玄関先で待っています。
その時、殺された岩本刑事の携帯に柴田刑事から電話がありました。
篠原はセキュリティ用暗証番号を押してドアを開けます。
その瞬間に、柴田刑事は驚く間もなくナイフで刺されたのでした…。
謎の多い1巻でしたが、今作から少しずつ解明されていきます。
篠原に車で拉致られ、どこかの建物の汚れたマットレスの上に寝かされた克哉。
死を覚悟した克哉は、篠原のある言葉で、ずっと夢で見ていた男の顔を思い出しました。
「…“ヤツ”じゃない」
後半は、連続殺人犯役を演じていた刑事の篠原と克哉の出会いからこれまでのお話になります。
出会いは、今から20ヶ月前ですが、2人が親密になったのは15ヶ月前になります。
警視庁から、ある連続殺人事件の犯人の心理分析官の依頼をされた克哉。
担当刑事の篠原とは、見た目も性格も正反対なのに、お互い惹かれ合い親しい関係になります。
連続犯人だと思っていた篠原が、ときどき切なそうな顔をしていたのは、相手が愛する克哉だったからなのですね。
うーん、納得です。
シリアスな要素は拭えませんが、ようやく愛があるBL展開になります。
先ほどまで、猟奇的な連続殺人犯かと思っていた篠原が、実は警視庁の刑事なのにも驚きですが、克哉に見せる笑顔が可愛いんですよ~。
篠原と克哉のセックスは、咎井淳先生の美麗な絵による素晴らしいボディラインにうっとりです。
そして、感じている2人の顔もたまらなくいいです。
色気があるオトナの男のセックスって感じ!
克哉がある男を思い出すきっかけになった言葉は、2人の初めてのセックスに克哉が言った言葉だったんですね。
「傷付けるだなんて あなたはしませんよ」
克哉はクールで知的な精神科医なので、言葉づかいにも品があり、どこか傲慢さも感じられます。
とくに、篠原の手料理でステーキを食べる場面では、2人の会話とともに、克哉のお肉を食べる舌づかいに注目してください(笑)
初回限定版小冊子『NEWYORK MINUTE』
7年前、克哉がNYの警察署に協力していた頃のお話。
クリスマスカードにメッセージを残すなんて、さすがアメリカ人は違うな~。
咎井淳先生は日本人の作家先生とは「コマ割り」や「間の取り方」が異なりますが、それが独特な雰囲気を演出しており、この作品の魅力のひとつだと思います。
先の読めない展開にハラハラしますが、篠原と克哉は恋人同士だとわかり安心しました。
まだまだ謎が多いですが、続編でも少し解明されると願っています。
とりあえず、岩本刑事と柴田刑事が生きていて良かった(泣)
またもや謎だらけです。読解力がないのか…。
犯人は篠原ではなかった。ではなぜそんなに詳しく浅野がされたことを知っているのか?
浅野が自分で自分を追い詰めるように仕組んだの?記憶はないのに?
篠原はどこまで本気なの?どこまでが演技なの?
セフレになりそうだったところからの展開から発展したの?
本当の真犯人は?浅野に縁のある人物?走馬灯のようによぎったのは浅野の記憶?
1巻では恐怖と混乱に陥っていた浅野ですが、2巻の篠原との出会いでは女王様ですね。でもアメリカで何かあったっぽい。毎週ステーキを焼いてくれた人とは?
まだまだ謎だらけです。
真犯人を明らかにするために仕組まれた大がかりな演技と記憶のどこまでが真犯人なのか?どうして篠原はそこまで詳しく知っているのか?
篠原の家族の話など真犯人と共通点があるような感じもしますが。
浅野に殺される恐怖を与えてようやく何かを思い出したようですが。気になる!
3巻発売当時に書店で見て、惹かれながらも購入するかを迷ってた作品。
(ちなみにレビューを書いた現時点でも3巻初回限定小冊子付きが売られていました)
これは縁があったからに違いないと思い、3巻まで購入、読了。
1巻を既読な上でネタバレOK! な方向けレビューになると思いますので、避けたい方はこの先は読まないほうがいいかもしれなせん。
レビュー内容には1巻の分も含まれています。流れ的なのですみません。
長文です。
連続殺人犯×精神科医、バッドエンド、メリバ、猟奇モノが好きな方にとっては、評価が分かれるかもしれない2巻。
【現代編(と表現します)で明らかになる真実】
1巻を読んで違和感を覚えられた方はスッキリしたかもしれません。
普段から洋画や洋ドラ、ミステリに馴染んでいたら、1巻の時点で見抜いていた事でしょう。
浅野と篠原との会話の噛み合わない部分(あえて篠原が話題を変えていた)や矛盾点、そして再読を繰り返して気づいた浅野の「でもちょっとしたヒントを手に入れました」のシーンで絵描がれている篠原に掴まれ、痕が残った腕を見ると、悪夢に出てくる犯人らしき人物とは利き腕が違うのです! これは読者に対する挑戦でもあったのでしょうか? と思わず深読みしてしまいました。
過去編を読んで再度現代編を読むと、一見してセリフ無しで表情のみの無駄かと思われるシーン(間)でも篠原の心境が読み取れ、かなり切ないです(こういう表現法はいかにも海外的だと思いますし、かなり上手な描写です)。
なるほどね。記憶を取り戻す(させる)ため、傷を抉るのを承知の上でどれだけの覚悟をしてい挑んだのかと。
柴田も頑張ったね。
【過去編】
浅野と篠原の出会いや関係を結ぶ部分は、これまでの展開を考えると甘いです。二人のこれまでのイメージがガラリと変わります(個人的には、これが読者を選ぶ分岐点だと思います)。
ただ、この時点では両想いとまでは行きません。ワンコ篠原の一方通行です。これはNY時代の元カレとの終わり(どういう形で終わったのかは不明ですが)が、現在の浅野を形作ったのかもしれません。浅野、肉食で愛に関してはかなりシビアです。
【興味深い点】
この手の犯人は「サイコパス(ソシオパス)」「シリアルキラー」などと分析されがちですが、それらの単語や推測される犯人に対して一切カテゴリ分けしていないんですね。読み落としていなければこれらは書かれていないです。
【残る謎】
※浅野の記憶の欠落(犯人、篠原との関係、薬を飲んでいた自分、いつ、どうやって現在編の計画を練っていたのかなど)。
※時々フラッシュバックした時に出てくる言葉の発言主は誰なのか。
※無事に完結するのか、それはどういう形でなのか。
※NY時代の元カレとの別れは描かれるのか(小冊子の相手がそうなので)。
BLとしての評価は難しいですが、結末まで見届けたい作品です。
【最期に無粋なツッコミ】
篠原よ、海外生活経験のない日本人のほとんどは、土足のままベッドには上がらないよ。というか、日本のラブホで土足のまま中まで入れるところってあるのかしら?
最後まで読んでからもう一度冒頭の浅野が篠原に抱き締められて眠っているシーンを見ると、凄く感じ方が変わりますね。1巻から全て読み直したくなると思います。あからさまなネタバレは避けますが、この2巻で篠原と浅野に対する印象は、間違いなく180度変わります。ここまで本格的なサスペンスとBLが絡み合う作品に出会えてとても幸せです。
浅野がなぜあそこまで犯人に執着されてしまったのか1巻だけではあまり理解できませんでした。ですが、2巻で浅野のクールな外面の裏に隠されたセクシーさ、男女問わず魅了してしまう掴めない性格が露になり、ようやくこの『In These Words』というストーリーの核心というか事件のきっかけを知ることができた気がします。やはり彼の本質の魅力を理解しないままでは、この物語にしっかり入り込むことができないと思うので。
限定版の小冊子は浅野がアメリカで働いていた時代の恋愛事情が描かれています。デービッド巡査との関係はとてもアダルトな雰囲気なので、今後も毎回番外編として描いて欲しいですね。濃い濡れ場はありませんが、綺麗な絵で色男同士のキスが見れて最高でした。
まさかまさかの衝撃の展開に驚きを隠せませんでした(゜ロ゜)
事実を知ってみると『あー確かに、、、あれってそういう意味だったのか、、、』とか『どおりで、、、あーなるほどな』と感嘆と共に納得ですよね。これから読む方の驚きためにあんまり詳しくはここでは述べませんが、、、笑
どおりで連続殺人犯があんなに侮辱されても先生を殺さないわけだ!となります。ただただ惚れてるだけではないっていうのがミソですね。
2〜1年前のことをなぜ忘れていたのかが気になります。
1,2巻を同時に買い、読む手が止まらなかったのですが同時に2巻を読み終わってから少し後悔しました…完結してから読めばよかった、、、と、、、。
それくらいはまります。中毒性高めです。はまる人にはとてもはまるやつです。
これからの2人とその周囲、またこの少し前、先生の過去をもっと知りたく、続巻がとても楽しみです!早く出ないかなと一日一日楽しみにしております…!