恋する臆病者

koisuru chicken

恋する臆病者
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×229
  • 萌31
  • 中立9
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
14
得点
308
評価数
92
平均
3.5 / 5
神率
19.6%
著者
月村奎 

作家さんの新作発表
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イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403523663

あらすじ

年下王子攻×真面目受けの恋?

出版社営業の玲は、俳優・椎名貴博の大ファン。その椎名がエッセイ集を出し、サイン会の仕事に玲も立ち会った。テンパるばかりの玲を椎名がなぜか気に入り、「付き合ってほしい」と夢のような言葉を告げられる。けれど、嬉しさよりも当惑が勝る玲。というのも、過去に付き合った相手から玲は『淫乱』と罵られていた。それがバレたら、きっと椎名にも嫌われる!玲は椎名好みのタイプを目指すべく、一人奮闘するが…?

表題作恋する臆病者

椎名貴博,俳優,25歳
五十嵐玲,出版社営業,27歳

その他の収録作品

  • 恋する臆病者たち(書き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数14

臆病者は一人にあらず

元カレにトラウマを植え付けられリアルの恋人を諦めていた出版社営業の受けが代打で行ったサイン会で憧れのタレントに気に入られる話。


雑誌掲載の表題作と書き下ろしの中編の2編
表題作は二人が身も心も一つになるまで。
書き下ろしはそれぞれに誤解を招く事件が発生、それを乗り越える話。


出版社営業の五十嵐玲(受け)は先輩の代打で俳優兼タレントの椎名貴博(攻め)のエッセイ出版記念サイン会を担当することになります。
実は玲はゲイで、椎名のの大ファンで販促ポスターも手に入れ寝室に張り、恋人になる妄想をしたり、オカズにしたりと絶対に人には言えないことをしています。
当然エッセイも読む用・予備・保存用と3冊購入。
リアルな椎名に会うなんて全く期待していなかったので、思わぬ幸運にテンパってしまい、椎名を前に感想を延々と披露してしまいます。
やらかしたと落ち込む玲でしたが、意外や意外、椎名は玲の忌憚ない感想に喜び、玲と付き合いたいと言ってくれたのでした。
天にも昇る気持ちでしたが、過去付き合った恋人から「淫乱」と罵られていたことから、「椎名に知られたら嫌われる、きっとすぐに飽きられるだろうから少しでも長く付き合えるようばれないようにしないと」と自分が椎名に振られて傷つくことを恐れるあまり、エッチも消極的になってしまうのです。


玲は意外と絶倫なのに驚きました。椎名に会う前に搾り取るだけ搾り取っているのに、ちょっと触られたらすぐに反応してしまうのが笑えました.
だからこそ、ばれないようにと歯を食いしばって反応しないようにするため余計な誤解を生む羽目になるのですが。
玲だけならともかく椎名も妄想力豊かなので、二人ともが妄想してしまうせいで誤解が生じるという面倒なことになってしまうのです。
玲の努力が空回り、椎名が妄想激しくしているところに、二度と会いたくないと思っていた元カレに再会してしまい、「淫乱」がばれてしまうのです。


この元カレには本当ムカついた。
自分が相手してもらえないからと嫌がらせに、途端に昔のトラウマ抉ってくるとか最低。
自分がED気味でうまく機能しなくてイラついているからといって、恋人を貶めて自分の矜持を守ろうとするなんてとんでもないヤツだと思っていたけど、本気で相手も喜んでいると思っていたみたいみたいだったので、最低な奴というよりは残念な奴でした。
だからといって長年玲を苦しめた罪は絶対に許せない。
今の彼氏にこっぴどく振られるか、誰かにお灸をすえられるといい。


元カレは最低な奴だったけど、他の登場人物はいい人ばかりでした。
ちょっとお調子者だけど玲のことを気にかけてくれる先輩の山田、二人のことを聞いていてさりげなく応援してくれる編集長の大橋(椎名に玲との仲を誤解される気の毒な人でした)。
特に椎名のマネージャーの中野は姉御肌の人で、二人のことを知っていてもプライベートは自由と気にしないでくれる人で、二人の強力な味方でした。
どんな姿を見ても気にしない肝の据わった人で、車に乗り込んだ時に中でキスしてようが、呼び鈴鳴らしても出てこないからと勝手に寝室まで入ってきて二人が寝ていても無表情。そのまま「仕事いくわよ!」と頭をはたくし、果ては、元カレに捨てるようにと押し付けられた大人の玩具の数々を見つけて、「椎名がこんな趣味があるとは知らなかった。他でこんな性癖披露されないように全部受け止めてあげてくださいね」と玲に頼んだときには吹きました。こういう人大好きで
す。こんな人がそばにいれば二人も安心ですね。



イラストもとても素敵でした。
特に気に入ったのは、椎名のファンクラブ会員に配っているというストラップです。「たのしいなくん」「むなしいなくん」「おいしいなくん」「はげしいなくん」「うれしいなくん」「りりしいなくん」「さびしいなくん」全部のイラストがかわいくて・・・私も欲しくなりました。

二人ともが妄想過多なので誤解もありますが、ネガティブすぎてというほどでも
なく楽しく読めました。


1

最後、、、

読みはじめて最初の2割くらいで展開が良すぎて、ページをめくる手が止まりません。是非読んでみてくださいm(_ _)m

0

チキンを覚悟してたはずのに、許容範囲を超えてしまった………

つい最近電子化されたばかりなので、早速読んでみました。

「臆病者」のタイトルどおり、さぞかしチキン野郎のお話なんだろうなと覚悟して読み始めたのに…….
受けがあまりにも自分のことを「淫乱」だと思い込んでいる様子に辟易しちゃいました。

単なるネガティブグルグルにウンザリというよりも、自分が正常範囲か淫乱なのか、ネットでググって判断する力とかないわけ?と思ってしまったんですね。
もう27歳なのに。
性に目覚めたばかりのウブな10代なら知識不足なのかもとか思えるんだけど、27歳にして何かあると「淫乱、淫乱」ってどーなのよ……と。
洗脳されやすいというか、そのうち変なツボとか買わされそう。

受けの良さがあまりよく判らないので、なんで人気芸能人の攻めがそこまで気に入るんだろ?という疑問がつきまとってしまいました。
やたら攻めが受けに惚れ込んでいるので。

中立にするか迷ったのですが、書き下ろし部分の
「やらしいなくんは等身大で、玲さんの前にだけ出現するんだよ」と言った攻めがアホだなと笑えたのと、挿絵が好きなのでおまけで萌です。






3

典型的な月村テンプレ

月村本の積ん読消化中。
これは、まさに典型的な月村テンプレ、月村節炸裂、あきれるほどいつもの月村作品。
人気芸能人攻め、後ろ向きネガティブ受け、トラウマ持ち、過去男からの粘着、どれもこれも一度や二度、出てきた設定ではないし、組み合わせ自体も初めてではないような? それでも書くところが月村作品、そしてあきれているくせに、そこそこ楽しく読んでしまう月村オタの自分・・・・・・この月村節が読みたくて、作家買いをしているといっても過言ではないのかもしれませんが、さすがに同じテンプレで何度でも読ませるのは、これも才能だと思えてきました。ナチュラル月村ハイw 萌えはなかったけど、そこそこ楽しく最後まで読めました。

小椋さんの絵は合っていたけど、ずいぶんタッチが変わって、こぎれいになったけど、おもしろみのない絵柄になってしまったような? あくが抜けたら無個性に? うまい方なのに、もったいないような?

0

さらさら~っと…ハッピーエンド

あらすじ以上のことは起こらない、ハッピーエンドになるべくしてハッピーエンドになる展開のお話でした。悪い点は特に見当たらない代わりに、萌え滾るシーンも思い出せない…という感じです。ああ、月村奎さんの優しい作風が詰まっているなぁと思いました。

悪人が出てこないので、ドラマの深みという点ではあと一歩かなー。芸能人×一介のサラリーマンという大胆な設定の割にさらさら~っと物語が進んでしまったのも物足りないといえば物足りない…かも。

椎名も玲も好青年で、書き下ろしの玲がなかなか男前で良かったので評価は「萌」です。

1

派手な設定の地味な人

編集者が人気俳優と出会い、ほぼ一目惚れされちゃって、でも編集者は元カレに「淫乱」って言われたトラウマから人と付き合うのがこわくて、という話。

雲の上の人がなぜだか地味な受けに猛アタックなんて、シンデレラストーリーすぎてありえなさすぎでしょ、と思いながら読んでました。
でも、読みすすめてみたら、けっこう攻めも地味でした。
地味というか、小さいことに思い悩んだり、自分に自信がなかったり、そういう人間らしい人たちでした。

「かまびすしいなくん」に笑いました。攻めもたぶん、こんな突拍子もない受けの性格を面白く思ったり、かわいく思ったりするタイプの人だったんだろうな。
そして割と本気で攻めはかまびすしいかも。

受けの元カレがキモくてウザくてたいへんでした。
このままキモキャラ道を突っ走るのかと思ったのに失速した。
今そんなに大事な人がいるのになんで受けとよりを戻そうとするの?ってちょっと理解できなかった。

2

やらしいなくん

表題作と続編の2作品収録されています。
どちらも玲(受け)の目線でストーリーは進んでいきます。

「恋する臆病者」は、玲が憧れのスター椎名と恋人同士になって、「淫乱」の誤解を解く話。「恋する臆病者たち」は嫉妬の話です。

全体的に甘いです。
一度失敗したことから恋愛に臆病で信じられない玲を、椎名が大丈夫だよと信じさせてくれる展開に、ほんわかしました。しかし、この包容力も、続編ではちょっと低下してしまうのですけれど。二人の、お互いに好意を持つ理由も自然ですんなり納得できました。テンパる玲に共感もしました。

イラストが可愛いです!作品の雰囲気にぴったりでした。椎名のストラップのキャラクターが描かれた続編の扉絵はお気に入りです。「やらしいなくん」には笑いました。

芸能人との甘いラブ、優しい攻め、ネガティブで真面目な受け、がお好きな方にお勧めします。

2

芸能人と恋愛

芸能人×サラリーマンのカップルです。
出版社勤務の玲が、大好きで部屋にポスターまで貼っているタレントの椎名に告白されるという、そんな偶然あるの?みたいなちょっとあり得ないような幸せな出だしです。

しかし玲は元彼の性的DVのせいで感じること=悪いことだと思い込んでおり、その思考そのものがDV被害者特有のものだと分かってはいるけれど、椎名と寝ることが怖くて正面から向き合えず、欲情しないよう、椎名とデートする前は一人で何度も抜いていくという、ちょっと病みの入った健気さです。
この「寝ることが怖い」というトラウマ持ちの受けという設定は割りとよく見かける気がしますが、よくあるからこそ結構鉄板的に萌えました。
玲の「自分は淫乱だから、ばれたら嫌われる」というネガティブ思考はかなり卑屈が過ぎてちょっと自分を騙し過ぎている気がしなくもなかったのですが…。

玲は健気で控えめな性格ですが、発想が飛んでいて、臆病者と言うよりは面白いキャラクターです。
そこが面白かったのですが、一方の椎名は好青年を売るタレントさん。
優しく温厚で紳士的で同じく健気。「好青年」というキャラクター全開で、少しお話を引っ張るキャラクターとしては物足りない気がしました。
元彼が登場して引っかきまわさなければ、健気同士あまりストーリーとしては揺れ幅がなかったんじゃないかなぁと思います。

後半に入っていた短編の方が面白く感じました。
玲も椎名も相手に嫌われる事を恐れる「臆病者」。そんなの全員そうじゃないかと思いますが、思考が一足飛びなのは玲だけでなく椎名もそうなんだと判明。意外と似たもの同士でこの先も上手くやっていけるカップルでないかと思いました。

2

羨ましいな

出版社に勤める地味サラリーマンが、憧れのスターから求愛されるというなんとも夢あふれるお話でした。
受けも攻めも性格が優しいのでほのぼのしています。
もどかしいじれじれもなく、すれ違いも痴話げんかにしか見えませんでした。
読み終わった感想は、幸せなバカップルを見た。という感じです。
「信頼と愛情で結ばれた相手と愛し合うのは、なんて幸福なことなのだろう」とありましたが、まさにそんな感じのお話です。

ほんわか幸せな話を求めていた私にはドンピシャな作品でした。
小説のほのぼのあまあま系な作品は、読んでいて退屈に感じることもあったので作家さんとの相性も良かったのかもしれません。
月村作品は初めて読みましたが、歯切れの良いタイトルも好きですし、言葉選びが楽しいと感じることも多かったです。
しいなくんマスコットシリーズに妙に魅かれました。
”たのしいなくん”ください。
真面目で地味なリーマンという設定も好きなのですぐに入り込むことができました。
でも五十嵐は何気にモテててる気がする。

サラリーマンと芸能人なので時間的なすれ違いでこじれることも多そうだなと思いましたが、細かいことは気にせず夢を見るような感じで読むことが楽しめる読み方なのかもしれません。

2

あまあま

元カレに「淫乱」と言われたことで自分は淫乱だと思い込んでしまう。
それがなんだかどうも・・・
たしかに元カレからは、かなり辛く悲しい思いしかしてこなかったけど
言われた言葉を「そうだ、自分は淫乱」と決めつけちゃうのが
月村先生っぽい感じでしょうか。
健気な受けが、自分ばかりを攻めちゃうケース。
大好きな人と偶然会えて天にも昇る気持ち・・・よくわかります。
部屋にポスターを貼ったり、その人との妄想で抜いたり・・
一見おとなしそうに見えても、恋に萌える気持ちは人一倍。
そして、愛する人を想う気持ちも人一倍。
攻めの方も、大好きな人を大切に愛おしく思う気持ちは負けてない。
いろんなことに翻弄しながらも、お互いを信じていくことが大切だと知る。

それにしても元カレ腹立たしい。
そして何も知らないにしても、余計なことなかりしたり言ったりする
山田、マジやめてくれって思っちゃいました。
有名芸能人とリーマンというのもお忍びと言う感じで萌えますね。
そして、マネージャーの中野さん
肝が据わっていてスカッとします。
ああいう人じゃないとアイドルのマネージャーは務まんないんでしょうね。

2

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