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一穂ミチ 三池ろむこ
おぶもいもい
ネタバレ
サンと要の関係だけを見れば あまり難しくなく進んでいく恋のお話、という 感じでしたが。 要の隣人とのやり取りがものすごく危なかったり 要が後ろ向きな性格になった理由含めた過去が重たかったりして、メリハリのついた展開となっていました。 要が長年抱え続けてきた誰もわかってあげられない悩みや葛藤には 苦しくなりつつも引き込まれる部分があり、 一つひとつのエピソードにはしっかりドラマがあ…
一穂ミチ 志村貴子
ちろこ
一穂先生の業界の話、やっぱ好きだわー アナウンス業界をモチーフとした名作と名高いあの作品もそうだけど、今作のお笑いモチーフのもすごい。主人公2人のBLの進捗状況とは別に、彼らが身を置くお笑い業界の裏の世界が細やかに描写されています。 お笑いに対するコンビ間の情熱の温度差や、ネタ作りや賞レースへの向き合い方、シビアな実力の世界が垣間見えたりと、たくさんの人を明るく元気にさせるお笑いの世界の光…
一穂ミチ 穂波ゆきね
同窓会で再会して関係が始まっていく、 その部分だけ見るとよくあるストーリーかな? という感じですが。 片喰と初鹿野を繋ぐ過去のエピソードは かなり苦しくて、 さらに片喰の初鹿野に対する想いも 思っていた以上に重たかったので 単なる再会モノとして片付けられないほどに 濃密な展開だったなと思います。 そして。 片喰の人物像をどう捉えるかによっても だいぶ印象が違うお話になるな…
一穂ミチ 木下けい子
鯰之
受けの太陽が5才のときに、隣の家にお姫様みたいな美人な母親とハーフの息子の母子が引っ越してきます。そこからの幼馴染。流星の父親はアメリカ人で、両親はかけおちしてアメリカに行きましたが、離婚したため母子だけが日本に戻って来たという設定でした。母親の実家がかなり裕福らしく、かけおちしたけど母は祖父の遺産を受け継いでいるので、お金にはかなり余裕のある暮らしをしているようです。家も大きいし、母親が仕事を…
一穂ミチ 雪広うたこ
夜の観覧車のなか、親友からの突然の告白。 …という、そのまま流されるか?気持ちが揺れるか?というBLにありがちなシチュエーションから始まるけれど。 暁行は清々しいほどに『ノンケ』で、 遥から想いを告げられても良くも悪くも意識は何も変わらず。 でも決して遥の気持ちを軽々しく扱わないところに誠実さが見えていたのかな、と。 ただデリカシーの無い発言にはかなりモヤっとしてしまい、どこか線を引…
一穂ミチ 竹美家らら
計の何もかもを受けとめて包みこみ、 そして丸ごと愛してくれる潮の過去が明かされることになった3巻。 これまでとは何か流れが違うな?と序盤から思ってはいたものの、こんなにツラい展開になるとは…。 1〜2巻は計についてのエピソードがメインで、 彼の口からポンポン出てくる悪態すらも楽しめるようなところがあったので まさか、まさか…!ということ続きでかなり抉られてしまって。 どちらの気持ち…
DOT
怖いのはこれがこのシリーズ既存で最後の巻だからです。 読み終わるのがこんなに恐ろしいと思ったことはありません。 もはや中毒者です.. 続き..続きをください! 潮と計の両親の馴れ初めがでてきたときは本当に驚きました。 全ての人物にの過去とストーリーをみせられると、 ますます前も先も知りたくなるという魅了の沼にハマります。 潮が面白い人に惹かれる、というのは父譲りなんだとわかったり…
優等生アナの皮を被った計の素の部分の、とんでもない口の悪さは相変わらず。 ですが、何も変わっていないようにも見えるトゲトゲした言葉たちの奥に 潮との出会いで確実に変わった計自身の丸みが見えて、なんだかんだ言いながらも順調で幸せな日々を過ごしているのが伝わるのが素敵です。 ふたりでいる時のつっけんどんな物言いも噛みつきも、好きだからじゃれついているようにしか感じなくて(笑) 前巻よりもも…
一穂ミチ
加筆修正されているというこちらを読ませていただきました。 青を抱くというタイトル、読了後に 登場人物みんなが青を抱えていたと感じました。 靖野そのものが海で、みなが靖野を待ち、 待つ泉を宗清は好きになる。 海の深く青い場所に潜んで息をしてるような雰囲気の中に居ます。 泉と宗清を交換して育てる恋人2人は 愛と秘密の取引をした、と解釈しました。 女性同士でしか成し得ない愛のやり…
コミカライズの1巻だけ既読で そのとき原作も読もう!と思ったものの シリーズものだからとなかなか読めずにいたのですが。 もっと早く読んでおけば良かった〜!と思うくらい、めちゃくちゃ面白かったです。 口が悪くて二面性がありすぎる計にはやっぱり驚きましたが、 その言動を文字で追うことで彼自身のことをしっかり理解できた部分がありました。 何層もの殻で覆って、誰も踏み入ることを許さない心の…