松尾マアタさんのレビュー一覧

ディア・マイ・コンシェルジュ 小説

李丘那岐  松尾マアタ 

じっくり丁寧に

はじめましての作家さんです。

主役の二人の関係性の変化と主人公倉原の気持ちの描写の変化が、すごく丁寧にじっくりかかれてますね。

頑張っちゃうコンシェルジュ倉原。かたや何でもこなしちゃう俳優並みのイケメン同い年の和喜多。

俺に抱かれてみろよってパワーワード!
せめて俺を好きになってみろよ、とか、俺と恋愛してみろよも有りだったな。

和喜多を好きになるほど卑屈で不安になる倉原。…

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ディア・マイ・コンシェルジュ 小説

李丘那岐  松尾マアタ 

全力のコンシェルジュがいい(≧▽≦)

こんな全力で尽くしてくれようとしてくれるコンシェルジュのいるホテルへ行ってみたい(≧▽≦)

受け様は、真面目で石頭のコンシェルジュ、倉原。
お客様の為の努力を惜しまず、お客様の笑顔を見るのが嬉しい、なんて言っちゃう、クールな見た目に反して熱い男。
攻め様は同僚で営業の和喜田。
こちらは軽いイケメンで、チャラくてふらふらしてそうで、最初はあんまり私の好みではなくって( ˊᵕˋ ;)

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Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

自分を束縛すること

とても素晴らしい作品でした。

何と言っても、テーマが一貫しているなと感じました。
自分を束縛してしまうことについて、丁寧に深く切り込んだ素晴らしい作品だと思います。

表題作と男女CP作品が一つ入っているので、地雷注意でした。
個人的には男女CPの方が特に好きで、思いがけず涙が止まらなくなる作品でした。
妊娠エンドは何だか謎でしたが...

そして、男女CP作品が入っているとい…

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BOSSY 小説

N・R・ウォーカー  松尾マアタ  冬斗亜紀 

青春みたいな

新書館ブックフェアの煽りは「ポルノみたいな出会いで、エロゲみたいなセックスをして、青春みたいな恋に落ちた。」
新書館にしてはカジュアルな煽りだなと思いつつ読んで、おおよそ煽りの通りでした。海外作品のゴージャスな雰囲気が好き。どんどん読めるタイプの作品。

相手の素性が分からないままベッドイン!の展開は良くあるけれど、ここまでトラブルなく甘々を貫く作品は珍しいな、という感想。どこかでトラブルが…

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BOSSY 小説

N・R・ウォーカー  松尾マアタ  冬斗亜紀 

読後感がすごくよかった

M/M初登場の作家様ですが冬斗先生の硬質でエロさ滲み出る翻訳が素敵で、ウイットに富んだ軽妙な会話を堪能していたらあっという間に読み終わってしまいました。
以下ネタバレしています。




シドニーの大手不動産会社のやり手のセールスマンがある夜のバーで出会って5分で自分の部屋に連れて行った男と、お互いの名前も知らない割り切った関係として濃密な一夜を過ごした二人。そしてその一夜が凄すぎて来…

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BOSSY 小説

N・R・ウォーカー  松尾マアタ  冬斗亜紀 

恋に落ちていく二人の様子が最高

とても面白かった。
優秀なビジネスマンな受けとホテル王の御曹司攻め。受けは仕事にやり甲斐を感じていて、プライベートは気楽な関係を楽しむ主義。攻めもその提案に乗り気で二人はベッドになだれ込むのだけれど、一度きりは勿体ないと二度目を提案してからどんどん雪だるま式に二人の感情が膨れ上がってしまうお話。

口では割り切った関係だと言いながらもヤキモチ妬いたり、お互いに恋しちゃってる様子が面白かった。…

7

BOSSY 小説

N・R・ウォーカー  松尾マアタ  冬斗亜紀 

くっついて眠る

マアタ先生挿絵だったので購入。好きな人とくっついて眠る事に幸せをたっぷり感じる方でしたら、めっちゃおススメしたいです。良かったー。ほんと冬のお布団の中、くっついて眠った時の温かみみたいなご本です。本編420P弱。BOSSY=威張り屋、王様野郎、そんな感じの言葉みたいです。

きりきり働き素敵な家で暮らしている不動産営業のマイケル。お仕事いっぱいなので面倒ごとはヤダヤダと、「さっくり体だけの関係…

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月の魔物 小説

西江彩夏  松尾マアタ 

dark lust

電子短編。
表紙絵からわかる通り、触手もの。
そして、ちょっとホラーの香り…

主人公は、銀行員の米倉。
特に趣味もなく、家と銀行の往復。規則正しい生活。そしてゲイ。
今日は帰りに同窓会がある。
そして、その同窓会で高校の時に恋していた細川に再会するのだが…というストーリーです。

当時告白したが返事は無くそれっきり。今久々に会っても他の人に対しての態度と全く同じ。
米倉はそん…

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隣りにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

言葉は大事

遠くにいる人、の続編です。
冴えない佐倉と、創業者一族の小田島。

今回は、小田島にお見合い騒動が勃発。自分に自信がなくて超が付くネガティブ思考の佐倉は「自分が我慢する、自分が引く」ということを小田島に言います。でも小田島の気持ちはとっくに佐倉に向いていているのに、そう言うことを言われることに寂しさを感じてしまいます。
あまりにも自虐的な佐倉にゴウを煮やした小田島はとうとう本当に自分のこと…

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遠くにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

傲慢な攻めと自己肯定感のない受け

なんとも、この攻めの小田島はなんて傲慢な男なんだろうと思いましたよ。
でも、単なる傲慢ってよりは、そう言う環境にいたからなのかも知れませんね。同族企業で副工場長。
本社から工場へ来たけれど、やっぱりそりゃお金持ってて生活圏も違う人なんですよ。対して受けの佐倉は、見た目もイマイチ、高卒で塗装作業をずっとしていて、元カレに持ち逃げされたり、挙句の果てにはDV野郎に寮に軟禁されるとか。。。
幸薄す…

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