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義兄弟とかでもなく、生まれたときから一緒のたった2人の血の繋がった兄弟のBL!嬉しい!
兄×弟っぽいのも嬉しいポイントです!
恋愛感情と家族としての感情が混ざっている複雑さがとっても好きです。
兄弟BLがお好きな方は読んだ方がいいです。
表題作もとっても良かったです。
面倒くさがりな元先輩が元後輩と恋をしてすこーしずつ変わっている様子が萌えました。
どちらもすごく派手な展開があるとかではなく、人間模様がなんだかリアルに感じて登場人物を身近に感じられて良かったです。
兄弟BLということでおすすめされたのですが、表題作のアンニュイリーマンBLがやたらはまりました!!!それぞれの事情がいい感じに生々しくて萌え。親近感ってちょっとおかしいけど、そのへんで繰り広げられてそうな臨場感があるセリフや間、雰囲気の描写が秀逸です。映画をみているような感覚でした。
キス魔の後輩に飲み会でキスされるゲイ先輩。会社をやめてコンビニでバイトしてたらその後輩が現れて、、ここぞとばかりに絡んでくるんですよね。恋しかはじまらないやつ。ノンケだから気持ちを抑えたいのに、ノンケのほうから近寄ってきちゃうってワクワクしちゃうやつ。相手の事情なんてお構いなしにグイグイくる後輩もめんどくさいけど、自分の気持ちもめんどくさいっていう、”めんどくさい”ってとても便利な日本語ですよね。でもこの二人のもだもだにはめちゃくちゃはまってます。先輩の元彼がまたいい感じのスパイスになってます。あと気持ちいいと笑っちゃう受さんのクセがエロい。
兄弟のほうも面白かったです。妥協のないガチモンの兄弟ね!兄の苦しい気持ちと弟のモヤモヤ、そして父の思惑…気持ちが双方向になったとしてもそんなに明るさのみえない、重暗い感じがいいな〜と思いました。
両方の作品全体から感じる湿度の高さがなんともいえずにいいです。
作者さん新規開拓したいな〜、とお初の作者さんでしたが読みました。
2つのお話が収録されています。
表題作は表紙の感じそのままに、気怠い雰囲気で進むお話。
爆笑したり、号泣したりそんなのはひとつもない。
だけどキャラクターが発するセリフの端々に、表情に、リアルさがあります。
「何考えてんの?」「お前のことだろ」「道理で……」
ここのやり取りが妙にツボでした。
もう一つの実の兄弟の方は個人的にあまりハマれませんでした。
実兄弟が地雷というわけではないのですが、高校生兄→小学生弟への愛情ってのが理解し難いというか、リアルじゃ無い気がして。
表題作の方がリアルに感じられるお話だったので、余計に非現実的に思えたのかも知れません。
弟くんも可愛い可愛いしてないフツーの子で、兄が好きになったポイントどこなん?と思ってしまい。
漫画でそんなこと言ってても仕方ないので、あまり考えないようにして読んだのですが…。
兄←弟だったらハマれたかもしれません。
gateau、いいレーベルですよね。
絵、キャラ付け、間の取り方、受け攻めの心情を重視したストーリー展開、どれも好みです。二編収録されているどちらも、絵柄と作品全体の黄昏れた雰囲気がとってもマッチしてる。
表題作は受け攻めどちらも苦手なタイプでした。特に村田みたいな男はほんと鬱陶しい笑
でも、どこかでひっそりとこんな関係が発展していそうな感じがするんですよね。男同士の恋愛なんてこんなもんだよ、って。
ゲイの新倉からすれば村田への気持ちは恋情としての「好き」なんだろうと思うけど、それまでに経験してきた男同士ゆえの惰性とか諦めとか、仕事と恋愛の兼合いからくる疲労感みたいなものがよく出てる。村田はおそらくバイ寄りのノンケ。酔ったらキス魔で、新倉が自分に優しかったから素直に好意を持ってしまった、くらいの単純さが妙にあり得そう。
二人が醸し出してる空気には、付き合い始めたばかりの「恋人感」と、まるで夫婦みたいな「わかってる感」とが程よく混ざり合っていて、終盤はそんな二人を見ているうちにいつのまにかじわっと心地よくなっていました。
後半収録の「兄貴あれなんだったの」はガチ兄弟。ガチものは条件付きでハマるかハマらないかはっきりしていているので、読み終えた当初はめちゃくちゃ好みなんだけど、最後だけが消化不良でした。
子供同士がそういう関係に陥ってしまう理由として一番わかりやすいのは、彼らが親から虐待を受けていたりネグレクトされていて、お互いに守り合うようになっていった結果そうなってしまった場合。だけど、この白石家って両親も仲が良さそうだし、子供たちのことをきちんと教育しているんですよね。お父さんなんかは息子たちの関係を心配しているようにも、なんとなく察しているようにも見えて、深読みするとちょっと怖い。
新鮮だったのは、今までBLコミックで読んできた近親ものではあまり意識してこなかった「兄と弟のどちらが先に相手を好きになったのか」を問う描写がすごく印象的で、新たな萌えを刺激されました。これ、もうどっちが先かなんてレベルじゃなくて、宿命としかいいようがない。なにより、そこが一番怖くてエロかったかもしれないです。
実兄弟間の切実な恋とその理不尽さを淡々と綴るこの作品には、それまでの日常を完全に失ってしまう取り返しのつかなさというか、現実から逃げた二人が異世界に旅立ってしまったようなホラーっぽい終わり方が似合ってるんじゃないかと思ってました。あるいは、短編的にばさっと切って終わるような。この感じだと完璧ハピエンなので、そっちか~とちょっぴりがっかりしたけど、冷静に考えてみるとハピエンの方がもっと怖いんですよね…。
もしこの結末が編集の意向や業界の流行を加味せざるをえない中での選択だったとしても、ヤボなツッコミを入れさせない終わらせ方ができる作家様の力量は、やっぱりすごいと思います。
一回目に読み終わった時は「萌」。これを書いているうちにめっちゃ好きなんじゃんと思い直してもう一つ加えました。
表題はサラリーマンの後輩×先輩、同時収録作は兄弟モノです。
正直ガチ兄弟モノが得意ではないのですが、ガチ兄弟をかなり真正面から描いていて、茶化していなかったのは好感が持てました。
描き下ろしの逆ver…こっちの方が平和だったのか笑
◾︎表題
◾︎村田(後輩)×新倉(先輩→病気でコンビニバイト)
淡々としてるようで、心の中はざわついてる大人が染みる1冊でした。社会の中で適当に自分をごまかしながら生きてるんですよね大人は。真顔で「クソ可愛い」なんて思ってるのとか、まさに。
新倉の元カレが言った「タチにみられやすいの気にしてた」ってセリフで、新倉への愛しさが爆アゲ。村田に可愛いとか言われるの、実はすごく嬉しいのかな〜と思うとニヤニヤしてしまう。
描き下ろしの同僚のセリフ、社内バレしてたって意味なのかな…うーんなんか言いようのない感情
スマホサイズで電子書籍読むとモアレが酷くて辛い