電子限定特典つき
どんなに汚そうとしても椿くんは初々しいままだね……
お金持ちの御曹司の椿。
ある日、椿のお母さんが恋人(怜一)を連れてきます。
そして今日から一緒に暮らすと言い、
お母さんの恋人も一緒に暮らすようになります。
一緒に暮らすようになってから
椿にちょっかいをだす怜一。
最初全然目的がわからなくて、
怜一は何がしたいんだろうと思いました。
途中から目的はわかったけど、こんなことして何になるんだろう?って思ったし、
椿もお母さんの恋人と何してるんだ?と思いました。
好きだから仕方ないとはいえ流石に…。
この年になってまで兄に縛られる怜一がよくわからなかったし
最後に兄が変わるのもよくわからなかったです。
うーん????
私に理解力がないだけで、何回も読むとわかるようになるのかなぁ。
お母さんの気持ちもよくわからなかったし
なかなか難しいお話でした。
純粋無垢な御曹司のおぼっちゃま×母親の恋人です。
流石の佐倉リコ先生の作品なので、絵もお上手ですし、お話自体は綺麗にできているとは思うのですが、、、最後まで元母親の恋人だと思うと複雑な心境で引っかかり続けてしまいました...罪悪感から自分には合わなかったかな......
以下ネタバレあります。
家庭環境が最悪で上流階級やお金持ちに嫉妬する怜一(攻)は兄に言われるがまま貴族の女に近付き傷つけて遊んでいました。
椿(受)の母親にもそうやって近づきました。
そして、面白半分で息子の椿(受)にも手を出します。しかし、、純粋無垢で素直で真っ直ぐで可愛く、兄のように慕ってくれる椿(受)に徐々に本当に好意を抱いてしまいます。
怜一(攻)は表向きはいい男ですが中身は最低な男で、終始複雑な心境でした...(最終的には本気で愛していますが...)
そして、なにより母親の心境は本当に複雑でしょうね...結婚を前提にお付き合いしてた男が息子に手を出し付き合うのですから......それなのにわりとうまい関係を続けているようで......正直驚きました...
まぁ、受けと攻めの2人だけを見れば想いあっていて幸せなのでしょうね......
超の付く箱入り御曹司「椿」の恋愛物語? 母親が再婚相手予定として連れてきた男性とのお話なんですが、凄くピュアすぎて最後まで酷い男でいられなかったという、まぁよくあるお話です。 兄も出てきて酷い目にでもあうかと思いきやそうでもなく、案外アッサリとくっ付いてしまい物足りない。 それより母親が結婚相手として考えてるくらいだから、もっと大人の男性かと想像してたのですが、若い! 息子に紹介する場面で「怜一くん」という本当に結婚まで考えてる相手に対しての印象ではなく、最終的に息子とそういう関係になっても、それで済むんだ的な? 本当に男性としてみてたのか?ヒモじゃね?という疑問ばかりの残る1冊でした。
佐倉リコ先生は、絵が可愛くて大好きです。
今作も可愛くて、お話も楽しめました。
母の交際相手として紹介された怜一と御曹司・椿のお話です。
椿の母は仕事が忙しく、交際相手・怜一を紹介し、家に住まわせることにしたまま長期出張に出てしまう。
母の不在中に怜一と椿の距離は縮まり、お互い惹かれ合う仲に…。
しかし、怜一は幸せそうな人を手に入れ、突き放すということを繰り返す男だったのだ。
遊びのつもりが本気になってしまうというお話です。
椿が可愛くて、まぁこりゃ本気になりますわ。
ちゃんと母にも何があったか話し、認めてもらうのですが、母寛大すぎます。
一人息子で会社の跡取りですよね?
しかも、相手は詐欺師の男…。
許しちゃうのね…という違和感は感じましたが、椿が幸せそうだし、怜一もすっかり椿にメロメロなのでもう大丈夫でしょう。
描き下ろしでは、怜一と椿の母が高校の文化祭に訪れるという仲の良い姿をみることができ、上手くやってるんだなぁと安心しました。
展開が読めそうな設定だけど表紙がきれいだったので読んでみました。
ほぼ予想通りでしたが、もう少しいろいろ絡んでくるだろうと思っていたので、そんなあっさりでいいのかー、という感じ。
母親の恋人、というのでうっかり母親の寝室から抜け出して椿のもとへ、なんていう下衆なことを仕出かすのかと思いきや、母親は素性の知れない男を家に招き入れただけでさくっと退場。
大企業を継ぐであろう母親が入籍も考えるくらいの恋人なのに素性調査もしてないのがすごい。
怜一の魂胆は最初から丸分かりなのに、椿くんの表情が…。キスされて赤らめた表情が可愛すぎて…。
読んでいる方は騙されてるのが分かっているから、嬉しそうな表情をされると余計につらくて、怜一に地獄を見てほしくて仕方なかったです。
手練れの詐欺師も「お金はあって当然。パンがないならブリオッシュ」的なセレブは騙せても、椿くん、全然そうじゃないし、むしろお金のせいで孤独だったり、何でもないことですごく喜んだり、自分の一挙手一投足で顔を赤らめるなんて新鮮な反応をされたら、絆されるでしょう。
お母さんの素早い退場も肩透かしでしたが、過去話を含めてせっかく出てきた怜一のお兄ちゃんが結果good jobなことしかしていないのにも驚き。
お兄ちゃんだって弟のしあわせを願ってるんだゾ的な立ち位置に颯爽とスライドするのではなく、自分の元に呼び出して人質くらいにするのかと思ってました。
再会後のお母さんの対応も、怜一を簡単に家に入れちゃうくらい無防備なひとだからあれで正解なんでしょうか。
大企業の跡取り、しかも一人っ子なのに息子の恋人(男・元彼)を全く躊躇わずに受け入れてしまう。
金持ち喧嘩せずっていうのとは違うな。懐広いっていうのとも違う。いいのでしょうか、これで。
咲かなかった花が咲くシーンはちょっと良かったです。
根が腐っているかもしれない植物(怜一)→椿くんの手で咲かせることができたよ!(怜一も椿くんのおかげで更生しました!)という感じで、本作が集約されたような場面でした。
現実的なことを考えるといろいろあり得ない点が気になるので、ひたすら椿くんを愛でることに集中しましょう。
キスやその先を一生懸命受け入れようとする姿は痛々しくて、もれなく胸がギリギリするような悲しみでいっぱいになれるけど、もうちょっと怜一に痛い目を見てほしかった作品でした。