好きになってはいけない相手を愛してしまった

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表題作はれもの水風船

鴨志田沿,義理の弟,小学生→大学生
藤岡要,沿の義理の兄,小学生→大学生

同時収録作品はれもの水風船

大場,教師
藤岡要,義兄への恋心に悩む生徒

その他の収録作品

  • 晴れもの紙風船(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

天真爛漫な義弟×劣情に溺れる兄
寝食を共にし、
家族として育った相手に
欲情する日々。


ぬけだせない、歪で淫らな三角関係

後見人から性的虐待を受けていた沿(そう)を引き取った要(かなめ)の家族。
2人は本当の兄弟のように仲睦まじく、大切に育てられた。
辛い過去を抱える沿のため、頼れる兄になろうと努力してきた要。
しかし思春期を迎えた頃から要は沿に対して欲情するようになる。
いやらしい想いは日に日に増していくばかり。
はじけそうになる願望をもてあました要は、
そのはけ口として教師・大場(おおば)と肉体関係を結ぶようになる――。

優等生の兄・要
無邪気な弟・沿
生徒から人気の若い教師・大場

愛欲にもだえ苦しむ男たち

作品情報

作品名
はれもの水風船
著者
赤星ジェイク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
ISBN
9784865890969
4.2

(165)

(90)

萌々

(38)

(26)

中立

(5)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
17
得点
685
評価数
165
平均
4.2 / 5
神率
54.5%

レビュー投稿数17

良い話?悪い話?

いや〜……裏切られた。
良い意味でも悪い意味でも。

主人公は、要。
小学生の時に一目惚れみたいに大好きな「沿」が家に引き取られ、兄弟として育てられることになる…
…んだけど、沿が好きで、その思いが欲望になって苦しい毎日が続き…という展開になっていきます。
ところがその悶々が1人の教師に知られて。
要はその教師と隠れて性行為をするように。
この辺、ザワっとして、何この教師ってキモチワルサが膨れ上がって、要の心と体が心配で、とにかくザワザワしながら読んでました。
だけど。

あっけな〜く最終章になって。えっ⁉︎って。
いえね、良かったんですよ。要、よかったなぁって。それはホントにそう思ったのだけれども。
なんというか、これストーリーに横やりでも入って急に結末変えました?って感じるくらい違和感。
だから裏切られたっていう感想。
良い意味では、バッド展開を予想してたのがハッピーエンドになったから。
悪い意味では、途中の緊迫感と整合性が無いと感じたから。
教師に関してもそう。
良い意味では、無かったことにしてくれたから。何?いい人だったの?的な。
悪い意味では、生徒とヤるな。本当にいい人だったらヤらないだろ。
どっちかわかんないんですよ。要するにチグハグ感を感じました。

0

みんなが主役だね。

赤星先生、さすが〜!
ストーリーの進み具合と、絵柄の見せ場がゾクゾクして面白かった。
普通の少年の要の、イロが濃くてワクワクした。

この物語を読んで、まず最初に要母!
この方、本当の意味で人格者。最後の最後まで、沿の人権を守った人だね。

そして、大場先生。
沿と要の気持ちを最初から知りながら受け止めたね。
んでも、大場先生も要に情が沸いて本気だったんだろうな。
ここは、沿ではなく、大場先生と要ハッピーエンドでも良かったと、私は思ったけどね。

メインの御二方、沿と要。
要の初恋である沿と、兄弟になり、それから恋人になり。
沿も父親代理とは合意だったと解釈。
でも、要母に引き取られ〜要に頼り自らの意思で歩だし、要とハッピーエンド。

最後に要の電話の相手は大場先生だよね。
大場先生のスピンオフがあればいいなぁ〜と、思ったけど。後ろで、子供の鳴き声聞こえてたもんね。
はぁ〜、大場先生のネコシーン希望だったわ。

0

義理兄弟だけじゃない!背徳エロ

義理兄弟でイタしてしまう話か・・・と思いきや、、それだけでは終わらないのが赤星ジェイク先生ですよね!このやるせなさ・・・んん・・・。

冒頭のシーンだけでもオトナ汚いなぁ、なんですが、まさかお兄ちゃん(義理)まであんなことになるとは。ここはぜひ、ネタバレせずに読んでいただきたいです。なお、ラストはハピエンなのでご安心ください。

エッチなシーンは、さすがのジェイク先生・・・真面目なDKがどんどん沼にハマっていく姿がいやらしくて可愛くて、、。エッチな下着とかほんっとに性的で素晴らしいのです。眼福。

0

ゾクゾクとキュン

義兄弟、先生の三角関係。
信頼しあっている無二な兄弟・要と沿の崩れそうなバランス、思春期の脆さに心揺さぶられる。
沿の過去もあって邪な気持ちを抑えなきゃ抑えなきゃと葛藤して抜いちゃう!!
沿の興味の対象を動かすために近づいた大場先生と関係しちゃう!!
心と体がどうしようもなく、もがいている要の背徳感にゾクっときます。
太ももの内側を火傷して、大場先生に薬塗ってもらう描写のエロスといったら…
どんどん依存して、心も依存したいのに、できないのがもーーー切ない!!

大場先生は悪い大人だったのか、要を救いたくて、けしかけたのか真意は分かりませんが、「好きかと」聞いたときに見える執着、なかったことにしたけど顔を合わせらない気持ちに大場先生なりの愛が感じられて切なさいっぱい。最後に近況を電話していた相手は大場先生?明るい未来を歩いているといいな。

気持ちを打ち明けるところは今まで溜め込んでいたわりには少し唐突さも感じたけど、今まで溜めこんできたものをここで出さなきゃねというのと、2人の深い想いにギュッときます。

間違ったことをしていたけれど、必要なことで、それがあったから2人の未来ができたというのにも考えされられました。
どうなるか展開が読めない仄暗さ、要と沿の距離感の葛藤や変化、好きです。

0

好きじゃない人に抱かれてもいいやという投げやりに共感

 いつもエッチなことを考えてしまう要がいやらしくて可愛かったです。義理の弟である沿に欲情してしまう彼。沿も要に好意を持っているであろうことは、読者には早い段階から分かりますが、表面的には弟らしく可愛らしい爽やかな態度を崩さないので、2人はずっとすれ違います。個人的には、思い詰めた要が教師の大場に抱かれるようになる展開にすごく萌えたので、大場とくっつく結末でも良かったくらいでした。長らく悩んでいたのは何だったのかと思うほど、最後はあっさりとした沿の告白で想いが通じるのですが、ハピエンは嬉しいけれどちょっと拍子抜けした感はありました。

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