木原音瀬さんのレビュー一覧

吸血鬼と愉快な仲間たち 2 小説

木原音瀬  下村富美 

BL要素が出てきて嬉しい

暁の勤めるエンバーミング施設で、夜の清掃のアルバイトを始めたアル。ゲイのエンバーマー見習い・室井が暁に積極的にアプローチするので、モヤモヤしたり焦ったり。暁への恋心を自覚し始めます。また、雑誌のモデルをしたのがきっかけで役者デビューすることになり、アルの身辺はますますにぎやかになっていきます。

アルが仲良しだった女優の遺体の血を思わず舐めようとしてしまい、吸血鬼の本能と人間の良心とのジレンマ…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

これからの展開が楽しみ

昼間は蝙蝠、夜は人間の半端な吸血鬼・アル。蝙蝠の姿のまま冷凍食肉と一緒に日本に送られてしまいますが、良き出会いに恵まれ、それまでの寂しく惨めだった人生が変わっていきます。

前半は、アルが吸血鬼になった経緯、暁や忽滑谷と知り合う過程が描かれ、ゆっくりしたペースで話が進みます。アルが可哀そう…と思いながらも、全一巻の作品に慣れていた身には少し退屈で(すみません)。でも、アルが殺人鬼に刺されて大け…

2

愛すること 特典

想像力って怖い

遠距離恋愛を始めた寛末と松岡の話
続きよめて幸せでした

漫画と違って、ノベルって想像だから。。。
寛末が怒ってると思って泣いちゃう松岡や
寛末の鎖骨に鼻を乗せて「一緒に住んで」とお願いする松岡とか
想像して、やばいめっちゃ可愛いって悶えました。

そして、篠崎に惚気ている松岡もたまらん好きでした
可愛い可愛い
寛末じゃなくても、思いますよね。
可愛すぎです。。。

でも…

3

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

惚れた弱み

”どんな君でも好きだよ”と言った寛末は、
大好きな葉子が、松岡だったと知って
受け止められず、松岡から距離を置くようになる
二人とも、もう会わないと思っていたのに
共通の知り合いを通じて、また出会ってしまった二人

受け止めてもらえないとわかっているのに
好きでいるのを辞めれない松岡と
同じ人だって、性別が違うだけだってわかっているはずなのに
”男”である松岡をどうしても受け入れ…

6

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

感情がぶつかりあう。。。二人の幸せって何だろう

女装した、営業課の松岡は、酔わされて襲われそうになる
被害者は松岡なハズなのに
襲った男は、松岡が”男”であると知ると、
『変態野郎』と罵り、彼を平手打ちにする
松岡は、その場を所持品を全て置いてがむしゃらに逃げ出して
どうしようもなく、ただ道端でしゃがみこんでしまう。。。
そして、彼にやさしく声を掛けてくれたのは
彼の今後の人生を変えるといっても過言ではない
総務課の寛末だった

2

「鈍色の華」ビーボーイ応援店特典書き下ろし小説ペーパー 特典

恋愛の醍醐味

日本での仕事を終えたダンは、佐川をニューヨークに連れていき同棲し始めます。
本編は佐川の視点だったのでダンの気持ちは想像するしかなかったのですが、この短編でダンの一途な気持ちが明らかになります。

ダンが佐川のインスタグラムを覆面でフォローし行動を逐一監視するのも、不安な気持ちの裏返し。そして、相手を信じ切れないその不安感は、本編で鶴屋に手ひどく振られたトラウマだったのですね。鶴屋に全く気持…

2

鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

夢中な男たちが可愛い

一年くらい前に初めて読んだときは、エロばかり‥と、ちょっと食傷気味な読後感だったのですが、読み返してみたら、とても面白くて。私が変わったのかしら?と、ちょっとソワソワしてしまいました(笑)。

ハイクラスの男、兎河とダンが、冴えない男、鶴屋と佐川に陥落する下克上感がたまりません。そして、彼らが表面上、主導権を握ろうと言葉で取り繕う様が、滑稽で可愛いらしくて。
知性を離れた欲望の部分だからこそ…

9

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

アスペルガーの苦悩…

エゲツない話が読みたい‼︎
と思って読み始めたCOLDシリーズだったのですが、透×藤島シリーズは私の萌のどストライクで…
in NYでようやく私のエゲツないモノ欲が満たされました(´;ω;`)

空港のシーンからずっと楠田が不憫で軽い吐気を覚えるような内容だったのに、
海斗目線になると海斗の抱える苦悩に涙が何度も溢れて。。
作中で触れられなかったけど、驚異の記憶力と集中力。また他人の気…

4

COLD THE FINAL 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

酔いしれました

発売前日に知った「COLD」シリーズ完結編。
更にハッピーエンドの単語に激しく動揺してしまいました。
だけど平日には読めない。絶対泣く‼
そんなジレンマを抱えること数日。
短編集なのだから少しずつ読めばいい。
そんな思惑も「SLEEP」「LIGHT」「FIVER」とそれぞれのその後のショートストーリーに本編の威力が突きつけられ、ちょっとした出来事のはずなのに胸が震えてしまいます。
なに…

9

アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

青い鳥が飛び去ってしまう前に

犬飼、いい人ではないですか。望まない形で交わってしまったけれど、河内を気遣う優しさがあり、生まれた子どもを引き取って育てたいとまで言ってくれて。犬飼はαで、圧倒的に優位な立場にあるのに、人としての誠実さがあり、愛があると思うのです。
河内を無理やり抱く挿絵が鬼畜な感じで、犬飼の印象が悪くなっている気がします。子どもを優しくあやす場面の挿絵があったなら、ずっと好印象だったと思うのです。

Ωに…

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