一穂ミチさんのレビュー一覧

メロウレイン~ふったらどしゃぶり~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

一顕と整のありふれた日常の短編集

一顕と整のその後が気になって、電子版を購入。

一遍が3分ほどで読了できる短編集だから、外出時にちょっと読む本にピッタリかもしれない。
一顕と整の二人が、雨の音で、思い出す話などの雨音に絡むあれこれ。

二人のやり取りには、著者一穂流の処世術集の一面もあると思う。
こんな時、どうかわしたら角が立たないか、など、参考になるのは特に一顕が詰まったときの内言場面。

整は、一顕が困ったり…

3

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

計は、実際に居そうな変人

アニメ化記念セール、ちるちる紹介頁を観て購入。https://bit.ly/36nbMgp

重い内容の「ふったらどしゃぶり」より、
「イエスかノーか半分か」の登場人物、国江田計と都築潮の二人のほうが面白かった。コメディです。
計の二重人格を楽しむ潮。
二重人格を押し通すしかできない不器用な計。
不器用な計が、二人に告白されてイエスかノーか、選択を迫られる場面の計の不器用さには笑っちゃ…

3

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

すき間を埋めようと藻掻く心理描写が苦しい

細かすぎる心理描写が、共感深まりすぎて息苦しくなる。

トラウマ持ちの整と和章。
二人は、正直な気持ちを告げていたら本当は相愛の仲だったのに、すれ違ってしまう。
会話を阻む原因は、双方の真面目過ぎる性格の自責。

カオリは、母もセックスレスで離婚していた。
キャラで唯一健全なのは、一顕。健全男子にセックスレスは酷すぎる。

キャラの環境設定が惨たらしい。生殺しのような中で藻掻く夫…

4

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

この2人をずっと見てたい

小説が原作のBLは普段読まなかったのですが人気作品なので読んでみたところすごく大好きな作品になりました。
受けの国江田さんは正直最初嫌な人だな(笑)って思ってたのですが包容力抜群の攻めの潮さんと出会ったことにより可愛くなっていくところが最高でした。
裏の面もアナウンサーの王子様の面も好きだ~~!!!


イエスノーシリーズ全て読みましたがBL小説初心者でも読みやすかったです。この作品を機…

6

OFF AIR 2 ~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

カバーイラストに一目惚れ!イエスノー沼へどっぷり♡

思い返せば丁度1年前。
おうち時間が増えて「カバーさえしておけば腐バレ回避できそうだし、リビングでも気兼ねなく読めそうな活字BLに手をだしたい...」と思うようになり、BL小説リサーチを開始。
これまでFLESH & BLOODシリーズしかBL小説を読んできていない私。
そもそも小説自体、京極夏彦を読みながら寝落ちするレベルなのでとってもハードル高く感じておりました。

BLアワ…

2

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

思わぬほうに

思わぬほうに話が展開していって不穏な雰囲気に読み進めたい気持ちが逸った。明渡(攻)みたいに自信があって強引で、生きていく能力の高い男、物語の中で読む分には大好き。実生活では関わりたくない(笑)言葉の表現がとても綺麗で読んでて幸せな気持ちになる。一穂先生はあまり言語化されない気持ちを言葉にするのがとても上手で、ちょっと後ろめたかったり、隠したい気持ちを表現されて切なくなる。1巻特に胸が痛かった。1巻…

0

シュガーギルド 小説

一穂ミチ  小椋ムク 

八年 待てた人。

38歳と27歳の二人
八年のイギリス駐在を経て、やっと本社に帰社した達生(たつお)。
部下に、既視感ある色白の美青年・和(なぎ)が居た。
和から「寝た事がある」と声を掛けられて、思い出す。
和は、渡英直前に旅先で一夜を共にし、メモと紙幣を置いて、起こさずそのまま寝ている和を置き去りにした相手だった。
和は、その当時大学生。
達生が置いて行った紙幣を挟んだペーバーホルダーから、の刻印の会…

0

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

ハテナがいっぱい

不憫攻め…
雪が辛辣すぎて、これで恋が芽生えるのかって態度。
どうなる?どうなる?と読み進めたら、
え!っってタイミングでおっ始めた。
何がどうなってやる流れになったのか私にはまったく理解できず…乱丁?ってくらい突然で2人の心情を理解するのがとても難しかった。
破れ鍋綴じ蓋??
藤堂だからこそ心を溶かせた?ってことなのか…

ここぞというときのルーレットにも二人の関係にもハラハラし…

2

ナイトガーデン 完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

中立だけど

拗らせて拗らせて失敗した人って好き。

植物の添え木や交配の話は興味深かく、整も可哀想だったけど、和章の不器用さを知れば知るほど複雑な気持ちになるんだけど、棘が刺さったままでも和章が一緒に進める道を見つけれて良かった。

柊のために作ったグラスは美しいんだろうな。整とのことはめちゃくちゃめちゃくちゃにモヤモヤしてたけど、今の幸せのための悲恋、それで成長したと!!思えました。

柊がふわ…

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ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

表現は美しい

しんどいーしんどいよー。
メールの送り間違えから始まった、たわいも無い、だけど心の拠り所のような一顕と整のやり取りが微笑ましいだけに、女性陣のアクの強さ、整と同居してた和章のいたたまれなさが…しんどい。一生懸命な整が報われたのが救い。好きな人と生きるって難しいな。

彼女のリアルさと気持ちの汲めなさが本当にきつくて、先輩じゃないけど友達にはなりたくない…先輩のレス告白、悪口もドロドロしてて恐…

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