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男しか愛せない既婚者に恋をした
「このキスは記事にできない」がすごく良かったので2023年11月に読破。
もともと絵柄はあまり好きではなかったんですが(本当に個人の好みの問題です ごめんなさい)、画力そのものがすごく高くて作画がブレないので、本当にストレスフリーでスルッスル読めます。
素晴らしいです。
「素直で真面目なバーテン大学生x既婚美大講師」です。
男の店長含めた三角関係、かつ不倫(つまり奥さんも数えたら厳密には四角)なので、このテーマが無理ならそっとブラウザバックです。
あとがきで作者さんが「男性3人全員だめんズ設定にした」とおっしゃってただけあって、受けの奥さんも含めて4人の誰にも共感できませんが、ここまでしっかりと描き切ってる不倫BLってありそうであまりなかったし、美麗な肉体でえrえrですし、人間臭さとか弱さとか、幸せってなんだろうとか、そういうのを読みたい方にオススメです。
私はこの作品に大満足です。
でもこれ始まりの一連の接触、コラッ、フツーにセクハラやんかw ってなりましたw
まぁ "おっ、コイツ間違いなく自分に惹かれてるな" って受けが見抜いたからこその行動、って感じなので納得です。
受けのことをキャラとしてどこまである程度好きになれるかって結構、本作を読んでく上で重要な気もしますね。
「男相手に勃つなんて普通じゃない」とか「残念だけど俺…男だよ」とか、言葉の端々にうーーーん、なんでそんなこと言うのかな?って思えるような感じもあるのですが。
ゲイであることの うしろめたさとかを表現したかったのかな。
(あっ、本作がツボった方は 恋煩シビトさんの「バラ色の時代」やARUKUさんの「恋に落ちる花」もぜひ)
今更ですが読みました。最初あっ...不倫かぁー、これ下手をすればバッシングの嵐なのでは?とドキドキしながら読みました。
歩(攻め)は真面目で学生ときた。真面目なやつが不倫なんてするかと言う疑問が生まれるのでは?とヒヤヒヤしました。(勝手なおせっかいです)
でも読んでいくうちにどんどん翻弄されていく様がよく分かって引き込まれていきました。
義孝(受け)店長(昔の恋人)のせいで心がズタボロ。本気の恋なんてしないと歩を弄ぶ。
こうなってしまったのはやはり店長のせいであってでも店長は既婚者なくせに義孝を突き放そうとはしない。この関係がどう変化していくのかドキドキぐとまらなかったです。
キャラがブレることなくここまで綺麗におさめた作品はないのでは!?と思うくらい最後は納得でした。
あえて言うなら店長にも少しは苦しんで欲しかった(願望)
義孝の嫁さんも弱みに漬け込んだタイプだったので嫁さん可哀想とかにはなりませんでした。
色々書きましたが色んな感情が入り乱れる一冊となってます。スケベシーンあり、肉体美ありな満足度の高い本でした!
中盤までは義孝の人を振り回す性格が好きになれなくて、濡れ場にもあまり萌えられなかったんですが、過去に囚われ雁字搦めになっている彼の弱さが垣間見えてくると、段々可愛いと思うシーンも増えていきました。本気で好いた同性が結婚してしまい、自身は捨てられる側に。商業BLではけっして珍しい過去ではありませんが、そこで義孝自身もすべてを理解してくれる女性と結婚した、というのはなかなかない例ですよね。義孝の気持ちを正しく知っている上で、戦友のように親友のようにずっと傍にいてくれた彼女を蔑ろにせずちゃんとケジメをつけさせる展開が良かったなと。彼女が守ってくれたものを、今度は歩が引き継いで、しっかり義孝を幸せにしてあげて欲しいです。
不倫もの。でも全然ドロってる感じはなかった気がします。どっちかというと受けの妻より受けが昔好きだった男の方が存在感がでかいので、妻の存在はあまり縛りになっていないような?
ストーリーは良かったです。坂東にとって歩はちょうど空いてた隙間に入り込んでぴったりはまる存在なんだろうなってのがすごく納得でした。歩は学生だしハマったら一直線な感じで、年下攻めらしさが出てて良かったです。自分の信じる正しさに従おうと苦しむところは読むのもしんどい…。
山場はたぶんすごく盛り上がってました。トシと坂東の妻の会話をかぶせながら、坂東と歩のHシーン。なんとなく没入して読めなかったので演出すごいなーと思いながら見てしまったんですが。
最後は坂東の方から何かあれば良かったのになあと思いました。坂東がケジメをつけるシーンが描かれず、ふわふわした印象のままなので。坂東の中に歩を選ぶ決意をはっきりした形で見たかったです。
ずっと姫であり続けた坂東に不満は残りますが、古い昼ドラみたいで面白かったです。
今、丁度読み終えてレビュー書いてます。
買って良かった!と、心から思えました。
素晴らしい画力に圧巻です!
BL作品で、久しぶり興奮しました。
更に、泣けた・・・
ストーリーも、サイコーでしたし。
今まで、読んだBL作品で、この攻めは素晴らしい人格者で、わたしが惚れました(笑)
これから、何回も読み返してしまう作品です。
