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表題作狂犬ドルチェ

ラウロ・コルソ、食品会社フードサービス事業部長
菊森玲央、パティシエ、25歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

パティシエの玲央は、突然現れたラウロに高級ホテルのパティスリーへ招かれた。その上、豪華な社宅で世話係として尽くされて……。

作品情報

作品名
狂犬ドルチェ
著者
宮緒葵 
イラスト
石田惠美 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829626597
3.6

(105)

(29)

萌々

(44)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
16
得点
368
評価数
105
平均
3.6 / 5
神率
27.6%

レビュー投稿数16

ちょうど良い執着

宮緒先生お得意の執着攻め。
他の作品だと、攻めの執着が行きすぎて、おいおいそれはちょっとやり過ぎなのでは…と受けが心配になるほどなんですが(それが宮緒作品の魅力でもあり好きな部分でもある)
今作はちょうど良い執着なので、安心して読めました。(監禁とかもしてないし、ちゃんと合意の上で行為に及んでいるし…)
受けがしっかり自立しようとしてるのが個人的に好みでした。
あと攻めが超ハイスペックで最高です。いや〜攻めはこれぐらい色々してて(できて)欲しいですね。
そこまで貴族とかが出てくるような話ではないのに、何だかゴージャスで景気のいいお話で読んでて楽しかったです。

執着攻めがお好きなら是非。おすすめです。

0

我を忘れて貪る敬語攻め

作者様買いです。

さすが宮緒葵先生。期待を裏切らない忠犬……いや狂犬っぷりでした。

ガタイが良くてうやうやしく、礼儀をわきまえた敬語攻めが、情事の時は我を忘れて本能に従っちゃう姿、堪らないですね。。

イタリア男ってのがまた、本当にいい…良すぎて困る…

耳を甘噛みしながら"Sei tutto per me"(”あなたは私の全て”)とか囁いてきちゃうんですね。こんなの腰砕けになるに決まってるー!!

物語も二人の子供時代の出会いエピソード、そして徐々に明かされていく玲央の出自…と、甘さとハラハラのバランスが絶妙で、一気に読み切ってしまいました。
ドルチェの甘さの中にスパイスがピリッと効いてます・:*+.

宮緒先生のワンコ(狂犬)攻めといえば「渇仰」の達幸の印象がやはり一番強烈なんですが、こちらのラウロはより私好みの狂犬でした◎
(あっでも我を忘れていても解すのは忘れないで欲しいかな…玲央くんのお尻が心配になりました笑)

はあ‥しばらく宮緒先生の小説読み漁りは止められそうにありません。

2

黒い犬・・

2023/01 新書館ディアプラス文庫発刊の電子版を購入。【挿絵無し】

天使のような美貌と純真な心を持つレオが
外を観たくて家から抜け出て、貧民街へ紛れ込み、黒い犬に助けられた
黒い犬へご褒美として与えたのは、レオが手作りした星型のクッキー
・・と、レオの記憶に残っている。

美貌のレオは、日本で有名なケーキ職人になっていた。
そして、黒髪碧眼、イケメンのイタリア人がスカウトに来る。
伏線回収は、意外な展開で、面白かった。

2019年にプランタン文庫で発刊された作品に、番外編を追加した最新の電子版を購入。
狂犬の糖尿病を気にするレオが、抱き潰される番外編。
続きが出たら嬉しい。

1

ドルチェのように甘々のエリート警察犬!


も~~相変わらず冒頭からもう面白い!
イタリア人、褐色攻め×不憫美人で、今回も潔いくらいの犬っぷり。

幼い頃イタリアで出会い、日本で再会。
受けの玲央はその容姿の美しさから、いじめを受けていたりしていました。
そこへ、救世主のごとくラウロが登場。
出会った当時のラウロは孤児でボロボロだったのに、ミラクル変化を遂げて受けの前に現れたのです。

受けはパティシエで、ラウロは甘いものは苦手なのに受けの作ったお菓子だけを嗅ぎ分けて食べる臭覚は、もはや警察犬。
包み隠さない愛の表現に、最初から甘さ全開でした。

そして!見どころは何といっても完璧そうに見えるラウロが受けより先にイッちゃうところ!!
巨根でいい男で絶倫。
なのに我慢できずに粗相して、それでも犬として誇らしそうな姿だけで読んだ価値あったなぁと思いました。

また、一見するとラウロだけが受けスキスキーに見えますが、私は最初から両想いだと思います(笑)
後半では受けが大胆になっていきます。

最後の展開には攻めの高スペックさに少し笑ってしまいましたが、○○姿のイラストも見れて得した気分でした。
表紙と中のイラストに若干違和感があったものの、満足です!

3

なんか怖かった……

宮緒先生の作品を久し振りに読みましたが、初エッチの時の攻めがちょっと怖くて、そこからの展開に乗り切れなかったです。
攻めは安定の犬っぷり。初エロはマーキング、種付けとばかりにぶっかけ祭りになるんだけど、濃すぎて胸焼けがしてくるというか。巨根&絶倫でケダモノじみていて、一体何発出すつもりなんだよ、と思わずツッコミたくなるわけのわからなさが、なんか怖い。
受けはゲイってわけでもなく、しかもはじめてなのに、いきなり精液まみれにされるのって、どんな気分なんだろ…とつい冷静になってしまう。攻めの妄執じみた愛情は、生い立ちを考えると納得できなくはないのだけど、受けの方にはそこまでの強烈な愛情を受け入れるほどの切実さもない気がして、いつそんなに好きになった?というところで引っかかってしまう。

とにかく、攻め側の背景は丁寧に描かれているわりに、受け側がサラッとしすぎていて、あっさりほだされた感じ。番犬に守られて懐かれてるうちにカラダが…という流れにしか見えず、そのエロも後ろを解さないで突っ込んだりとか、受けがあんまり気持ちよさそうには思えなくて、好みじゃなかった。残念。

2

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