新装版 イルミナシオン

Illuminations

爱照亮了爱

新装版 イルミナシオン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
67
評価数
17
平均
4.1 / 5
神率
47.1%
著者
ヤマシタトモコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784396784584

あらすじ

名作復活

厄介すぎる三角関係ーー
ノンケの親友と”俺を抱いた男”と俺。
「終わるような関係は結べない」

公務員の幹田(みきた)(29)は、ノンケでありつつも幼なじみの小矢(こや)(29)に長年恋心を抱いていた。しかし小矢は浮気性で女好き、そして26年来の大親友。
そんな恋に限界を感じていた幹田は、コミュ強のチャラいゲイ・洲戸(すど)(24)にナンパされ、そのまま抱かれてしまう。
幹田にとっては「同性と寝てみる」だけの夜のはずが、その後洲戸は幹田を口説きはじめ、小矢に「幹田を抱いた」と告げたーー。

ままならぬ三角関係を描いた表題作ほか、
4本の傑作短編を収録。

描き下ろしは、10年ぶりの表題作の3人!!

表題作新装版 イルミナシオン

洲戸 清寿(きよとし)、24才、バーテンダー
幹田 隆氏(りゅうじ)、29さい、公務員

同時収録作品ラブとかいうらしい

同時収録作品ばらといばらとばらばらのばらん

同時収録作品あの人のこと

同時収録作品神の名は夜

須賀、ヤクザ
三ヶ島(ミカ)、ヤクザ

その他の収録作品

  • separatin?
  • きみはばらよりうつくしい。
  • NOBODY BUT GOD KNOWS.
  • postscript(旧版あとがき)
  • おまけまんが 描き下ろし

レビュー投稿数4

表題作だけじゃない!

もー、最高ですよね!
ヤマシタトモコ先生にはいつも泣かされます。
表題作ももちろんいいのですが、
短編がホント最高‼︎
とくに、女子の描き方がお上手で、
女子を描かせたら右に出るものはいないとさえ思っています。

【イルミナシオン】
スペイン語で照明の意味でしょうか?
登場人物3人にそれぞれ焦点を当てていく手法で描かれています。
心は身体を裏切るし、心も心を裏切る……
気持ちと身体の一致しない苦しさが伝わってきます。

ハッピーエンドではないのですが、
不思議と嫌な気持ちにはなりませんでした。
個人的には、当て馬なんだろうけど洲戸を応援しています^^

【ラブとかいうらしい】
両想いなんですよね?
きっと……というお話でした。
違う?

【ばらといばらとばらばらのばらん】
同じ人が好きなライバルは男子で……
という、女子目線のお話です。

自分のは子どものような恋だけど、
相手は本物の恋をしていると知るところが胸アツ……
女子が男子を救うヒーローのように描かれていて、
大好きな作品です。

【あの人のこと】
これってBLではないかも……
でも、一番切なくて悲しくて悔しくて優しいお話だった。
手書きのメモ……泣けるわ……

【神の名は夜】
デビュー作なの?
神です!
このお話が一番ハッピーエンドでしたね^^
元祖溺愛攻めでしょう!


描き下ろしが少しコミカルなのはいつもの事ですね。
これに救われるところもあります。
とにかく、何を読んでも素晴らしいとしか言いようがない!
あとがきも楽しかったです‼︎

1

イルミナシオン新装版

旧版はもちろん持っていて。
BLにはまり始めた頃にヤマシタトモコさん作品に出会い、ソッコー既刊本をコンプリートしたなぁ。
最近は非BL中心のような印象や「さんかく窓」の展開が私には段々…?になってきてて、今回新装版もどうしようかなーと思いつつ…でも買ってよかったですよ。
今読んでみると、すでに非BL的なんですよね。BLと非BLの境界線というか。
で、なんとも言えない曖昧さがあって、やっぱりこのあたりの作風好きだわ…

「イルミナシオン」
1冊の半分くらいを占める表題作。
女好きで相手とっかえひっかえの幼なじみ・小矢に、ホモでもないのに片思いの隆氏。
いい加減ツラくなってホモを確かめようと初対面の男と寝て。
しかしその相手・洲戸も心に抱えるものがあって…
結構暗い話だと思うのです。でも隆氏は小矢とも洲戸とも縁は切らない。寂しさは吹っ切って。
この微妙さがいい。

「ラブとかいうらしい」
ゲイの子と、その友達が冬のベランダで話をしている。それだけの話なんだけど。
アウティングでゲイバレした絶望感とか、本当に好きな人には告れないとか、ノンケ目線では好意を知らないままなのは悲しいとか、それを知って涙が出る気持ちとか…
センシティブなんです。

「ばらといばらとばらばらのばらん」
同じ男子を好きな男の子と女の子の、微妙な友情?
ていうか、女子の方の一方的な共闘感、のようなもの。
こういうの描けるのはヤマシタトモコさんならでは、だと思う。

「あの人のこと」
設定の妙だと思う。
幼なじみの洋平が事故死し、葬儀に以前遊びで作った「そう式によんでくれリスト」に従って呼ぶ人たちの、それぞれの回想。
ちゃんと偲んでくれる人はいるんだよ。でも。
愛は生きているうちに。

「神の名は夜」
デビュー作だそうです。コマ割りとか詰め込んでる印象。そしてトンがってる。
愛は暴力。そういう萌えを読み取ることができる。本作の中で一番BLらしい。そして共依存的な。


ここからは各話の後日談的なSS。

「separation?」
隆氏のアパートにしょっちゅう洲戸と小矢がやってきて構ってくる。
モテんのめんどくせー…と遠い目の隆氏です。

「きみはばらよりうつくしい。」
文化祭でバンドでステージ出演の十亀。友達いないくせに変な度胸があって。

「NOBODY BUT GOD KNOWS.」
指を詰めて入院中の須賀は、看護師さんたちにミカのノロケ話を言いまくってる。看護師さんたちはミカちゃんを女性だと思ってるし。病室に入れず帰っちゃう三ヶ島です。

「postscript」
各話ごとの作者様ご自身による解説!


さてここから新装版に際しての描き下ろしSSです。
「おまけまんが」
隆氏の部屋で隆氏を取り合う?小矢と洲戸。
小矢は3Pを提案!
もちろん不成立に決まってるんだけど、隆氏の存在感がうす〜〜い。

「さんかく窓」からヤマシタ作品に触れた方々、是非読んでください。面白いよ。

3

おまけ漫画がたったの3Pでがっかり、だけど好き。

旧版は持ってます。

新装版は「10年ぶりの表題作の3人!!」というので期待して読んでみたけど、あぁそうなの……やっぱり決着ついてないのね……というオチで正直、ガックリ。
しかもたったの3P。
旧版を読んでる人が、これ目当てに新装版を買ったら多分がっくり来ると思う……。

しかも私は勘違いしてたんだけど、「表題作の3人の10年後」ではないんです。
10年も経ってりゃ決着ついてるよね、と思ったら「3人を描くのは10年ぶり」なだけであって、お話は「最大のモテ期到来」のあのまま。

本編は誰にも選ばれない辛さみたいなのがヒシヒシ伝わってきて、シリアスなトーンなんだけど、番外編の「separation?」では、もうこのまま決着つけないままビミョーな三角関係でいいんじゃね?みたいな明るいノリになっているんですよね。

で、新たに加わった3Pも本編のシリアスな感じではなく 決着つけるために3Pしようぜ!と小矢が言いだす……というコミカルなお話。

男二人で主人公を取り合ってギャーギャーしてるのを、相変わらず醒めた目で見てる主人公‥‥というやつ。

いつまでたっても収まるべきところに収まらない三人の関係を描いているという点ではこれでいいんだと思います。
が、私は洲戸に報われて欲しいなぁと思いながら読んできたので、ちょっとかなしい。

ーーーーーーー
私が好きなのは「あの人のこと」

五人の登場人物によって語られる一人の青年にまつわる思い出話。
それによってその青年の生き様が浮き彫りになってくるのだけど、最後で知らされる事実は何とも切なくて……。


新装版のオマケ漫画に期待してただけにガックリ度は半端ないのだけど、収録されている作品はやっぱり好きなので萌萌です。

2

不完全燃焼

表題作イルミナシオンは巻末の短編を読むまでは救いがないというか、だれも幸せになれなくて読後が悪かったです。
26年片想いしてたのにいざ相手もこちらを向いてくれたら好きじゃないとか。セフレも可哀想です、本気で好きになってくれたのに。通い妻してくれてるのに。
どうしてこうなっちゃったんでしょうね?
一人にしてくれ!って。モテ期到来ですね。
親友は女好きなのに主人公とどうなりたいんでしょうか。取られたくないだけなのでは?

ばらといばらとばらばらのばらん
女の子が良かったですね。十亀と恋敵なのに虐められてるのを助ける形になっちゃったり、曲や歌詞や唄を誉めたり。
きみはばらよりうつくしい
ではなんと学祭で自分のことを歌にされ唄われてしまいます。このお話で救われました。

いわゆる幸せな恋愛や結末はなく作者さんらしい作品なのかもしれませんが、何だか満たされませんでした。

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