故郷の島の同級生×日光アレルギーの起業家シリーズ完結!

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表題作日の当たらない場所(3)

磯崎拓斗
島の観光協職員
大島寛也
地域振興ベンチャー企業社員

その他の収録作品

  • 日の当たらない居場所
  • 日の当たらない図書室 2
  • カバーイラストラフ 2P
  • おまけマンガ 2P

あらすじ

寛也と拓斗の密かな交際が始まり、島の振興事業も順調に進んでいるかに見えた。 しかし、寛也の会社の立ち上げメンバーが全員ゲイであるということが島民に知られ――。感動の最終巻!!

作品情報

作品名
日の当たらない場所(3)
著者
たつもとみお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
日の当たらない場所
発売日
ISBN
9784040694436
4.2

(82)

(38)

萌々

(29)

(14)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
349
評価数
82
平均
4.2 / 5
神率
46.3%

レビュー投稿数13

二人とも頑張った^^

シリーズ完結巻です。
閉鎖的な島の復興の為に頑張っている主人公達。
当初は非協力的な島の人達の態度に腹立たしさを感じていたのですが、やっとまともに自分たちのことを考えるようになってくれて良かったです。
頑固で排他的な人達が多そうだったので、どうなることかと思いましたが…。
主人公の拓斗君と寛也君が島の事にも自分たちの事にも誠実に向き合っている姿に好感を持ちました。
島の人達も徐々に考えが変わっていく展開も良かったです。
ゲイに対しての反感が強そう場所なので、拓斗君と寛也君が甘い雰囲気になる度に見つかりませんようにとヒヤヒヤしました(笑)。

0

感動で涙が!

そう、この最終巻こそ感動の嵐でした。

ゲイであることに向き合い、自分のふるさと、親に向き合う寛也。
大切な人として、男性同士の愛に踏み出す拓斗。

千葉さんばりの動きがあまり感じられない絵が最初苦手だったのですが(ごめんなさい)、だんだんこの二人のキャラが大好きになりました。

島をよみがえらせたいと、アイデアを出しながら実現させていく若い力。地元の反対勢力、そしてそれを象徴するかのような父との和解は涙を誘いました。

二人の恋もですが、寛也の会社としてのお仕事もの、さびれた島を立て直そうという企画、地元との調整などが非常にしっかりと描かれていて読み応えがありました。しっかりしたストーリーの上に恋がのせられる、素晴らしいシリーズでした。

0

良い終わり方

やっと想いが通じ合い恋人らしくなるのかと思いきや、すんなりとすべてが上手くいくことはなく…
乗り越えるべき試練が次々とやってきた最終巻でした。

復興イベントに協力的ではない島民たちの嫌がらせがあったり
寛也達がゲイだと知った島民からの反発により島にいられなくなり、またふたりが離れ離れになったり…
胃が痛くなるような出来事が続きました。
そんな中でも事態は悪い方向に向かうのではなく少しずつ島もふたりも望んだカタチになっていき、最終的にはハピエンになってくれて本当に良かった!

島の復興イベントも成功し、寛也は父親とも和解。そして拓斗とともしっかり心を通わせて。
ここまでたくさんのツラい出来事をよく乗り越えたなとふたりを讃えたくなりました。

こちらの作品は3巻ともに私にはかなり重苦しい印象があり、読み返すことがなかなか難しかったです。 
それでも最後まで読むとスッキリと良いところに着地して、幸せな気持ちも味わえたなと思いました。

0

それぞれの居場所を大事にしながら

3巻はBLカプは一応成立状態で、復興関連が大変な展開でした。嫌~な感じのフラグを次々回収、胃が痛い。
島民の反発対応なんて依頼された側の仕事じゃなくない?と思うんですが、寛也はちゃんとお仕事続けるんですね。まあそうじゃないと話が終わってしまうか笑。気になってた2巻の学生が、こんな形で仕掛けてくるとは。頭の固いじいさま方もついに動いてムカムカ。
で、大ピンチで寛也の登場です。受けがこっちの役割って珍しいかも。いつの間にか寛也父が味方になってて、お?って感じでした。いろいろあったけど、復興事業は大成功で今後の希望も見える終わりで、寛也の家族との和解もあって綺麗な幕引きでした。
寛也と拓斗は遠恋になるのかな。お互いの誘いをきっぱり断る二人が素敵でした。それぞれが見つけた自分の居場所を大事にしながら付き合っていく選択が良いです。何気に積極的な寛也と実はヘタレな拓斗でぴったりのカップルでした。
たまに読み返したくなるタイプの作品です。

1

たしかにつないでいけるもの

ふう、読み返し終了しました。

SNSからゲイバレして、反対派の島民からの拒絶がさらに強まって、また疎外感を胸に島を出る寛也を見送るしかできない拓斗だったが…。

最終巻です。
1巻でからだは結ばれ、2巻でお互いがお互いのために離れようとしたけれど、こころの奥に触れ合って本当の意味で絆ができた2人。
イベント開催前に手を引かざるを得なくなっても、拓斗の頑張りで島民も一丸となってイベントを盛り上げようとする姿を遠くで見守るしかない寛也が切ない。
当日にトラブルが発生したときにひっそり来ていた寛也の機転で成功したときは、よんでいるこちらまで心底嬉しくなりました。

ずっと期待に応えられないことで拒絶されていると感じていた父親とも和解できて、読後感はすっきり晴れやかです。

島に残る拓斗と、島では生きられない寛也。
遠距離でもあそこまで強く想いあっていられるなら、きっと老後に本当にずっと一緒にいられるまで、ふたりの絆が切れることはないんだろうな、と思えるCPでした。
作画が綺麗なので、星空のシーンは圧巻です。

0

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