人狼は「番」と出会い発情期を迎える――。

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表題作欲情

賀門士朗,敵対するヤクザの組長
神宮寺迅人,18歳,高校生,ヤクザ大神組の長男で人狼

その他の収録作品

  • やくそくの空港にて(描き下ろし)
  • タイガの森にて(SS小説・書き下ろし)
  • 鳥海よう子 あとがき(書き下ろし)
  • 岩本薫 あとがき(書き下ろし)
  • カバー下:未公開ショット ラフ画

あらすじ

人狼は「番」と出会い発情期を迎えるーーー。

人狼の血をひくヤクザ大神組の長男・迅人。
恋も「発情期」も知らない「普通」の男子高校生だった迅人は、
ある日、敵対するヤクザの組長・賀門に、人質としてさらわれてしまう――。
賀門に対し敵意をむきだしにする一方で、
なぜか迅人の体が火照り疼き始めてしまい…。
生まれて初めての発情が迅人の体を翻弄する――!

大人気“人狼"シリーズのコミカライズ第2弾、
岩本 薫の書き下ろしノベルも収録♡

作品情報

作品名
欲情
作画
鳥海よう子 
原作
岩本薫 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
発情
発売日
ISBN
9784799730782
3.8

(57)

(17)

萌々

(23)

(10)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
211
評価数
57
平均
3.8 / 5
神率
29.8%

レビュー投稿数8

今度はお兄ちゃん

発情に続いてお兄ちゃんのお話です。

事件で連れ去られた迅人ですが、見張りについていた士郎と番に…
オラオラな弟と違って兄の方は聡明で真面目な人なので、発情して乱れるのがたまらないんですが、そうさせる士郎の色気もかなり萌ました。

救出されてから、士郎が組長である月也のところに行くシーンは萌えました。やっぱり月也が男前すぎて(しかもヤクザの組長という設定がイイ)、月也のお話が出てきたりしたら良いのになぁと思ってしまいます。
しかし息子が二人とも男性と番になってしまったら、どーなるんだろう。

個人的には弟CPよりもこの作品のCPの方が好みだなぁ。

3

コミカライズならでは

小説のシリーズは読んでいてコミックも見つけて読んでみました。

あのシリーズはみんな攻めが怖くてエロエロでびっくりしたなあ。挿絵の攻めも怖かったし。

欲情は兄の番が見つかって発情期が来てと。
いつも思うのですが運命の番ってわりと身近にいたり、出会うべくして出会うようになってるんですね。それか王道的な?

兄は受けでした。そして組同士の問題で拉致され雪山の中で攻めと二人きりで監禁され。

兄の掟に逆らえない人狼として生まれてしまったところに攻めも自分の境遇と合わせて共感し愛してしまったんですね。
兄も運命の番にはとっても情熱的ですね。大人しいおぼっちゃんだったのに強くなりました。

エッチも積極的で。

コミックになるとやはり性急な感じが否めないですがよくまとまってました(何様?)
小説は読むのに大変で敷居が高いという人にはオススメです。

0

人狼ものというより任侠版ロミジュリ

前作「発情」の主人公・峻王の兄・迅人の話です。
ワイルドな峻王とは対照的な穏やかな雰囲気を持つ迅人。
こちらのCPも大好きです。

対立する組と手を組むか組まないかで揉めている中、迅人が拐われてしまう。
この誘拐が、迅人のその後の人生を大きく左右することになって…。

士郎がカッコヨクテナー。
思わず片言になるくらい男の色気を纏ったワイルドイケメンです。
運命のつがいに出会ったら特別なにおいがする、さらに発情するという辺りがオメガバースを彷彿とさせますが、対立する組の傘下に入っている小さな組の組長が相手とは、運命とは皮肉なものです。
ただ愛する人と生きるために、行き場のない少年だった士郎を拾ってくれた恩人組を解体するのは、恩義とか仁義に篤い世界で生きてきた士郎には簡単ではなかっただろうな、と思うのです。
それこそ命をかけて守ってきたものと引き換えに手に入れるわけだから、どれだけ深い愛なんだ!!と感動しました。

結ばれるまでに苦労した分、このしあわせが永く続いてほしいのに、次作はやつらが出て来ますよ…。
もう絶対全部読んでほしい。

0

まぁ…エロい!全部エロい。ほぼエロい。

最近この後の「蜜情」を読了したので、久々に遡って読んでみたところです。
物語はよく覚えていたのですが…おおお、こーんなにエロかったですけ⁈「蜜情」は2組のカプのエロエロが見れたので、凄いんですが。「欲情」の方は士朗×迅人の1カプだけでしたもんね♬と、思って油断(⁈)してましたら…。迅人が拉致監禁されてからずっと…だったんでしたね〜。きゃー‼︎
峻王も後に言いますが、士朗、オヤジくさい!ねちっこいオヤジ攻めです。
また、迅人がしなやかでキレイなんです。初めての発情期に溺れていく。
心は後からついていくって感じですが。出会ったことで発情期が誘発されたようです。それが、運命の番いだから!っていうそんな!オメガバースみたいな。

狼の姿の迅人もとても美しいのですが、興奮すると尻尾が出てしまう。尻尾を弄びながら攻める(オヤジ)士朗がめっちゃエロいです。
描き下ろしでは堪らず耳まで出てしまい…ケモ耳萌え⁈ですが、もぅ士朗が悪い大人にしか見えません…笑。
未公開ショットもエロ過ぎます!隅々まで堪能出来ます。

0

抱かれる狼

「発情」に続く岩本薫先生による小説シリーズのコミカライズ第2弾。
こちらは神宮寺家長男・迅人(はやと)が主人公です。
迅人は俺様な弟・峻王(たかお)と違って親しみやすく優しい性格。反面厳しさや警戒心が足りない?
本作は「発情」で西日本の組との盃を断って抗争の火種ができてから1年後。現実的な「抗争」は未だ起きておらず、迅人は春休みの間にアルバイトをしたいと申し出る…という冒頭。
やはりというか何というか、バイトからの帰宅時に迅人は拉致監禁されてしまいます。
見張りの高岡組組長・賀門士朗に体が熱くなるような甘い匂いを感じて…
そう、迅人の運命の相手は、この敵対する立場の男・士朗だったのです。
士朗の方も迅人の痴態に煽られ離れ難くなり、交渉のために士朗の指を詰めろと言われてもなかなか実行できない。いざ指に刃物を突き立てた時迅人が狼に変身し…!
しかし士朗は迅人を恐れません。それどころか、大神組は狼だから人間の盃を受けないのか、と納得し、狼としての迅人を綺麗だと言い、その姿に触れることができるのは幸運だ、とも言う。
2人は惹かれあい、そして2人で逃げようとし…
そこに大神組が助けに来て2人は離れ離れに…!とアクションさながらの展開になるんだけど、そこから1ヶ月で士朗がカタギになって迅人を迎えに来て一気にラブが成就?
さて再会した2人のラブシーンでは、迅人にふわふわシッポが出現します。
組を解散した士朗と、士朗を選び神宮寺家から出た迅人。「発情」と同じく無事結ばれる結末ですが、こちらは今までの居場所を捨てて旅に出る展開です。
弟・峻王は俺様年下攻めでしたが、迅人は可愛い受けとなります。本作のエロもかなり激しめ。(カバー下にエロ画のスケッチあり!)

そして本作も巻末に岩本薫先生による小説が収録されています。
内容は「シベリアにて」。
狼の仲間に会わせてやりたいと旅の始めをシベリアに選んだ士朗。到着して、群れの遠吠えを聴き狼化する迅人。野生の群れに受け入れてもらえて森の中で走る迅人は生き生きしてる。
短めながらHシーンもあり。

2

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