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表紙がとても秀逸!一枚画としてとても面白い。カバー捲っても面白かわいい。
特に既刊の紹介方法が描き下ろしのおまけと連動してるのがうわああセンス!!!てなった。
煮干し子さんは漫画が上手ですね…
そしてわたしが一番好きなのは三好君です。
目次ページのイラストを最後にじっくり見直してさらにドガンときました。
同時に出た「因果の魚」とは真逆の、ほっこりほのぼの楽しくしてそしてちょっぴり切なさも伴ったザ・青春を過ごす少年達の学園生活模様。
エッチは勿論の事、キスもちょっとだけ。
恋愛はあるのだけれど、それに限らず色々な形がそこには存在して、まさに青春期
表題は「アラウンド」ではあるけれど、その中の各話は
生徒会長と彼に見染められた眉山くんを軸にして、彼等の友達、そして友達ではないけれど同じ学園の生徒、過去の生徒、が、それぞれに登場人物・主人公となりオムニバスな様を呈した一冊となっており、
まさに題名のアラウンドの如く、最終話アラウンドにて上手くまとめられています。
何だろうな~全体を通してキーパーソンは会長のような気がします。
地味で冴えない黒髪眼鏡が好き。
ただその趣味にドンピシャだった為に眉山に声をかけ、執拗に生徒会に勧誘するのでおチャラケな人なのかと思えば、彼の真面目で真摯な姿勢を知り、自分も逃げないで向き合おうと決意する眉山くん。
しかし・・・
オチのある愉快な出会い編から始まります。
結局のところ、眉山くんは生徒会に入ったみたいなんですが~
恋人なのに、相手の為に嫌われちゃいけないからと我慢をする不良の霜汰と
お付き合いが初めてでどうしたらいいかわらかなくて背伸びしてしていたカモ
同じ日に同じ時間に生まれた家が隣どうしの野球部の二人の、夏の不思議が見せた二人の思い
アナは演劇部唯一の男子なのに、宝塚好きのラブシーンは同性に限る派の大道具の先輩が王子役、アナがお姫様役で”美女と野獣”をやる事になった事から先輩が好きになったかも?
と思うと同時に、アナの同級生の女装願望の思いも絡まる話が、
図書室に幽霊が出るかも?という投書を確認するためそこで見つけた写真の昔の生徒の2ショット写真。
この二人の秘めた関係と思い。
それぞれの話には、どれも自分の思いをに伝える事が隠されているような。
とてもポジティブでいて、なかなかできないそれの姿が色々な登場人物によってそれぞれのパターンで描かれている気がするのです。
どのキャラクターも味があって、きっとそれぞれに抜き出せば1冊物語ができるんじゃないでしょうか?
萌えというよりも、そのキャラクター達のそれぞれの姿が突飛ではなくて、すぐ、ほんの側に落ちていそうに感じられる親近感とポジティブさが、読んだあとを気持ちよくさせてくれる。
あ、カプリングはないけれど個人的にとても気になったキャラが
霜汰と友達の不良・滅茶寒がりの之也と、心配なのが女装願望の三好くんですw
ある男子校を舞台にした連作。
それぞれの話に登場するキャラはちょっとづつつながっている。
こんなにたくさんの登場キャラが、それぞれみんな個性的なところがすごい。
ストーリーに絡むメインキャラ達がちゃんと各々キャラ立ちしているだけでも充分すごいのに、第一話の生徒会長のハーレムとかね、画力ありすぎでしょう。
高校生の男の子達が大勢出てきて、初めての恋にあたふたして、
あからさまなエロはないけど、恋する気持ちはたっぷり詰まっている。
飯尾先輩も、これならOKそうだよね。
セルフつっこみ
この大人数のキャラはみんな見分け付くのに、なんで二人きりしか登場しないあっちの本のキャラは見分けられないのかな、私。
ふた昔前のドが付く様な耽美から
幾匙か何かを抜いたらこう言う空間が
出来あがるのかも知れない、と
読み終えて先ずは一息。
ボーイズラブと言うにはもう少し青臭く
埃っぽい味わいの様な気がします。
じゃあ昔のジュネかと言われると…
ジュネの中でも実験作に近い部類の括りに
入ってしまうのかも知れませんね。
作品の内容は、そう言う価値判断もあるよね、
と言う生真面目さが張り巡らされているので
どうしても好みは分かれるでしょう。
そう言う本にカバー袖の一寸した遊び心…
相変わらず曲者な作者さんですね。
メガネで地味な子たちが集う部屋。
あれは笑ったww
しかもあれがハーレム((´∀`))ちょw
全作品が、ちょっとずつリンクしてる感じですね。
煮干しさんの描くほのぼのとした、どこか独特の世界感が好きです。
どの子が第二婦人になるのwwのなんて読み方は邪道でしょうが
面白かったです。
そんでもって
照れた時に見せるあのなんとも初々しい雰囲気が好きだったりするのです。
ちょっとずつ小出しの作品ですが、
どの作品ももう少し先が読みたい。
もっと長いストーリーで読みたいと思わせてくれるお話詰め合わせ