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タイトル通り、こういうカップリングはBLでは珍しいか珍しくないか知らないけれど、何度読んでもやっぱりドキドキしてしまいます!
本来は、主人公たちが既にくっついてる物語はあまり好きじゃなかったのに、この作品は思いのほか夢中にさせられてしまったんだ…。冒頭からほんのり漂うミステリーの雰囲気が、期待を煽り続けました!宗純はなんでバンドやめたのか、なんで離れたのか、新とまた付き合っているのか…知りたくて知りたくて!回想シーンとフラッシュバックを交えたストーリーテリングも大好きな手法で、二人の過去は半分切なくて、半分幸せな気分で、泣きそうになりました…。どこか初々しい初恋の感覚を思い起こさせました。
これからの展開やエンディングが本当に気になって気になって、気がついたら一気に一巻読み終えていました。
作者様買いです‼️
ずっと気になっていたのですが、話数が長いので躊躇していましたが、
早く読まなかったことを後悔しました。
全話読みました。絶対最後まで読むことをオススメしたいです。
読後感が半端なく良かった。
このカプ、2人とも好きですが、やっぱり宗純が最初から最後まで、
全くブレずに、新に一途なところが大好きでした。
そして、宗純の、新と一緒のステージで弾きたいという願いが、
叶えられて本当に良かった
ピョーンと新に飛びつく宗純がかわいいったらない❣️
何度も切なくなる場面がありますが、2人で宗純の実家に
帰省して新の弾くギターを聴くシーンは最高。
また新が東京に向かう途中で、宗純の曲を聴いて涙する場面が印象的。
2人がずっと思い合ってる姿は応援したくなるし、周りのみんなもいい人で
良かった。
素敵な作品をありがとうございました♪
音楽雑誌の編集者であるアラタとギタリストの宗純のお話です。
バンド活動を休止して日本と海外を行ったり来たりする宗純をアラタが見守っている関係で、相思相愛っぽいのに、なんとなく距離感があって切なくなりました。
後半では二人の出会いについて明かされ、宗純にギターを教えたのがアラタだと分かります。
宗純の才能が開花していくことを素直に喜べないアラタの気持ちを思うと胸が苦しいです。
過去の二人がどんな道を歩んで今に至ったのかをしっかりと見届けたいです。
シーモアは白抜き修正でした。
前半がえっちだった分、後半での初心なやりとりのギャップにやられました!
※4巻全部読みきった上で書いたレビューなので、がっつりとネタバレがあります。(しかも長文。)
見ての通りのバンドBLです。……と思いきや、音楽雑誌編集者×天才ギタリストのBLとはなんぞ??? と、前情報をろくに仕入れずに読んだら色々な点で思ったんと違う作品でした。
まず、表紙が大人になった宗純(受け)でして、1巻の冒頭の宗純も大人なので、ずっとアラサーの攻めと二十代後半の受け(←年齢これで合ってるかな……)の大人BLなのかと思ったのですが、物語の大部分が二人の十代の頃の話となっております。要は因果関係の結果の部分を先出しして、後からその原因を語るタイプのお話です。
冒頭は大人同士のカプのアンニュイな雰囲気がありますが、まもなく時を遡って高校生のアラタと中学生の宗純の物語となります。
当時のアラタはギターにのめり込んでいて、宗純はただの中学生でお寺の息子で音楽に全く興味なし。それが、アラタが宗純にギターを教えた事により思いがけず宗純の秘められた才能が開花するのです。
学生の青春BLですので、キラキラしています。そしてキラキラの水面下には嫉妬だったり並々ならぬ執着だったりとどろどろに重い感情が渦巻いています。でも、二人が相思相愛な事だけは自明であるという……さいこうです。
そして年若い二人が相思相愛だったらやることはやる訳で、つまり濡れ場がかなり多いです。マジで多いのでびっくりしました。クソデカ激重感情が底に流れるストーリーだから、感情の機微を中心に描くのかと思いきや、二人が結構無邪気にラブラブなので、どす黒い嫉妬も執着も愛欲のパワーにぱーっと吹き飛ばされてエロに雪崩れ込みがち。何なんだろうこの爽快感は。
4巻もの分量があって、テーマもわりと重めなんですけど、幸せそうにスケベしていがちだからサクサク読めました。たぶん一気読みしても3時間くらいしかかからないんじゃないかなと思います。その間に作中では長い時間が経過して色々あるんですけれども、アラタと宗純の相思相愛だけは不変で強固なので安心です。この二人なら何があってもうまいこと軟着陸しそうな気がする!
……気がするけれど、雰囲気が00年代のバンドものなので、伝説の未完成バンド&恋愛漫画『NANA』を思い出して若干不安を覚えもしましたが。
ところで、現代世界観で特殊な業界ものの作品だと、その業界描写のガチ度が気になるのではないかと思います。
私の感覚としては「けっこうガチめ」です。音楽業界に疎い私の感覚なのであてにならないですけど、アラタの音楽雑誌編集者としての仕事ぶりや、宗純と彼の所属するバンドPegのステージ外での活動の描写には説得感がありました。
ライブの雰囲気などは、猫も杓子もバンド、バンドだった二十数年前とあまり変わっていない感じなので、今現在バンドをやったり推したりしている人から見てリアリティーがあるかどうかは謎です。少なくとも20年くらい前にバンド好きだった人とか、それこそ『NANA』を読んでいた(バンドといっても音楽のジャンルは違うけど)人には楽しく読めるんじゃないかと思いました。
ラストのPegの復活ライブは熱くて良かったです。やっぱりBLではloveだけでなくこういう二人のセッションも見たい! そんなBLのオタクの願望を叶えてくれる名場面でした。
