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表題作ファーストエッグ(2)

高御堂新,41歳,高級料亭オーナー,元暴力団幹部
佐竹霜麻,31歳,警視庁捜査一課特命捜査対策室五係

その他の収録作品

  • 偽りの憧憬(書き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

刑事でありながら、元ヤクザの高御堂と同棲している佐竹。佐竹が長年心を囚われている「ある事件」を模倣する事件が起き始め…。

作品情報

作品名
ファーストエッグ(2)
著者
谷崎泉 
イラスト
麻生海 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
ファーストエッグ
発売日
ISBN
9784344831124
4.5

(33)

(24)

萌々

(6)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
150
評価数
33
平均
4.5 / 5
神率
72.7%

レビュー投稿数7

佐竹を脅迫する者の巻

電子版。

目次
3rd egg
4th egg
偽りの憧憬(書き下ろし) 佐竹とタカミ トレーダー事件 女性連続殺人事件 
あとがき
---

電子版には、書き下ろしが付いている。
挿絵が無いのが凄く残念。
書き下ろしは、1巻の続きになっているので、書き下ろしを先に読んで、本編の3,4,を読んだ。

同人誌が4巻以降にも続きで出ているようだけど、
商業版を読了後に読むのかは、4巻まで読了して考えることにして、電子版の3巻に進む。

タカミは、当初佐竹の視える力を商売に利用したくて興味を持っていた。
それが、徐々に庇護愛に変わっていくくらい、佐竹は食生活や自己管理に興味を持っていない。
タカミは、面倒見がよいタイプ。

0

シリーズ2作目

third egg、fourth egg、偽りの憧憬を収録。

third eggは、財産目当ての弁護士が絡む事件。佐竹に対する脅迫事件も若干進行。黒岩の歓迎会から始まり、しぶしぶ参加した佐竹が帰る際、後をつけた黒岩が佐竹のアパートで脅迫状を一緒に発見する。鑑識の仲間なども登場。最後は黒岩と高御堂の対面。

fourth eggは、third eggの続き。黒岩と高御堂の対面の場面から開始。思うに話しの切れ目はあまり意味が無くて、ページ数の切れ目なのかしら?対面に特に意味はなさそう。関わるなと釘を刺されつつも佐竹にしっかりついて行く黒岩が、人間離れして貴重なキャラに。最後は、かつて佐竹がいた捜一の同僚、江東が5係に尋ねてきたところで終了。

「偽りの憧憬」は、過去話。連続殺人事件を佐竹のいた捜一が追っているところ。事件の情報交換という体で、高御堂に度々呼びつけられる佐竹。ヤクザをやめ、梁山泊経営者としてカタギになった高御堂。料理好き、他人に敬語などのキャラ付けが固まってくる。まだ佐竹には敬語。佐竹の特殊能力を利用する高御堂。しかし、年末年始によびつけられ、ついに体を重ねる二人。一応、刑事とヤクザではないものの、会ってはいけない関係の中で、同種の匂いをかぎ分けて、恋人同士に。体の関係になったあとはため口の高御堂になる。
事件は解決せぬまま、3巻へ。

0

少しずつ何かの尻尾が。

1巻時点では、まだまだ何わからないことだらけだったシリーズですが、2巻に入りわずかづつですが過去に起きたことなどが明かされ始めました。…いや、まだ「明かされる」というよりは複雑な事象が少しだけほぐれた部分の尻尾をつかまされたみたいな感じかな?

この小説が「BL」であるということを担う佐竹とたかみさんの関係についても、1巻よりは「見えて」きます。少なくとも今の時点では「愛」とか「恋」とかそういうものとは違うし、だからといって「欲望だけ」の関係とも違う。

謎はまだまだ多く、続きを読むのがじれったいほど。そのままの勢いで次巻に手を伸ばすのは必至ですね。

1

見え始める佐竹の過去

相変わらず不真面目な態度と『刑事』としてのやり手具合がチグハグな佐竹。
少しずつですが、佐竹の過去が見えてきました。
今回佐竹が捜一時代に起こした事について触れています。
あぁ、だから佐竹は捜一から外されたのか、と。
そしてその事件を模倣した脅迫状が、佐竹に送られてきている。
佐竹に危険が迫ってきているのを危惧し、黒岩は佐竹の警護につくことになったのだが、佐竹は頑として受け入れない。

黒岩を気に入らないのではなく、自分の周りにいるものが傷つくことを避けている風があって、佐竹の臆病さが気になります。
周囲とまったく打ち解けようとしない頑なさ。
さわりでしか佐竹の過去は語られてなく、一体叔父との間に何があったのか。
まだ真相に迫っていなく、謎が謎を呼ぶ…。

佐竹と高御堂の関係も恋愛というのには程遠く、甘さは感じられないのですが…高御堂はけっこう佐竹に執着しているのかな、と。
佐竹のため…というか、佐竹の望むように振る舞っているのかと勘ぐってしまいます。
大事な人はつくらない、というものを佐竹から感じ取り、あえて冷たく装っているような…なんて甘い展開を期待しているんですが。
佐竹にも、言い表せない…言い表したくない、認めたくない何かが芽生えているようで、今後が楽しみです。

過去編は佐竹と高御堂の関係が始まるところが書かれています。
言い訳、ねぇ。
内側に入れたから口調も変わったのか、もしくは無意識に出たためそれに気づいて内側に入れたのか、それともなにか思惑がありあえて態度を変えたのか…高御堂サイドの描写はないため、勝手に想像するしかないんですが。
ひとつ言えることは、佐竹に逃げ道が出来た、ということでしょうか。

どうして佐竹には『色』が見えるのだろう。
そのことについても、今後関わってくるのかが気になります。

あぁ早く真実が知りたい!と高揚しながら、3巻へ。

1

ファーストエッグ①はレビューしてません。

②!
丹念に事象と、事件を追いながら、BLなのにリアルな説得力あります!
社会派?麻生先生のイラストのリアル感とともに、相乗効果でしょうか…。
①では、ちょっと様子見、だって先生の作品は、1、2、巻で終わるとは思えないんですよ~!長編OK!!今作も、色々と謎解き捜索しながら、天才!佐竹に振りまわされてる黒岩頑張れ!②の時点では、どういう方向で頑張ったらいいのかも見えない!!!
黒ちゃっん頑張れ!!…と、声援送りながら、③はどうなるんだろうと、ワクワクしてます♪

3

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