電子限定描き下ろし付き
大好きな熊猫さんの本!ですが、オジサンがちゃんとオジサンすぎる、、!オジサン受がぜんぶダメ、ってわけではないんですが、熊猫さんの本は20〜30代な攻×童顔の可愛い年下受がスタンダードなので、やっぱり慣れず、、今回は同自主録も同級生と、歳の差年下攻だったので「萌」評価に
登場人物はあいかわらず、みんな可愛い人柄で素敵です。エッチは、表題作は大人のおもちゃメーカーの話なので、ちょっとだけ濃いめかな?
いつものちょっとショタっぽい受を求めてる方には違うかも、な1冊です
熊猫先生のこちら、なかなか読まなかった作品でした。
【うちの上司が痴漢にあいまして】
山下 くん、予想以上に性欲まっしぐらタイプでした。
上司の渡辺 さんがイケてる枯れオジ。痴漢エピソードからの、カプセルホテルえっちまでの展開が面白い。
でもね…好きなら渡辺さんの事を大事に抱いて欲しかった~
性欲まっしぐら過ぎたな。
【マイ·マグカップ·マーチ】
長い付き合いのゲイカップルの話。
これは、良かった~!
長く付き合うと互いの事を知っているけど、反面、見やすい部分を見ていることも有ったりして。
知れば知るほど愛情が深くなる2人の記念日。
良かったです。
【未来人にカンパイ】
教師同士の恋に変わる話。
いーですね。訳有り年の差。年下攻め。
教育実習生と当時の教え子ってところが良い。
私は、表現作より他の2作品が好みでした。
タイプそれぞれのCPが楽しめました。
熊猫さんの短編集です。
表題作は、部長が大好きな部下のお話。二人はアダルトグッズ会社の社員ですが、実は部下の方は御曹司で、継ぐ気はなかったのに部長が好きすぎて後を継ぐ決心をしている。ってそんなことはどうでも良くて、ギャグ調です。
部長から、痴漢されて、という悩み相談をされ、大張り切りする部下。彼をガードするうちに、あれこれして、一緒に行ったカプセルホテルで自社グッズであれこれするっていうお話でした。
こういうあり得ない展開のお話は、ギャグにするとしっくりきますね。作者さんが上手いのかな?
他に、壊れた家具カップをきっかけに、人生の節目を迎えるカップルのお話や、昇進の先生を、年下ワンコの新卒先生がぐいぐい慰めるお話が入っていました。
個人的に先生の絵柄とか、こだわった背景とかが好きです。
描き下ろしはデジタルなのかな?
◆うちの上司が痴漢にあいまして(表題作)
おじさん受けと敬語眼鏡攻め、そしてしつこいほどの濃厚なエロを満喫できる作品でした。上司の渡辺を痴漢から守るという紳士的な行動から、流れるように自分が襲う側に回る部下・山下の狡猾さには拍手。しかもそれがカプセルホテルの1室という狭過ぎる空間の中で行われるんです。これは渡辺もたまったもんじゃないですよね。初セックスにも関わらず、奉仕させるところから始まって、おもちゃも使い、顔射とハメ撮りでフィニッシュという濃さでお腹いっぱいになりました。山下目線での渡辺の可愛さに思わず共感してしまいます。
◆マイ・マグカップ・マーチ
本編だけだとページ数的にも他の2作品に圧されてる感じがしたのですが、後日談がすごくお気に入りになりました。思い出のマグカップを割ってしまった恋人に、新しいのを買って渡すのではなく、金継ぎして渡すなんてとっても素敵ですよね。
◆未来人にカンパイ
エロでは表題作に劣りますが、ストーリーはこちらが一番好きです。教育実習生と実習先の小学生という関係だった2人が、教師同士として再会。人生に疲れ切って必死に自分を保とうとしている久保の表情に見入ってしまうんですよね。そんな彼が笑ってくれた時は、武田が言うようにすっごく綺麗なんです。押しの強いワンコ系攻めの話は王道ではありますが、表情豊かになった受けにこちらも嬉しくなる作品でした。
3作品収録。
「うちの上司が痴漢にあいまして」
ゲイの社員。
好みのタイプの部長さんが痴漢にあっていると聞いて、ナイト(騎士)を買って出るも。
送り狼に豹変〜!
部長さんの同意、無しでしたよね。アンタ、痴漢と同じじゃないのよ。
しかもさ。この若手平社員、実は会社の跡取り。
だから、自分では自分の立ち位置わかってるわけよ。
何もパワハラ的にオレの言うこと聞け、さもないと…とは言ってはないよ。だけどさ。部長よりも自分の方が…って前提でいるわけよ。そこがジワ〜とイヤだ。
その後問題になったって、自分の方が職を失うとか考えてないもんね。
もっともっともっと反省してほしい。
その上何も知らずに悩んでた部長さんがなんかバカに見えてそこもイヤだった。
「マイ・マグカップ・マーチ」
言葉足らずのせいで、ふとした出来事に過剰に意味をもたせて不安になる…
その機微はよく表せてると思った。
片っぽは別れか⁈と怯え。
だが相方さんはプロポーズだった、という。逆でなくてほんと良かった。
「未来人にカンパイ」
これね〜…
既婚者だったけどゲイバレ&奥さんの浮気で離婚決定、という教師さんのお話なんだけど。
この設定重すぎません?
急に「未来人」とか言って現れる人物がちっとも救いじゃなくて、何ですぐ「アレはボクです」って言わなかったの?無駄に久保先生が傷ついたじゃん。
熊猫先生の作品、いくつか読んでるけど。どーもツボがピシッと合わない。面白くないわけじゃないけど。趣味じゃないに近いけどマグカップの話が良かったので「萌」で。