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いつだってそうだ正気でいられない 東京心中(8)

itsudatte souda shouki de irarenai

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表題作いつだってそうだ正気でいられない 東京心中(8)

宮坂 絢,TV制作会社AD
矢野 聖司,TV制作会社映画部署

その他の収録作品

  • 私は君だった 君は私になるだろう
  • ワンダーランド
  • ボーダーライン
  • いつだってそうだ 正気でいられない
  • 鳥取は島根の右側です
  • ふぞろいの矢野たち

あらすじ

テレビ制作会社の仕事も、
恋人の矢野さんとの関係も安定してきた宮坂のもとに、
大手テレビ局のゴールデン枠への出向命令が…!?
華やかな世界への異動を喜ぶもつかの間、
ユカさんと向かったそこは想像を絶するワンダーランドだった…!!

人気のワーキングBL第8弾、人は何のために働くのか!?

作品情報

作品名
いつだってそうだ正気でいられない 東京心中(8)
著者
トウテムポール 
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
シリーズ
東京心中
発売日
ISBN
9784863497252
4.2

(53)

(29)

萌々

(12)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
221
評価数
53
平均
4.2 / 5
神率
54.7%

レビュー投稿数15

仕事とは

ゲームのモデルはワンダと巨像かな?
この作品は楽しいお仕事モノだと思っていたので、こんなに嫌な気持ちになり、さらに終盤この展開…え〜……派遣先のトラブルって派遣元も辞めないといけないほどのものなのか?戻してくれって言って交渉できるモノじゃないのか?ファニーは社員が潰されて黙ってていいのか?ファニーは宮坂を大事に育ててる最中かと思ったのに、これが普通なのか?と疑問だらけでなんともモヤモヤ。矢野さん成分も少なめだし…続きに期待。

0

いつだって正気じゃいられないやね

この巻はがっつりお仕事BLでしたね。つってずっとお仕事BLですけどw
2人がほぼ離れ離れだったからBL要素が少なくて、タイトルにあるように正気でいられなくなった宮坂のお話がメインでした。

宮坂が出向先から帰宅した時、矢野さんがハグしてあげるの吉川さんのアドバイスだったんですね。いつもGJだわ吉川さん。
過酷な環境で仕事して疲れて帰ってきて、矢野さんにハグされたらストレスめっちゃ軽減されるでしょう。

でもあまりに楽しくない、というか不快な、何のためにこんなことをやっているんだろう?と考えてしまう職場で宮坂が壊れちゃった。
ハナさんが無言で背中を押してくれるシーンがよかった。

逃げてきたんじゃない、考えるためにここに来たんだ
と砂丘で海を見ながら考える宮坂のコマの間にラクダがいたのが、先生さすがうまいです。
その前にイヤイヤ働いていそうなラクダの描写があったので、宮坂は自分を重ねて見たのかなと。

宮坂は会社に辞表を出しちゃったんですね。
それを聞いて矢野さんは何を言うのか。
また矢野哲学が出るのか。

0

多少ネタバレ注意?読んで良かった!

東京心中、人気作らしいし絵柄とかも嫌いじゃないし、巻数も多いから読み応えありそうだし、と思って読み始めたら気付いたら8巻まで一気読み。
あまりBLっぽくない?恋愛は確かに男同士だけどBLらしい甘さや背徳感があるわけじゃなく、お仕事漫画やレディコミみたいな感じで読んでいて、エロシーンで「あ、そういえばBLだったわ」というくらい。
甘々なのが苦手な私には、むしろ甘過ぎるよりは良い。
総括して全体的に好き。

けれども、その中でもやっぱりこの8作目が好き。
読みながら「ああ、わかるなぁ。嫌になった時ってこうだよな」と感じるあのシーンが、9作目まで読んだ後も少し引きずるくらいの印象がある。
宮坂とユカさんで2パターンあるのも良い。
なんなら恋模様とは関係ないところなのに少し泣いてしまいました。

少し流行りには遅れたけども読んで良かった。

1

ネタバレなし

登場人物に命が宿って、物語を牽引しているからダントツに面白い。普通は漫画(創作物)的に面白く読める方向に意図的に舵がきられるものなのに、なんかこの人達、本当にこの世に生きているみたい。新刊が出て、あれっ?と思って前の刊を読み返してみると、変わらない台詞なのに違った意味に取れたり。思わずレビューを書き直してしまった。本作は上下巻で2人の関係性を把握したら、続く巻を読み進めることで読者も2人の歳月を分かち合い、共感し味わいも深まると思います。

2

お仕事に偏った一冊

購入してから一年以上経ってしまいましたが、
やっと読むことができました^^;
東京心中の8巻目は、
ハッキリ言ってBLではなくなっていました。
ただ、次巻に繋がる、
とてもいい作品だったと思います。

前回最後、松本と共に出向することになった宮坂でしたが、
出向先はとんでもなくブラックな職場でした。
誰も幸せにならない仕事をする会社の方針に悩む宮坂。
家にも帰れず、矢野にも会えず、壊れる寸前の宮坂は……

という、なんとも辛い展開に……
淡々と進んでいくストーリーと、
悩みながらも着実に仕事をこなす宮坂をみていたら、
なんだか泣けてきました。
山あり谷ありの展開ではなく、終始暗くて苦しかったです。

そんな宮坂が崩壊寸前に逃亡したのは、
何故か鳥取でした。
でも、逃げたのではなく、
考えるために来たのだと考える宮坂が、
まだ自分の状況を諦めていないのだと思えてホッとしました。 

出した結論は、退社……
やっと自宅に帰り、
矢野と対面するところで今巻は終わりました。

これからの宮坂と矢野がどうなっていくのか……
心配ですが見守りたいと思います。

矢野と一緒の場面は少なかったのですが、
共にゲームをして遊ぶ冒頭の姿には、
二人の関係性の進展を感じました。

自分で頑張らないと最後まで辿り着けない……
なんだか、ゲームと仕事をリンクさせていたような気がします。

ただ、頑張ることだけが全てではないし、
宮坂が壊れる前に自分で決断できた事は良かったと思いたいです。

ラブは少なかったけど、
とても内容の濃い一冊だったと思います。
長いシリーズの中に、今回のような流れがあってもいいのではないでしょうか?
私はそう思いました。

2

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