陰と日向のボーダーライン

kage to hinata no border line

陰と日向のボーダーライン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×217
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
8
得点
153
評価数
40
平均
3.9 / 5
神率
32.5%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS ~ガッシュコミックス~
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784796409834

あらすじ

ゲイであることを必死に抑え込んで生きてきた新人サラリーマンの柴村。
憧れているのは会社の出世頭である上司の丸山課長だ。
スマートで仕事ができて格好いい大人の男。
そんな完璧な丸山が夜の公園で行きずりの男とセックスしている場面を目撃してしまう。
お互いゲイであることがわかり付き合うことになるが、
逢瀬を重ねるごとに会社での丸山と違う顔を見せるようになる。
人前でいたずらされ、冷たい言葉に辱められ、乱暴なセックスを要求され…。
柴村の歪んだ顔を望む丸山に、心は乱されてしまい――。

表題作陰と日向のボーダーライン

丸山和彦・受けの上司
柴村・新人サラリーマン

同時収録作品街角のプロローグ

ロベルト・アメンドーラ,勤勉なイタリア人,25才
ユースケ・マツダ,ロベルトの家に下宿中の留学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし「雪の夜」

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レビュー投稿数8

クールに見えて、実は臆病。未熟だけれど、きっと物凄い大器。

大島さんの作品だからと迷わず手にしたのですが、
なにやら不穏な表紙。
そしてタイトルも、『影』と『日向』。

「仕立て屋ー」を読んだ時にも、
微かにどこか物悲しさを感じたのですが、
今回はそこを前面に押し出した感じ。

試しながらも、終わりを恐れる。
それはきりきりと痛いけど、理解できる心理。
そしてそれが分かるから、なおさら胸の奥が痛くなる。

相手が柴村君で良かったね。

肉体的には丸山×柴村なんだけど、
精神的には柴村×丸山なのかな。


もう一作も好きなお話。
派手ではないけれど、とても、とても印象に残る作品。


暗いイメージなんだけれど、
読後感はじんわり幸せ。
なので、評価は神よりの「萌×2」!

0

できる上司の裏の顔は…

偶然、憧れていた上司がゲイだと知ってしまった柴村は、自分もゲイなのではと悩んでいたことを打ち明けて、その勢いのまま付き合うことになったのだが…、
付き合おうって言ったなり、いきなり初回でセックスになだれ込む展開だと、性急すぎてなんだかなぁって感じることが時々あるのだけど、この作品はここまでの展開の前に、朝、通勤電車の中で妊婦さんに席を譲る、その対応の違いっていう導入が描かれていて、そこでこの二人の心の中で考えていることが理解できるので、この展開に無理なくついて行けて、うまくできているなぁって感心しました。
その後の展開も自然で、絵もお上手だし、同録作も含めて、かなり神寄りの萌2です。

1

現実的にはこんなに上手くはいかないのかな…

初読みの作家さん。シリアスっぽい表紙のものをあえて選んだのですが、思った以上にシリアスでした。

デキる上司を演じながら、仕事中、純朴な部下を脳内で犯している攻めは、最初はちょっと変態チックなキャラなのかと思っていたら、その部下と付き合い始めてから、どれだけ酷い仕打ちを受け入れてもらえるかで相手の愛情の深さを推し量る、という更にその歪さが垣間見えてきます。でも、それと並行して、攻めの育った環境…実の両親に突き放され、養子先では成績のみで評価され、あげく再び接触してきた実母に金の無心をされ…も明らかになっていき、攻めの歪んだ愛情表現がすとんと腑に落ちました。結果的に、同情されたくないと思っていた受けからもらったのは、これまでずっと欲し続けていた愛情で、それでようやく、攻めが救われるんですね。
そんな攻めを受け入れる包容力を持つ受けはたいしたもんだと思いますが、ゲイかもしれないという悩みをずっと一人で抱えていて、その悩みとゲイである自分自身を受け入れてもらって救われたのは、彼も同じだと思います。
漫画なのでそれ程酷い描写はなかったですが、現実的にはDVなどに発展しかねないケースで、こんなに上手くはいかないのだろうなとは思いました。

もう一作は打って変わって恋のとっかかりの爽やかなお話で、一作目が重かっただけに余計に癒されました!

3

萌えをすっ飛ばして、真面目に考えちゃった

長いことBLを読んでいると「作品の良し悪しと萌えは必ずしも正比例しない」ことを何度も思い知らされます。「萌え」って、本当に個人の経験によって発動したり抑えられたりするものだなぁ……

表題作は大変興味深く読ませていただきました。面白かったです。
読み進めるうちに「あ、これって心が動く前に、頭が考え込んじゃうタイプのヤツだ」と気づきました。
以下、あらすじではなく、お話のキモをネタバレしますので、ダメな方は回避してください。










「丸山さんのやってる事って愛着障害の子どもがやる試し行動だよね」と思った瞬間、真面目頭に切り替わってしまいました。
そういう目線で見ても良くできたお話です。専門家じゃないから詳しいことは解りませんが、柴山くんは実に正しい姿勢でケアしている様に思います。
柴山くんの誠実さから考えて今後も上手くいく様に思いますが「柴山くん自体にゆとりがなくなってしまった場合、ちょっと大変かな」などと思ってしまったりして……
私は、一生懸命ものを考え始めると萌えられません(涙)。
繰り返しになりますが大変面白うございました。友人に勧めたい本です。

収録の別作品「街角のプロローグ」は楽しく読みました。
まさしく恋のプロローグ!
爽やかなだけじゃなく、粋を感じるお話でした。

1

一冊で二度美味しい

大島さんのシリアス
でも、欲望解消のためのお相手とのアオカンシーンでは攻め様の引いちゃった感じに笑ってしまいました
表情筋が死んじゃってます でも、頭の中じゃいろいろ妄想したり悲しんだりしてます
受けくんが正反対に心の中がダダ漏れです
こんな屈折した人にはわかりやすいこんな人の方が受け入れやすいのかも
まっすぐに自分を思ってくれる恋人を得て、攻めさま心の雪が溶けますように

もう一つのお話もとても好きです 攻めさまはこっちの方が私は好みでした

甲乙つけがたい

0

心の奥まで愛して

表題作、大島さんの作品がシリアスというギャップ!!
これに尽きるのではないでしょうか…!!
会社ではスマートな物腰で人格者の課長が
まさかの歪みっぷり…意外です。
それこそ誰も想像していない事でしょうね。

課長の裏の現場を見てしまった部下の柴村が
憧れていただけではなくてソッチだったと
疑惑からいっぺんに覚醒させられる姿がエロかったです。
課長の強引さと薄暗い支配欲、
普段との差があればある程萌えます。
柴村の望むように恋人らしい事だってしてあげて欲しかったものの、
歪んでるから普通の恋愛にはたどり着けなかったのもわかります。
幼い頃手に入れられなかった愛情、
普通なら当たり前にあってもいいはずなのに切なかった…。
自分への気持ちを確かめずにはいられず、
柴村まで離れていきそうなシーンがツラかったです。


『街角のプロローグ』前後編
イタリア人でありながら全くイタリア人らしくないロベルト、
冒頭からもう面白くて「やっぱりコレだ…!」となりましたww
ロベルト母ちゃんの威圧感!
日本人なのにやたら陽気なユースケ!!

他人と時間を楽しむことを知らないロベルトが
ユースケの人柄に触れていくことで
豊かな気持ちになっていく展開、すごく好きです!!
生真面目なイタリア人にとても好感を持てましたし
頑張ってるユースケを素直に応援したくなりました。

お互いノンケだったのかな、
それでも、ずっと変わり映えの無かった日々に
鮮やかに色をつけてくれたようなユースケの存在、
情以上の感情が芽生えるのも不思議ではありませんでした。

別れ際の車中キス!!!!
その前後の表情や雰囲気が最高!!!!
何度読んでもドキドキしてしまいます!!

描き下ろしの『雪の夜』、
柴村の愛が深くて、課長おめでとうと言いたいです。
もう気持ちを試す必要もなく、
お互いを見つめながら生きていけますね…。

贅沢を言わせていただければ、
ロベルト×ユースケの描き下ろしも読みたかった…!!
…ユースケ×ロベルトなのかな…
いや、全然アリです。むしろアリです!!

3

まず与えるべし

タイトルにある "陰と日向" は主人公自身の中にもあるし、丸山と柴村を表しているようにも感じます。そして同時収録『街角のプロローグ』(舞台はイタリア・前後編:約60頁)にも当てはまるのかなぁと思ったりしました。ボーダーを引いて、あなたはあっち、私はこっちというふうにばかりしないで、向こう側を知って、それを理解してみようとする。いつでも自分が与える側になれるのではないか。恋でも愛でも、カフェで隣の席になっただけの人でも、他国間においても、永遠のテーマだよなぁなどと考えてしまった読後でした。

表題作に関してですが、頭の中が整理できていないときに読んだためそのままに読めなかったかもしれません...穏やかなハッピーエンディングなのに、自分には読後もどこか辛い気持ちが残ったままな一冊でした。トラウマのある丸山課長(表紙)の感情の描かれ方やセリフが、とてもリアルに感じられます。彼のような環境で育っていなくても、自分にとって特別だったり大切な人にはわざと酷いことを言うorするなどして、相手を試すっていうのは実際けっこうあると思うんですよね。甘えといえばそうなのかもしれないけれど。それを、こうやって客観的に眺めるのはかなり辛かった。

柴村が彼のことを本気で好きで、
どうかこの先彼といる時間を幸せに感じてくれますように。
ーと、柴村の心配ばかりしてしまうのです。

3

心にグッと来た…!

シリアスな表題作と、心温まるもう1作。
2作とも読み応えがあり、とても面白かったです。


「陰と日向のボーダーライン」
新人サラリーマン・柴村(受け)は、憧れの上司・丸山課長(攻め)が行きずりの男と夜の公園でセックスしている所を目撃します。互いにゲイである事が分かり、付き合う事になりますが…。

受けは、自分がゲイかも…と悩んでいる、まっすぐで周りを穏やかにするような部下。
攻めは、仕事も出来て性格もいい完璧な上司…を装った歪んだ性根の持ち主。親との関係でトラウマ持ちです。

憧れで惹かれていた上司に自分の性癖を受け入れてもらえた事で、受けはすっかり心を許し、二人は付き合い始めます。しかし、攻めはその穏やかな仮面を徐々に外し、冷たい言葉で傷つけ、乱暴なセックスを強要し…という展開。

受けが辛い思いをしていると攻めにイラッとくるのですが、こちらの作品は攻め視点で進み心情がよく分かるので、なんとも切なくて胸が締め付けられます。
攻めがですね、親に捨てられたも同然なので、捨てられたり必要とされない事を恐れてるのです。
受けにわざと酷い事をしては、どこまで自分を許すのか確認してるのですね。そして、愛されてると安心しては、また傷つけ…の繰り返し。次こそは捨てられるかも…と怯えながら…。かわいそうな人間なのです。
しかし、受けが離れてしまった事で、やっと本当の気持ちをさらけ出し…といった所。
更に、真っ直ぐで太陽のようだと思っていた受けが、仄暗い執着心を見せてくれたりするシーンには、かなり萌えました。

エロは2回ですが、ちょっと受けがかわいそうな感じ…。痛い系では無いです!

ラストシーンでは、二人が寄りそって眠るのですが、やっと安住の地を見付けられたのかな…と思うと、かなり胸にジーンと来ます。二人、それぞれの表情がとても素敵なので、ぜひ見てみて下さい。

「街角のプロローグ」
イタリア人なのに真面目で勤勉な攻めと、明るく人懐っこい日本人留学生(受け)の同居もの。
受けが攻めの家に下宿する事になるのですが、最初は面倒に思っていた攻めが一緒に過ごすうちに、受けのひたむきさや一生懸命さに惹かれていくのが自然に描かれています。
一緒にテレビを見ているうちに受けが眠ってしまい、攻めの肩に寄りかかって…というシーンに萌えました。「石鹸の匂いが…」というやつです( ´艸`) エロはなし。

2作ともテイストは違いますが、それぞれ読み応えがあり、面白く読めました!

7

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