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kurinn
ネタバレ
ネタバレしない程度の感想です。 まず櫛野ゆい先生の『しのぶれど色に出でにけり輪廻の恋』より「輪廻の恋」ですが、このペーパーセレクションを読む為に本編を購入して読みました。 こちらのお話は本編から更に10年後のお話で、兄の伊月の結婚式の為に神社に帰って来ている昴と伊織の様子でした。 そして菅野彰先生の『毎日晴天!』より「うちのお兄ちゃんと彼氏んちのこたつ」ですが、私は申し訳ないですが菅…
樋口美沙緒 チッチー・チェーンソー
ひろ@
想像以上に辛かったけど想像以上に萌えられました。 受けの路の境遇がつらくてつらくて、どんだけどん底に追い込むんだと読んでる側も胸が痛くてしんどかったです。 途中、黒田にごめんと謝って泣きじゃくるシーンでは一緒に号泣してしまった… この受けのすごい所はそのどん底の状況から、誰に救われるわけでも助けを求めるわけでもなく、自らを省みて悪い部分に気付き、そしてそんな自分を変えようと努力すると…
雀影
それぞれの心の中では決定的にすれ違ったまま、仮初の蜜月を過ごしていた路と森尾だったが、後輩の臼井が路に近づいてきて、、 路は、森尾の気持ちを思い違いしているだけで、自分の恋情は、ずっと、しっかり持ち続けている。 それに比べると、森尾の方は、自分で自分が許せないからって、随分自分勝手な言い草で、ぐずぐず、うじうじ、路を拒んでて、もう、かなりマジで、この森尾ってキャラを罵りたい気分なんだが、 …
自分の気持ちさえわかっていない17歳が、他人の気持ちまでわかるはずが無い。 ましてや、お互いの間に何も会話がなければ、尚更。 自己防衛と思い込みで、何も言えない。 何も考えてないから、何も言えない。 両片思いの子供の恋。 「多感な高校生たちの、切な痛い恋と葛藤」自体は好きなジャンルなんだけど、 傲慢なレイプから始まる関係とかは苦手な方で、まあ、あらすじと、作者さんの作風から、そんな…
ぷれぱーる
レイプ被害者の路と加害者の森尾の恋に決着がつく、『わたしにください』の続編です。 路は森尾のことを許しているので、このまま幸せが続けばと思っていたのですが、そう簡単にいかないのが樋口作品。 まさか、この因果が森尾の過去から続いていたとは…… 森尾の過去のクズっぷりが酷い。 14歳の子どもをレイプしておいて、本人はすっかり忘れているとか……クズ過ぎる。 かつての被害者は、今度は加害…
ずっと読まずに積んでいた本。 重そうと思って躊躇っていましたが、読み始めれば一気読み。 樋口先生がデビュー前に描いた小説……嘘でしょ⁉︎ 才能がすごすぎる! 強い受けを書かせたらピカイチの作家さんですよね。 ちょっとしたボタンの掛け違い、少しの誤解から運命の歯車が狂っていくストーリー。 健気で不憫、そして強い受け……と、いう今の樋口先生のルーツであり真骨頂であると思いました。 …
樋口美沙緒 小椋ムク
やっと、やっとですね。 俊一はかなり難儀な男ですよ; 望のことが好きで好きで堪らないのに、そのことを認められないままここまできてしまった。 傷付けては後悔し、そしてまた傷付けるの繰り返し。 遂には望に別れを告げられて…… ある意味ざまぁなんだけど、俊一みたいな男が男を選ぶには必要な過程だったのかなとも思う。 俊一が望への気持ちを自覚した後の隠さない愛情に驚くと同時にキュンとしました…
あー、辛っ。 あまりに主人公の望が弱くて苛ついたのですが、実は全然弱くなかった。 むしろ、ものすごく心が強い…… まぁでも許すのも愛だし、許すことは強い人にしかできないことなんだろうなあ。 ダメな男に好かれるのか、男をダメにするのか。 ダメ男ホイホイの望はゲイで、幼馴染の俊一が好き。 しかし、俊一にゲイであることを打ち明けた望は、彼から「俺を好きにならないなら別にいい」と言われてし…
樋口美沙緒 yoco
ましゅ
「パブリックスクール」のスピンオフ作品。 受けの桂人はまたまた小鳥ちゃん系男子なようだけれども少しは強か?と思いきや本編とそこまで変わり映えしないキャラクターたちだった気がします。 有能な美男子だらけの空間。 受けの心の闇に射し込む攻めという光… 意識してからは攻めへの気持ちを心に宿し続け… 攻めは攻めで並々ならぬ気持ちを抱えつつも素っ気無く…まぁた長期戦だぜー(笑) 必ず現れ…
樋口美沙緒 穂波ゆきね
2011年の作品で樋口先生の5冊目の本らしいです。 とても面白いのですが、最近の作品と比べるとちょっとクドい印象がありました。 何度も何度も篤史の父が亡くなる直前のシーンがあって、そこがとても大切で後に肝になって来る部分ではあるものの、今なら樋口先生はもっとスッキリ書かれるだろうなと思いながら読みました。 魔法も擬人化でも隔絶された世界でも無く、ごくごく普通の人々のお話でした。 常に自…