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受けはピュアなのが好きなのに、
同じくらい遊郭モノに目がないワタクシ。
今回ももちろん穢れていってしまうのね、
と覚悟していたんだけれど。
なんと!
未通のまま!!
仕込みでも水揚げでもお道具のみでホンモノの挿入回避!
やったー!
売られる前、旺一朗が迎えに来てくれたのもよかった。
結局馬鹿な兄のせいで廓で働くことには
なるんだけれど。
遊郭ものですが受けの蕗苳にはわりと優しい
展開です。
水揚げから脱走したあとの折檻はきつかったけど。
蕗苳を買い戻すために旺一郎が使った金額が気になりますね。
花降楼シリーズ第一弾です。
ちなみに私はこの花降楼シリーズをすべて電子書籍サイトebookjapanで購入していますが、イラストは表紙のみで挿し絵はなく、あとがきも収録されていません。
他のサイトではどうなっているのか分かりませんが、電子書籍での購入を考えている方の少しでも参考になれば幸いです。
さて、この花降楼シリーズは遊廓ものなんですが時代設定は現代。売春禁止法が廃止され吉原が復活した、という世界観での話になります。
なので携帯電話も出てくるし、登場人物の話し言葉もわりとくだけた部分があります。
ですが、吉原や廓のしきたりとして現代的な感覚では考えられないようなことも平気で起こるので、あまり設定を突き詰めて考えずにシチュエーションやキャラクターに萌えつつ読みたいシリーズです。
個人的にはこういうトンデモ世界観はどんなキャラクターや展開が出てきてもどんと来いな気分になれるので結構好きですね。
なんだかんだでハッピーエンドになってくれるので、安心して楽しめるのもいいところだと思います。
そんなシリーズの第一作目となる本作は、遊廓に売られてしまった受けを幼なじみである攻めが助けに来るという遊廓ものとしてはかなりテンプレな展開。
第一作目ではあるものの、正直なところ花降楼シリーズの中ではちょっと印象の薄い作品かもしれません。
というのも受けである蕗苳は花降楼に二年しか居なかったので、この後続いていくシリーズの中で登場したり思い出話的に触れられることが少ないんですね。
キャラクター的にも旺一郎も蕗苳もあまり癖がないので、大きなインパクトなくさらりと読めてしまいます。
あと遊廓ものではありますが、蕗苳は他の客には最後までは致されず(途中まではありますが)旺一郎以外は知らないままなので、受けが攻め以外と関係を持つのが耐えられない人にもギリギリ読める作品かなとも思います。
シリーズ第1弾とは知らずに手に取りました。
蜻蛉と綺蝶の作品にどっぷり浸ったあとだったせいか、トンデモ設定とかまるで感じず(^_^;)、よく知る世界で楽しめました。
いや切ないですね……。
ずっと誤解、幼いときは意地を張って言えない。
再会してからは誤解されてて言えない。
ストーリーはテンプレで最後には両思いになるっ! てわかっているのに、誤解したまま受を抱く攻にはドキドキしました。
山藤とか受のお兄さんとか、悪役のスピンオフも読んでみたいです。
現代の遊郭という珍しい設定に加え、序盤はなんだかハチャメチャな展開だったので、正直最初は「これはちょっと失敗だったかな・・」と思いました。文体も軽いのでエロにも期待薄かなぁ~と。
でも受けが遊郭に入ってから徐々に面白くなっていきました。
あらすじの「指一本触れず・・」の通り何もしないのかと思ったら、ちゃんとやってますw
本番はナシですが他のお客も取っていますし。(いつも思いますがここの部分が無いと遊郭モノの魅力が半減だと思うのは私だけでしょうか(*_*))
受けと攻めの関係も、幼なじみらしくヤキモチ焼いたり焼かれたり可愛さが残る感じで良いです。
医者を目指していたはずの攻めが金融屋になっていたのはビックリしましたが。
全体的にツッコミ所は多いものの、なかなか楽しい作品かと思います。
プライドの高い執着攻め×健気な受け。受けちょっとだけ強気成分ありな感じです。
頭からっぽにして楽しく読めました。
ただ、読み終えて…裏表紙のあらすじが“水揚げするが、指一本ふれず……。”となっていることに、
嘘じゃん!しょっぱなから激しいじゃん!
とつっこんでしまいました…。あらすじにまとめるの難しかったんですね…。