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なんと言ったらいいのか…もう素晴らしくて。本当に好みな作品でした。BL小説でここまでいいなと思う作品にまだあまり出会えていないのですが、いや~良かったですね。つまらないページが1ページもなかったです。
リアルでの不倫はもちろん、ダメ、絶対。でもこんなに読んでいて惹き込まれるのは、やっぱり不倫の背徳感なんでしょうか。BL不倫の本をもっと読みたくなりました。どなたかオススメおしえて〜。
ネタバレなしでも伝えたいことは、結末からラストの【絢斗】の流れがとんでもなく良いということ。痺れましたね。もうしばらくは2人のことを考えてしまいそうです。読者、振り回されます。廃人確定です。
あらすじ読んで大丈夫そうな方、オススメします!
こ、これはすごいお話…!
ダブル不倫ものだと理解したうえで読みましたが、想像以上のドロ沼っぷり。
どこまで堕ちていくのだろうかと気になって、グイグイ引き込まれて一気読みでした。
それぞれの言動に共感するところは無いけれど
その過激で生々しい衝動と抗えない恋心の前で本能のまま動いてしまう彼らから目が離せなくなるような引力があって。
どんな結末が待っていようとも受け入れたいという気持ちにもさせてくれました。
友哉の想いに面白半分で絢斗が乗っかるようなところから始まる関係ですが、ふたりの間にある空気がどんどん濃く重たくなっていく様子に釘付け。
絢斗のほうがどんどんのめり込んでいったのはちょっぴり意外でしたが、そういう人間臭い部分が見えたのがスパイスとなってストーリーのドキドキ感が増していたなと思います。
そして絢斗の激しぎる友哉への執着を知って、ずっと受け身だった友哉こそが魔性の男だったのだなと感じました。
妻たちとの関係と今後どうなるのか?というのはめちゃくちゃ気になるところではありますが、
あえてあの場面で終わっていたことで余韻までゾクゾク楽しむことができた気がします。
関係が始まる時点で倫理観は壊れているので
そういうのが苦手な人はただただ苦しくなるだけだろうし、
それぞれの妻の立場になったらたまったもんじゃないなと思うけれど。
読み手としては大変読み応えのある作品でした。
W不倫モノということで、ドロドロを期待して読んでみた。が、ここから妻を交えた四者バトルか?というところで終わってしまった。この先はBLというより韓ドラになってしまうから仕方ないのかな。
友哉は結婚して妻は妊娠中でマンションはローン購入で、ガチガチに囲い込まれている感じ。息苦しそうで追い詰められそうな空気を出しつつも、逃げる勇気はなさそう。義務的に良い父親になろうとしてるように見え、主体性のなさが気になる。
それだけなら流され不倫の似合うチョロいキャラってだけだが、絢斗に一目惚れ後は脳内で他者批判を繰り広げ、好感度が下がっていった。恋に盲目になり客観性を失った状態で、批判のための分析を長々語られても、どの口が、としか。
そんな友哉からは罪悪感も背徳感も切なさも何も感じることができず、また友哉の恋愛感情は絢斗に対するものしか描かれていなかったので、ダメなのに止められない……みたいな不倫モノの醍醐味は楽しめなかった。
絢斗は遊び相手を見極める目を持つはずが、何かを間違えてしまったらしい。それは友哉の問題でなく、自分自身がそうなったのが誤算ってとこが面白い。別れ話後の態度の変化には驚いた。友哉にしか反応しない身体の異変が無くても、同じことになっていたんだろうか。
肉体関係を続けている間は、二人ともわだかまりもなく楽しそう。絢斗の遊び方が酷いせいで、お互い独身でも同じ心理描写になった気がする。
前提として、読み手が持つ不倫への何かしらの感情を乗せた上で読まなきゃいけないのかもしれない。元から否定的な気持ちを持っていれば勝手に背徳感を感じて楽しめそう。それをどの程度感じるかは、読み手の倫理観次第なのかな、と。
個人的にはこれが禁断といわれてもピンとこなかった。
何が良いって、受けも攻めも本当に人でなしなんです。簡単に流されてしまう受けに、サイコみを感じるほどに横暴な攻め。双方最低なので(笑)変に感情移入してしまうこともなく、二人が奥さんに怪しまれつつ堕ちていく様をフィクションとして楽しめました。
文華先生が書かれる、攻めの子供っぽい発言や行動、本能剥き出しみたいなセリフが個人的萌えポイントなのですが、今回もドンピシャ。受けを初めてホテルに誘い出す時の「我慢できなくなっちゃった」がもう!もう!!!
破壊力すごすぎて、最低な攻めに萌え散らかしました。
読者に委ねるラストもよかったです。
タイトルの「アフェア(affair)」は1 仕事 2 出来事 3 情事 の意味。
ここでは、The affair;情事。
こんな男と知らずに結婚してしまった奥さん、お気の毒、
二人とも美男。
斎藤絢斗:28歳 妻帯
雪野友哉:30歳 妻子持ち
性癖を隠す世を偽る女性との結婚、
その裏で性癖を満たす情事を重ねる二人の男。
最初は、ひと時の火遊びで心を満たすだけのはずが、
魔性の男に本気になって、沼に共連れで墜ちていく。
この先、世間に隠し通せるのか謎。
こういう形で性癖を偽装する男性は、実際に居そう。
丸木先生の小説は、ゲームシナリオ作家だけあって、構成が罠に追い込むスタイル。ゾクゾクする展開だった。
読後不快を感じるほど、上手い作家だと思う。
