• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作忠犬カウンターアタック

北嵐全、白倉の幼馴染で初恋の相手で大学生、22
白倉芳、高卒で働き始めたバーテンダー、23

その他の収録作品

  • 初恋リベンジ
  • 再会ミッション
  • あとがき

あらすじ

……濡れてるから、ここも舐めてあげようか バーテンダーとして働く白倉の前に突然現れた初恋の相手、幼馴染の全。戸惑いを隠せない白倉に全はかいがいしく尽くしてきて――大型わんこ系年下男子×男前美人バーテンダー、初恋の傷は癒えるのか?

作品情報

作品名
忠犬カウンターアタック
著者
栗城偲 
イラスト
アオイ冬子 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルール文庫ブルーライン
発売日
ISBN
9784040673417
2.7

(29)

(1)

萌々

(5)

(14)

中立

(5)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
7
得点
72
評価数
29
平均
2.7 / 5
神率
3.4%

レビュー投稿数7

再会してからの展開が物足りないかも

私、栗城先生の作品には、あらすじ惚れしちゃうんですよ。個人的には、受けさんが攻めさんのこと大好きで、攻めさんが可愛くて仕方ないんだーみたいなのが好きなので、栗城先生の作品のあらすじにはそういうのが多く、つい手に取っちゃう。
…ですが、何かいっつも物足りないーで終わっちゃって、作家さん買いには至らず。うーん、文章にそこまで癖のある方ではないので、単純に設定やあらすじは好みでもストーリー展開が合わないのかもしれません。
ここ拡げてほしかったのにーとか、そこ深掘りする?とか、何か合わない…気がする…。

そんな訳で今作についても、受けさんが片想い拗らせて逆レイプしちゃって逃げて、でも再会して…というところから始まる感じが、あ、好みかも!と手に取ったのですが…。
再会してからの展開がなー…何か物足りない。再会してからの攻めさんは、とにかく一緒に居たがって、好きなんだよーというのを体現しようとするんだけども、それを上手く受け取れない受けさん。
いや、もうちょっと伝わるように色々行動しようよ!とか、2人とも言葉足らずやで…とか、色々言いたい。
あと、2人とも過去の想いだけで動いてる感じというか…。今でも好き、というのは2人とも分かったけども、数年ぶりに再開した今の相手に再度惚れた!みたいな、惚れ直すみたいなところがあまり描かれておらず…、だから、え、ほんまに好きなの?と、受けさんの気持ちも攻めさんの気持ちも、読者側が疑っちゃうというか…。
逆レイプについて話題を出さなさすぎて、逆に違和感。あの時のことを復讐しにきたのか?とか、脅しにきたのか?とか。もう少しそんなハラハラした展開とかもあってよかったのかなあ。

せっかくの再会愛の話なのに、一番おいしいところが足りないなあと、物足りなさを感じてしまいました。設定は好みなんだけどなあー。

0

なんだそりゃ……(怒)

忠犬と銘打ってるので、さぞやワンコかと思いきや、駄犬どころかワンコの風上にも置けないキャラで脱力感と怒りでいっぱい。

幼馴染でいつも受けにぴったりくっついて離れないような攻めだったのに、中1でさっさと彼女作ったというところでまず目が点になったんですよね。

おいおい、ワンコのくせして、なぜ、受け以外に、目が、行くのか?
忠犬ってご主人さま以外、目もくれないはずなのに。

で、おまけにその後も次々彼女を作って、やれキスしただの受けに語って聞かせるんです。

そしたら最後の最後でその理由が明かされたんだけど、
「慣れずに挑んで怪我させたくなかったから、他の女の子達で経験積んでました」
だと。

………。

バッカじゃないの?
バッカじゃないの?
バッカじゃないの?
100回言っても言い足りない。

さいてー。
ほんとさいてー!

受けを抱く日に備えて女の子たちで練習してました!とか、脳みそ腐ってるとしか思えない。

何も知らずに一人心痛めていた受けが気の毒だし、何も知らずに練習台にさせられていた元カノたちにも失礼すぎる。

おまけに
「(あの当時)俺がいっつも好きって言ってたの、本気にしてくれなかったってわかって、ショックだった」
と恨みがましいことを言うんだけど、あんた、エッチの練習用とはいえ常に彼女がいた人間の「好き」を本気に捉えてもらえると思ってたところも脳みそヤバいんじゃないの?!と言いたい。

ほんっと、なんだかなぁ……
受けがバーテンとのことで、初恋の味のカクテル云々というところは良いなと思ったのだけど、年下ワンコ大好きなだけに、あまりにも酷い自称ワンコだったのでガッカリ感が半端なくこの評価です。



8

カクテル好きの気持ちをくすぐる「初恋」v

前に『カフェオレ〜』の方を読んでいて気になっていた作家さん。

小道具の使い方が上手だなと。
カクテル然り、指先然り、複数のバー然り。

しかし、タイトルから想像していた展開とはちょっと違って、
カウンターアタック?……と、読みながらじれじれしてしまいした。
一冊最後まで読みきれば、成る程な!と納得できるのですが、
本編だけだと色々ともにょる感じが残ります。

出来ることなら、『初恋リベンジ』も本編に絡めて一本にしていた方が、
もにょる感じもなくすっきり読めた気がします。
ストーリーは王道なので、ある程度基本の展開は読めてしまうので、
芳の葛藤だけでなく、全の必死さも本編に絡められたら
「忠犬」の「カウンターアタック」感が伝わったかも。

それでも、カクテルの楽しみ方とか、指フェチな感じとか、
作者の描きたかったところはひしひしと伝わってた気はします。
カクテル好きでもそうでなくても、
つい色々なバーテンダーさんの「初恋」を飲みたくなりますv

評価は、迷いつつもちょっと物足りなさを感じて、×2寄りの「萌×1」!

0

年下攻め・お酒・再会モノ。

好きで好きでたまらない相手から逃げ出してからの再会モノ。

年下攻めとお酒の話が好きなので読んだのですが、個人的に好きな指舐めシチュがあって嬉しかったです。

全は年下わんこ攻めと見せかけて意外としたたかで計算している部分もあって良いかんじ。芳の、自分の気持ちとの折り合いが微妙につけられてないあたりも読んでいてとにかく萌えました。

3

幼馴染み&再会の王道

『忠犬カウンターアタック』、『初恋リベンジ』、『再会ミッション』が収録されています。
時系列は、『再会ミッション』→『忠犬カウンターアタック』→『初恋リベンジ』となってます。

大好物の幼馴染み&再会ものということで、あらすじ買い。
内容は、あらすじそのまんまです。
どこまでも、予想の範疇。
でも、それでいい。
王道には、予想を裏切る展開なんて望んでません。
美人受けに年下ワンコ攻め。
もう少し望むなら、当て馬が出てきて、一波乱があっても良かったかな。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP