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W不倫モノということで、ドロドロを期待して読んでみた。が、ここから妻を交えた四者バトルか?というところで終わってしまった。この先はBLというより韓ドラになってしまうから仕方ないのかな。
友哉は結婚して妻は妊娠中でマンションはローン購入で、ガチガチに囲い込まれている感じ。息苦しそうで追い詰められそうな空気を出しつつも、逃げる勇気はなさそう。義務的に良い父親になろうとしてるように見え、主体性のなさが気になる。
それだけなら流され不倫の似合うチョロいキャラってだけだが、絢斗に一目惚れ後は脳内で他者批判を繰り広げ、好感度が下がっていった。恋に盲目になり客観性を失った状態で、批判のための分析を長々語られても、どの口が、としか。
そんな友哉からは罪悪感も背徳感も切なさも何も感じることができず、また友哉の恋愛感情は絢斗に対するものしか描かれていなかったので、ダメなのに止められない……みたいな不倫モノの醍醐味は楽しめなかった。
絢斗は遊び相手を見極める目を持つはずが、何かを間違えてしまったらしい。それは友哉の問題でなく、自分自身がそうなったのが誤算ってとこが面白い。別れ話後の態度の変化には驚いた。友哉にしか反応しない身体の異変が無くても、同じことになっていたんだろうか。
肉体関係を続けている間は、二人ともわだかまりもなく楽しそう。絢斗の遊び方が酷いせいで、お互い独身でも同じ心理描写になった気がする。
前提として、読み手が持つ不倫への何かしらの感情を乗せた上で読まなきゃいけないのかもしれない。元から否定的な気持ちを持っていれば勝手に背徳感を感じて楽しめそう。それをどの程度感じるかは、読み手の倫理観次第なのかな、と。
個人的にはこれが禁断といわれてもピンとこなかった。
何が良いって、受けも攻めも本当に人でなしなんです。簡単に流されてしまう受けに、サイコみを感じるほどに横暴な攻め。双方最低なので(笑)変に感情移入してしまうこともなく、二人が奥さんに怪しまれつつ堕ちていく様をフィクションとして楽しめました。
文華先生が書かれる、攻めの子供っぽい発言や行動、本能剥き出しみたいなセリフが個人的萌えポイントなのですが、今回もドンピシャ。受けを初めてホテルに誘い出す時の「我慢できなくなっちゃった」がもう!もう!!!
破壊力すごすぎて、最低な攻めに萌え散らかしました。
読者に委ねるラストもよかったです。
タイトルの「アフェア(affair)」は1 仕事 2 出来事 3 情事 の意味。
ここでは、The affair;情事。
こんな男と知らずに結婚してしまった奥さん、お気の毒、
二人とも美男。
斎藤絢斗:28歳 妻帯
雪野友哉:30歳 妻子持ち
性癖を隠す世を偽る女性との結婚、
その裏で性癖を満たす情事を重ねる二人の男。
最初は、ひと時の火遊びで心を満たすだけのはずが、
魔性の男に本気になって、沼に共連れで墜ちていく。
この先、世間に隠し通せるのか謎。
こういう形で性癖を偽装する男性は、実際に居そう。
丸木先生の小説は、ゲームシナリオ作家だけあって、構成が罠に追い込むスタイル。ゾクゾクする展開だった。
読後不快を感じるほど、上手い作家だと思う。
ダブル不倫モノです。
今ちょうどドラマでもやってますね、
ダブル不倫。そっちも見てます。
タイムリーだ、この作品。
妊娠中の妻がいる主人公と新しくやってきた2つ年下の上司。
主人公は地味だけど整っていてスタイルも良くて肌も綺麗で美しい顔してるそう。なので、モテるタイプでこっちから積極的にいかなくても女の子の方から寄ってくる。来るもの拒まず去るもの追わずで、今まで無難に恋愛こなしてて本当に好きになった事なかったらしい。
そんな中運命の人に出逢っちゃったや。ずっと自分の性嗜好は男なんじゃないかと思いながらも考えないようにしてたのに、どタイプの男が上司に。
彼は自分とは正反対。男らしい引き締まった筋肉質な身体に自信たっぷりな風貌。人を惹きつける魅力溢れた精力的なタイプ。
気持ちを悟られないようにと思ってるらしいんだけどダダ漏れで、ハンター体質の彼にロックオンされてそこからは早かったよ。もうめくるめく快感最初っからすごいの、2人の体の相性は最高らしく離れられないし、もう他の女抱けない位お互いに夢中。
唇が魅惑的らしくキスめちゃされてます。
繋がってる時もずっとちゅっちゅ。
この二人、ダブル不倫だし、主人公はもうすぐ父になるし、こんな二人は幸せにハッピーエンドになるわけないんですよ。
どうラストを迎えるんだろうとずっと思いながら読んでました。
そしたら、最後の最後に攻め視点のモノローグがありました。
ミイラ取りがミイラになるとはまさにこの事で。
いやぁ、面白かったです。
ただ、自分がこの二人の配偶者だったらもうショック過ぎて立ち直れないかもしれない。
私が個人的に好きだわ〜って設定は、主人公が草食系男子に見えて性欲が人よりも多いってところ。ギャップっていいですよねー。
こちら、笠井あゆみ先生の挿絵がとても魅力的です。割とまんま見えてます。(紙本)
「人に道を踏み外させる恋とは恐ろしいものですね。」(あとがきより)
好きになっちゃったら仕方がない、
恋に「落ちた」って怖いですね。
「今俺たちのしていること罪でもなんでもないよ。ただ、知られなきゃいいんだ。そうすれば周りの人たちを傷つけることもない。俺たちも幸せなままだ。」(本文より)
人にバレなければ、自分だけ幸せになるために不道徳でもいいかなぁ?罪って何だろう?
番外編SS「敗因」に基づいて、「結婚」と「恋」は別物であることです。
両方バランスよく持たせる友哉と、片方を捨てた絢斗。
二人は本当に幸せになったのか?
本当に誰にも傷つけることもないか?
一番傷つけられたのは、絢斗と友哉だと思います。
「不倫はダメ、絶対。」(あとがきより)