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表題作えんどうくんの実験ノート 下

(?)津田,喧嘩が強く不良に絡まれやすい高校生
(?)遠藤,無表情な高校生

その他の収録作品

  • am

あらすじ

いつまでも今のままではいられないと
意識するようになった遠藤と津田。
自分たちの関係を問われても
答えることができなかった。
互いを繋ぎ止めるために何が必要なのか?
まだ足りない。もっと欲しい。
二人は気持ちを止められず……

作品情報

作品名
えんどうくんの実験ノート 下
著者
ハヤカワノジコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
えんどうくんの観察日記
発売日
ISBN
9784813031543
4.1

(104)

(58)

萌々

(22)

(12)

中立

(3)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
6
得点
417
評価数
104
平均
4.1 / 5
神率
55.8%

レビュー投稿数6

キスにキュンキュン♡

上下巻同時発売で良かった。
すごく気になるとこで終わってたのですぐ読めるぞー♪

…とページをめくったら、のっけから萌えMAXで転がった+゚。*(*´∀`*)*。゚+


上巻レビューで書き忘れてたけど、新キャラで津田兄登場してます。
下巻では津田兄中心に周囲がかなり騒がしい(・∀・;)

正直、BL部分から逸れてる気がしてお兄ちゃんの出番は必要だったのかな?と思う部分もあったけれど、お兄ちゃんも今の津田くんを作る基盤の一つであり、津田くんが成長するための原点回帰。
恋愛の歩みは遅いけれど確実に前進する恋の芽を見守ることが出来ました(﹡´◡`﹡ )


さて。下巻なのですが。

2人の間に変化が出始めました。
遠藤くんは分かりやすく行動に出たり、思ってることを口にしたり。

一緒に登校しようと駅で待ち、寝てる津田くんが起きるのを待ち。
何も言わずジッと隣にいるのは相変わらずなのですが、表情や空気がホワッと甘いです///
津田くんが鈍感なのも相変わらずなのですが、独占欲が…!!!

遠藤くんも津田くんもどちらかというとテンション低めで一見淡白なのに
独占欲には素直に従い、周囲に「俺のもの」アピしてるのが非常に萌えます(∩´///`∩)
あああキュンキュン堪らん。
放課後のキスとか最高+゚。*(*´∀`*)*。゚+

それも全て、千葉ちゃんの件のおかげ。

不安に駆られた遠藤くんと、ハッパかけられた津田くんは
(上巻帯)「お前の隣にいる為の言葉が欲しい」
(下巻帯)「俺だっておまえが欲しくてたまんねぇよ」
と想いを口にしーーー。

このシーンがものすごく萌え転がりました!!!
あれ?エチ始めんのか!?ってぐらいの熱量が…!(しませんけどね(´・∀・`))

キスはもちろん、首舐め・耳舐め・手舐め・黒子舐めがエッロいっ(///Д///)
津田くんも遠藤くんも色気が溢れてます+゚。*
コキあいっこぐらいはきっとしてたと思う(※すいません、妄想です)

そんなこんなで恋愛ほのかに始まりつつ、津田兄に振り回されつつ、進路問題に直面しつつ。

駅のホームから始まった未熟な関係が、駅のホームで更に深めて。
キスして手をキュッと繋ぐシーンがすごく印象的で素敵でキュンキュンでした。
はっきりとした「好き」や「付き合う」といった類の言葉は最後までなかったけど、
キスで通じ合えてるのなら良かったです(﹡´◡`﹡ )

思い返せば最初は津田くんキスして逃げたんですよね。
ドシっと芯があるのは変わらず遠藤くんの方だけど、津田くんも成長したなぁとしみじみ。

意外だったのが神崎の立ち位置。
ただの悪友ではなく、どこか危なっかしい津田くんを見守ってるポジでした。
そのバトンを遠藤くんに託し、遠藤くんが受け取るやり取りがすごく良かったです!!

心残りといえば、津田くん髪切ったのに画面には出てなかったこと(;ω;)
TD5(津田5分刈り)大作戦!って神崎くんが言ってたけど、5分刈りにしたのかな??
うぉぉぉ短髪の津田くん見たかった!!(切実に)

あとがき見るとまだ見られる可能性があるかも?
大学生編バッチコイ!
その時は朝チュンでもいいからアレソレ見たい(小声)

7

誰にも渡したくないって

上巻ではもどかしい展開が続きましたが
ようやく自分の「答え」をつかみ取れた津田。

直近の不名誉を挽回するごとく、
「俺はおまえを兄貴に渡したくねぇ」
と男を見せてくれます!!
きゃー!そういうの待ってたー°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

対する遠藤も
「俺は津田のものがいい」なんて…
二人ともすごいこと言っちゃってます!

はぁ…キュンキュン&ニヤニヤが止まりません。
吹っ切れた遠藤と津田が最強すぎる…
上巻の分を取り返すような甘みが沁みわたります。
ありがたや~…

不器用でじれじれな二人のキュン連投に心臓が高鳴りっぱなしです。
周りが変わり始める中で遠藤と津田も確実に変わり始めていることを
実感せずにはいられない場面でした。

その後の「放課後の戯れ」では互いの爆弾発言により
互いへのいとおしさに歯止めが利かなくなってしまった
珍しいくらい官能的な二人が見ることができます。

津田のモノローグで紡がれる言葉の一つ一つが
熱を帯びていて、艶めかしくてエロっちいんですよねぇ。
ここでは最後まで、はなくて、後の津田曰く
「触ったり触られたり、舐めたり舐められたり舐め返したり」
で終えています。
それを真顔で伝える津田にさすがの神崎も引き気味なのが笑います。

この一件が二人の変化の起点となって、
思っていることを口にして伝えるようになったり、
思うままに相手に触れるようになったり、ときには
独占欲丸出しだったり、どこかぎこちなかった二人の間に
甘ったるくて、やわらかい空気が漂うようになりました。

上巻から引きずっていた兄との関係も
少しだけ前進したように思えました。
まだまだ修復には時間がかかりそうですが…

兄の存在が自分にとって遠藤がどんな存在であるのか気付かせたように、
遠藤の存在が兄と向き合う勇気を与えてくれたのかもしれません。
そういう点でも今回は津田がすごく頑張ったなぁと。

あ、もちろん遠藤も頑張ってます。
津田との出会いから少しずつ他の人ともかかわりあって、
狭かった世界を広げていって、この巻ではすごくやわらかい
笑顔を見せてくれるようになりました。

卒業後、地元を離れてしまう神崎からは津田のことを
任されるまでに信頼関係を築いていて、いつの間にか、
この二人もちゃんと友達になってたんだなぁと嬉しく思ったり。

最後には遠藤と神崎が組んで、津田の髪を切るエピソードが
あるのですが、津田の散髪後の髪型(五分刈りらしい?)が
見られなかったことだけが無念でした…
見えそうで見えない、にくーい演出です(笑)
続きがあるなら、いつか見られるのかな?
また遠藤と津田に再会できる日を夢見て、お待ちしたいと思います。

1

DKの青く甘いセンシティブラブ、続編

『えんどうくんの観察日記』が大好きで、今回その続編が出るというので小躍りして待っていました。
今回も大変良い萌えでした。


上下巻合わせてのレビューです。

前作にて想いが通じ合った遠藤くん(受け)と津田(攻め)。うん、確か通じ合ったよね…? と思ってしまうほど、なかなかラブい雰囲気にならず。どちらも寡黙で言葉足らずだし、加えて津田が超絶鈍く、奥手(としか言いようがない)なせいかと思うのですが。まー本当ジリジリ焦れ焦れします。
そのぶん、たまにある遠藤くんのデレや、ストイックな津田の独占欲丸だしのモノローグなどに萌え転がります。特に、2人ともが相手の交友関係に対してすんごくヤキモチを妬くのにモエモエ。自分は妬くのに相手に妬かれているとはつゆほども思わない鈍チンな2人ですが、ヤキモチからの独占欲のコンボ、そこからのいちゃいちゃがたまらなかったです。

今回はラブ以外に、津田の兄が登場して、津田が抱いている複雑な思いが描かれます。2人の進路問題だったり、クラスメートの女子の気持ちだったりもこってり描写されます。
それはそれで、作品世界を深める要素にはなっていたのですが、ちょびっと「いやいや、私が読みたいのは津田×遠藤のラブですから!」という気持ちにもなってしまいました。ぶ厚めの上下巻2冊というボリュームでありながら、ラブの進展が圧倒的に不足。
そのあたりで神ではなく、萌×2にしています。キスシーンやら、ハグやらにはめっちゃきゅんきゅんさせていただきましたが、なんでエロがないんだ、エッチできるような場所がないからか! とか悶えました。

5

答え

津田に惚れるあたり、遠藤くんも千葉ちゃんも良いセンスですよね。津田、良いよな。ちょっと鈍いけど、身体がデカくてツボをしっかり押さえてくる。

ぶっちゃけ遠藤と津田のアレそれが見たかったのに、兄がからみすぎてきちゃったな〜という。これでさらに続きが出てたら満足できたかもしれないけど、結局遠藤くんと津田の関係性まで納得のエンドかって言うと、もうちょっと見せて欲しかった。最後のページにまたいつかどこかで…と書いてはあるので、ハヤカワノジコ先生の中では彼らは完結してないのかな。

兄が言ってたデモテープって、観察日記の幕間4コマで遠藤くんが目を輝かせながら受け取ってたテープのことかしら。デビュー前の音源…

0

『観察日記』の頃よりは随分自分と向き合えるようになった2人

 津田の兄が絶妙に苛々を煽ってくるようなキャラで、特に飲み会前後の彼の態度に途中で読むのを挫折しそうになりましたが、津田が兄のことを自分の中で折り合いを付けるのには必要なシーンだったんでしょうかね。なんだかんだで互いにブラコンを拗らせている津田兄弟。兄が津田に独占欲に近い感情を持っているのと同時に、津田も兄に対して羨望とも嫉妬ともつかない複雑な感情を抱えている。子供から大人へと変わっていくこの時期に、2人は共にそういった感情を清算する必要があったのかもしれません。

 この兄弟でのやり取りが、津田と遠藤との関係にも進展を与えます。今までに比べて格段に自分の感情を分かりやすく表現するようになったとまでは言えないけれど、本当に少しずつ少しずつ、津田も遠藤も自分の今感じている気持ちをちゃんと相手に素直に言えるようにはなってきていたと思います。焦れったくもあるけれど、これが2人にはベストなペースなんでしょう。周りの手も借りながら、ゆっくり恋人としての日々を積み上げていって欲しいですね。

1

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