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九尾狐家異類婚姻譚~黒い瞳の花嫁~

kubikoke irui konintan kuroi hitomi no hanayome

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表題作九尾狐家異類婚姻譚~黒い瞳の花嫁~

アレクサンダー、遊学中のドラゴネアの王仔で竜族
炯都、九尾狐王家直系でみそっかすの王仔

その他の収録作品

  • あとがき
  • 九尾狐家異類婚姻譚キャララフ

あらすじ

炯都の通う翰林院にドラゴネアの王子アレクが編入してくる。世話役に指名された炯都は同室で寮生活を送ることになるのだが…。

作品情報

作品名
九尾狐家異類婚姻譚~黒い瞳の花嫁~
著者
鈴木あみ 
イラスト
コウキ。 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
九尾狐家妃譚~仔猫の褥~
発売日
ISBN
9784576181622
4.2

(27)

(10)

萌々

(13)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
114
評価数
27
平均
4.2 / 5
神率
37%

レビュー投稿数6

アレクの粘り勝ち

九尾狐家シリーズ第5弾です(*´▽`*)

今回のお話は焰来と八緒の仔供の炯都と第3弾で当て馬的存在だった
エドワードの息子アレクサンダーのお話です。
こちらの作品を読んでエドワードが再婚したことを知り
ちょっぴり胸が切なくなりました(>_<)


炯都は自分に自信のない控えめな性格で
アレクは執着心が凄くどちらも私の好きな性格でした(*´▽`*)
ただ、アレクはちょっと無理矢理な部分が多くて
最初は炯都が不憫で仕方なかったです。

いっぱいすれ違って切ない部分も多々ありましたが
ちゃんとハッピーエンドだし炯都の寿命に関しては
目から鱗の話が出てきてなるほど!ってなりました(*´▽`*)
結婚する話の時に八尾が焰来の気持ちを察しながら炯都にお話するのですが
父親心が溢れてて良い父親になったなぁと勝手に思っちゃいました。
八緒に似てると言うのもあるし、しっぽが1本しかないと言うのもあって
傍に置いておきたいって気持ちがあったのかなぁ。


二人の子供のお話も読んでみたかったし
第4弾同様ページがもっと欲しい!と思いました(*´▽`*)

1

やっぱりドラゴンボールには強大な力があったのでした。

このシリーズものが好きで、やっと読むことができました・・・。

今回の主人公、ケイトの父母の焔来と八緒の話からだと、やっぱり急ぎ足な感じがしますね。
アレクがケイトに無体する理由がちょっと
無理やりな感じがします。本当に好きならそういうふうにしないよ・・・と思いました。

若気の至りってことで最初は読めたのですが、
途中の一文で、寮にはいってから毎晩のようにやられる 的な表現にちょっと引きました。

もっと大事にしてくれよーーーー!って叫びたい。

基本、言葉が足らなすぎる二人です。すれ違いも誤解から・・・。
でもその誤解の解かれ方も、ご都合主義な感じがしました。

とはいえ、幼い時の二人は猛烈にかわいいし、
最後どうなるんだ・・・と思っていたら、すごい便利なドラゴンボールがでてきて
さすが、竜だけあるね!と納得。
ただかっこいいだけじゃなかった。

元の主人公カプは焔来と八緒なので、八緒は尾が八本になるまで
子供産むのかしら・・・と思うとまだまだ、モフモフシリーズを味わえそうで楽しみです。

ケイトに下には双子の九尾兄弟もいますからね・・・

このシリーズには癒しを求めているので、ハピエン絶対賛成です。

1

新鮮味がなくなって来ました

ちょっと期待し過ぎたかもしれません。いつもより萌えが足りなかったです。たぶん焰来と八緒の両親CPが好きだからかもしれません。炯都の寿命問題が解決したのは良かったけど、駆け足感が否めませんでした。翰林院のエピソードが短かすぎたのも残念でした。
エチする仲になるのも早かったし、アレクサンダーが炯都を初めから好きなのが分かるので切なさが足りなかったです。
個人的には子どもたちの話より八緒が本来の姿を取り戻す方に興味があります。いつまで猫の姿なんでしょうか?
長々と続くとマンネリ化が心配です。

2

シリーズ第5弾

待ってましたの「九尾狐家異類婚姻譚」シリーズ第5弾!
コウキ。先生のイラスト込みで大好きなシリーズです。
今回は巻末キャララフもモリモリ増量で3ページ!
勿論ちみイラストも堪能できます!
表紙は勿論、カラー口絵もすっごく可愛いのです。

物語の今回の主役カップルはドラゴネアの王子アレクと炯都ちゃんです。
二人の出会いと気持ちを通わす迄が切なかったりすれ違いもあったりで、ハラハラドキドキです。
炯都ちゃんはお母さん似なのですが、ヒト化するのが遅かったことなどから少し自分に自信が持ててないのです。
でも、周りからの愛情はたっぷりで育っているし、とても素直で可愛い性格をしています。

とにかく可愛いお話なので、ケモ耳好きなら、シリーズモノですがぜひ1作目から読んでみて欲しいです!

まだまだ楽しみなシリーズです♪

2

せつないをもっと

 まさかと思ってたらホントに来ましたよ。竜族ドラゴネア王国のお世継ぎアレクサンダー王仔。まだ生まれたてのほやほや、ひと型も取れずにベビーベッドに寝ていた炯都を見初めて、いつかお妃にすると固く心に誓ってたらしい。恐るべし竜の執念。もちろん炯都の方は、自分が新生児にしてすでに売約済みだったなんてつゆ知らず。ただでさえ奥手で引っ込み思案の彼が呆然としてる間に、アレクの策にまんまとはまって、「お添い伏し」の儀式の夜に初めてを奪われてしまう。

 身体が先走って心がすれ違い、しなくてもいい遠回りをしてしまう二人。炯都みたいな子にはちゃんと手順を踏んでゆっくりアプローチしてあげなくちゃ。そこはややアレクの辛抱が足りない。結構な遊び人で場数を踏んでるようでも本命を前にすると勝手が違ったってことでしょうか。だってこの二人の場合、炯都の母八緒と父焔来のときに比べたら本来はずっと楽勝パターンだったはず。国際結婚だけど関係良好な王族同士ってことで格のつり合いは取れてるし、竜と狐の種族の違いも、乗り越えるウルトラC的な手段があるらしい。障害らしい障害って実は大してなかったりする。

 私は鈴木あみ作品では、不憫でけなげな受けが波乱万丈の末に幸せをつかむお話が一番好きなので、身分も種族も寿命も、格差ありまくりで八方ふさがりだった1作目の八緒・焔来カプの方に断然肩入れしたくなる。本作ももう少しみそっかす炯都の葛藤とか、炯都を溺愛する焔来が遠い異国に嫁がせたくないと暴れるとか、せつなさと波乱の展開が欲しかったかな。あと焔来と長男の煌紀とは、おんなじ九尾の本家跡取りでも、不器用な堅物とチャラい遊び人という描き分けができてたんだけど、本作のアレクと煌紀はタイプが近すぎてそれぞれのキャラがいまいち際立ってなかったかも。まあしっぽの触感はあきらかに違うんですけど。イラストのコウキ。さんも含めて大好きなシリーズなので末永く続いてほしいがゆえに、今回は少々いちゃもんをつけさせていただきました。

3

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