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表題作えんどうくんの実験ノート 下

(?)津田
喧嘩が強く不良に絡まれやすい高校生
(?)遠藤
無表情な高校生

その他の収録作品

  • am

あらすじ

いつまでも今のままではいられないと
意識するようになった遠藤と津田。
自分たちの関係を問われても
答えることができなかった。
互いを繋ぎ止めるために何が必要なのか?
まだ足りない。もっと欲しい。
二人は気持ちを止められず……

作品情報

作品名
えんどうくんの実験ノート 下
著者
ハヤカワノジコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
えんどうくんの観察日記
発売日
ISBN
9784813031543
4.1

(110)

(64)

萌々

(22)

(12)

中立

(3)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
6
得点
447
評価数
110
平均
4.1 / 5
神率
58.2%

レビュー投稿数6

2人のラブがもう少し見たいです

当て馬×2のおかげで、上巻はだいぶんイラッとしました。
千葉さんが役割を果たしてくれて、下巻冒頭で気持ちが通じ合いようやくホッとしました。
遠藤が津田にぎゅっとしがみつくところがめっちゃ萌えでした。

が、津田兄のウザさは変わらず。
弟の本気を見抜いて、くっつけるためにわざと挑発してるのかなと好意的な予想をしたんですが違った。
ブラコンで、ただ邪魔したかった、ただの迷惑なエゴでした(バンドマンというのも個人的に微妙で。BLで描かれるバンドマンてだいたいかっこマンで小っ恥ずかしいので)

津田と遠藤は気持ちをハッキリ口にしたり、キスしたりはするようになりました。そこはとてもよかった。
進路もしっかり自分で決めました。そこへつなげるための兄の役割でもあったんですね。

が、そこまで。
別にエロがなくてもいいんです。
ただ、BLなので2人のラブが見たいだけなんです。

なので個人的な好みを言ってしまうと、千葉さんとちひろのきゃぴきゃぴとか、神崎の干渉とか、兄の話とか、あってもいいけど、もっと少なくていい。

それより2人がすごくかわいいので、津田と遠藤の話がもっと見たかったです。

ドキドキするシーンにチャイムが鳴ったり、キスの時に電話が鳴ったり(前回はキス寸前)は、またぁ?と思わず声に出てしまいました。

絵はとても好きです。

0

答え

津田に惚れるあたり、遠藤くんも千葉ちゃんも良いセンスですよね。津田、良いよな。ちょっと鈍いけど、身体がデカくてツボをしっかり押さえてくる。

ぶっちゃけ遠藤と津田のアレそれが見たかったのに、兄がからみすぎてきちゃったな〜という。これでさらに続きが出てたら満足できたかもしれないけど、結局遠藤くんと津田の関係性まで納得のエンドかって言うと、もうちょっと見せて欲しかった。最後のページにまたいつかどこかで…と書いてはあるので、ハヤカワノジコ先生の中では彼らは完結してないのかな。

兄が言ってたデモテープって、観察日記の幕間4コマで遠藤くんが目を輝かせながら受け取ってたテープのことかしら。デビュー前の音源…

0

誰にも渡したくないって

上巻ではもどかしい展開が続きましたが
ようやく自分の「答え」をつかみ取れた津田。

直近の不名誉を挽回するごとく、
「俺はおまえを兄貴に渡したくねぇ」
と男を見せてくれます!!
きゃー!そういうの待ってたー°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

対する遠藤も
「俺は津田のものがいい」なんて…
二人ともすごいこと言っちゃってます!

はぁ…キュンキュン&ニヤニヤが止まりません。
吹っ切れた遠藤と津田が最強すぎる…
上巻の分を取り返すような甘みが沁みわたります。
ありがたや~…

不器用でじれじれな二人のキュン連投に心臓が高鳴りっぱなしです。
周りが変わり始める中で遠藤と津田も確実に変わり始めていることを
実感せずにはいられない場面でした。

その後の「放課後の戯れ」では互いの爆弾発言により
互いへのいとおしさに歯止めが利かなくなってしまった
珍しいくらい官能的な二人が見ることができます。

津田のモノローグで紡がれる言葉の一つ一つが
熱を帯びていて、艶めかしくてエロっちいんですよねぇ。
ここでは最後まで、はなくて、後の津田曰く
「触ったり触られたり、舐めたり舐められたり舐め返したり」
で終えています。
それを真顔で伝える津田にさすがの神崎も引き気味なのが笑います。

この一件が二人の変化の起点となって、
思っていることを口にして伝えるようになったり、
思うままに相手に触れるようになったり、ときには
独占欲丸出しだったり、どこかぎこちなかった二人の間に
甘ったるくて、やわらかい空気が漂うようになりました。

上巻から引きずっていた兄との関係も
少しだけ前進したように思えました。
まだまだ修復には時間がかかりそうですが…

兄の存在が自分にとって遠藤がどんな存在であるのか気付かせたように、
遠藤の存在が兄と向き合う勇気を与えてくれたのかもしれません。
そういう点でも今回は津田がすごく頑張ったなぁと。

あ、もちろん遠藤も頑張ってます。
津田との出会いから少しずつ他の人ともかかわりあって、
狭かった世界を広げていって、この巻ではすごくやわらかい
笑顔を見せてくれるようになりました。

卒業後、地元を離れてしまう神崎からは津田のことを
任されるまでに信頼関係を築いていて、いつの間にか、
この二人もちゃんと友達になってたんだなぁと嬉しく思ったり。

最後には遠藤と神崎が組んで、津田の髪を切るエピソードが
あるのですが、津田の散髪後の髪型(五分刈りらしい?)が
見られなかったことだけが無念でした…
見えそうで見えない、にくーい演出です(笑)
続きがあるなら、いつか見られるのかな?
また遠藤と津田に再会できる日を夢見て、お待ちしたいと思います。

1

『観察日記』の頃よりは随分自分と向き合えるようになった2人

 津田の兄が絶妙に苛々を煽ってくるようなキャラで、特に飲み会前後の彼の態度に途中で読むのを挫折しそうになりましたが、津田が兄のことを自分の中で折り合いを付けるのには必要なシーンだったんでしょうかね。なんだかんだで互いにブラコンを拗らせている津田兄弟。兄が津田に独占欲に近い感情を持っているのと同時に、津田も兄に対して羨望とも嫉妬ともつかない複雑な感情を抱えている。子供から大人へと変わっていくこの時期に、2人は共にそういった感情を清算する必要があったのかもしれません。

 この兄弟でのやり取りが、津田と遠藤との関係にも進展を与えます。今までに比べて格段に自分の感情を分かりやすく表現するようになったとまでは言えないけれど、本当に少しずつ少しずつ、津田も遠藤も自分の今感じている気持ちをちゃんと相手に素直に言えるようにはなってきていたと思います。焦れったくもあるけれど、これが2人にはベストなペースなんでしょう。周りの手も借りながら、ゆっくり恋人としての日々を積み上げていって欲しいですね。

1

DKの青く甘いセンシティブラブ、続編

『えんどうくんの観察日記』が大好きで、今回その続編が出るというので小躍りして待っていました。
今回も大変良い萌えでした。


上下巻合わせてのレビューです。

前作にて想いが通じ合った遠藤くん(受け)と津田(攻め)。うん、確か通じ合ったよね…? と思ってしまうほど、なかなかラブい雰囲気にならず。どちらも寡黙で言葉足らずだし、加えて津田が超絶鈍く、奥手(としか言いようがない)なせいかと思うのですが。まー本当ジリジリ焦れ焦れします。
そのぶん、たまにある遠藤くんのデレや、ストイックな津田の独占欲丸だしのモノローグなどに萌え転がります。特に、2人ともが相手の交友関係に対してすんごくヤキモチを妬くのにモエモエ。自分は妬くのに相手に妬かれているとはつゆほども思わない鈍チンな2人ですが、ヤキモチからの独占欲のコンボ、そこからのいちゃいちゃがたまらなかったです。

今回はラブ以外に、津田の兄が登場して、津田が抱いている複雑な思いが描かれます。2人の進路問題だったり、クラスメートの女子の気持ちだったりもこってり描写されます。
それはそれで、作品世界を深める要素にはなっていたのですが、ちょびっと「いやいや、私が読みたいのは津田×遠藤のラブですから!」という気持ちにもなってしまいました。ぶ厚めの上下巻2冊というボリュームでありながら、ラブの進展が圧倒的に不足。
そのあたりで神ではなく、萌×2にしています。キスシーンやら、ハグやらにはめっちゃきゅんきゅんさせていただきましたが、なんでエロがないんだ、エッチできるような場所がないからか! とか悶えました。

5

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