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互いの今迄の人生が明かされて行きながら、今とこれからを2人で歩む事への戸惑いや渇望、不安、そして希望がそれぞれ胸の内に渦巻く様を描く葛藤に、グッと自然と握る掌に力が入ってしまいながら読み耽ってしまいます
人の複雑怪奇な心情の奥深さを厳選されたセリフやモノローグと臨場感のある画で魅せ切っています!
一言で言えば「匠の技」だな…と心底思える素敵な「読み物」です
2巻は見所が多くって色々痺れまくりましたが、やっぱり雪さんには敵わないかなぁ~!!
前半のあのもやもや雪さんから始まり、終盤の雪さんが先生に胸の内を吐露するシーン……そして全てを受け止め切る先生……
めっちゃ感動~… (>ㅅ<)
…って思ってると、、、辛辣雪さんのセリフでまた笑っちゃうw
ほんと、いい塩梅です!!!
互いの愛が深まった2巻!
さて3巻が楽しみです♪
堅く結ばれている2人が引き離されることや邪魔されることがなくてよかった。
雪の過去、佐吉との話もいい。
佐吉は渋いね。
佐吉への思いや関係が深かった分、斬られた雪は傷ついて。大雪の中、絶望していたところを松庵に温められたのがどれだけ雪にとって救いだったか、改めてわかってよかったです。
少ないセリフで印象的に見せる描写や、気持ちをうつす瞳が多くを物語る。
クールな雪だけど、誰かのために容赦なく斬る。
その場面がまた見事で。
理屈や段取りが省かれているのに、説得力あるのが好きです。
そして雪が斬った人をすぐさま松庵が治療するのもおもしろい。
雪は殺すために斬るわけではないし、松庵が治療するのを見込んでいそうだし。
家族に捨てられた宙ぶらりん同士、温めあって、惚れあっていい2人です。
神巻でした。1巻も好きでしたが、人情話に弱い自分としては2巻がより好きです。(そして3巻はさらに好きだった)
「俺の炊いた飯はまずいなぁ」というこのカットひとつが沁みる。ふすま越し、遠くにぽつんと座る雪さんの寂しさ。宙ぶらりんを、ひとりにしないでやってくれ。
佐吉も佐吉でいい男だから困りますね。雪さんが一度愛した男ですから、良い男でないと困るのだけれど。辰雄(雪さん)を手放したことは佐吉の弱さのせいだとは思えないが、辰雄を手放さずにそこに辿り着く道もあったかもな。うーん彼もまた孤独。
これはもう神評価しかない。
1巻は、当初連載で追いかけていたこともあり、各話読み切りのような感じでしたが、2巻にいたって、読者の心をわしづかみにするようにどんどんお話が深く、そして盛り上がってきました。
なれそめ編といった風情の1巻から、2巻は、雪、松それぞれの生い立ち、業が明かされていく展開。二人が親密に、そしてお互いかけがえのない関係になっていくにつれ、それぞれの思いや今に至るまでの自分を少しずつ語り合います。
松庵の親との関係、今村医者をしている理由、一方松の生い立ちと兄貴分との関係など丁寧に、そしてよく錬られたストーリーで、各話ごとにも面白いですが、全体に色々なものがつながってきて読み応えがありました。
そして、なにより構図と絵がすごいなあ、と思う。各話の表紙を見ているだけでも惚れ惚れする。
最後、兄貴分のせつなさが身にしみた。
今後、どこに行き着くのかとても楽しみ。しかし、スティグマタが再開するとあって、雪松は休み休みになるそうで、ちょっと残念だなあ。