total review:292939today:8
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
32/112(合計:1118件)
六青みつみ 葛西リカコ
碧雲
聖獣と主の、信頼と愛を育む物語。 聖獣が繭卵の中にいる間に行う儀式があり、その通りに行わないと、聖獣は本来の力を発揮できない。 皇帝の嫡孫・ギルレリウスの父が、弟の、皇帝の四男ヴァルクートが育成中の繭卵を盗み、息子に与える。 繭卵の時期に聖獣の契約を二人と交わしたこと事から、リュセランの意識は混乱する。 王命で、盗んだ繭卵をヴァルクートの元に戻す途中、事故による孵化の失敗で、リュセラン…
櫛野ゆい 葛西リカコ
執着攻めばかり読む崎
ネタバレ
今や獣人ものがたくさん増え、 数ある中からレビューなども見て一作目を購入しました。 一作目の「白狼王の愛妻」は、出会い~結婚するまでのお話。 今作は、あらすじにもあるとおり妊娠~出産までのお話です。 一作目は最初すれ違いがあり、受けが攻めを怖がったり、それに攻めがアタフタするのが面白く、徐々に甘々になっていく感じがとても良かったのですが、今作は最初からゲロ甘です。 甘いも…
杉原理生 葛西リカコ
カレル
風景の描写が素晴らしかった。 蓮見視点では謎が多かった和久井だが、すべての行動の意味を知ってから見ると可愛くて思えてくる。 こういう不器用な生き方しかできないのが切なく、愛おしい。 寂しいことを寂しいと言えず、心の傷を気づかないふりをして池の底に沈めることで自分を守る幼い子供を想像するだけで胸が苦しくなる。 蓮見も自己主張が激しすぎず、大人しい性格だが面倒見が良く、和久井をずっと支…
榎田ユウリ 葛西リカコ
旧タイトル 渇きの王都は雨を待つ 日照りと水不足が起きている都。 オバカな天青は、市場で拉致されてしまいます。慧眼児を発動しない普段の天青は、ただの世間知らずの子供。 皇子が問う、慈悲についての問答。困っている人が居たらどうする? 少しではなく、持てる全てを譲るのだ。・・と語る帝王学。 民有ってこその国、国王あっての民ではない、という皇子の考えに、血統主義に染まり切った王族が皇子と天…
冤罪に貶められて処刑された側室の無実を証明する慧眼児の話。 慧眼児が発現するには、依り代の心身が安定しなければ、封印されたも同じ状態で、慧眼児が出てくることが出来ない。 --- 感想 「魚住君シリーズ」も好きな著作でしたが、「宮廷神官シリーズ」も根底のテーマが素晴らしい。分かりやすく「君民統治の理想形」を読者に考えて欲しいと投げかけているテーマで、天青が理想論を挙げています 「支配す…
セール時に購入して、なんだ韓国ものか(ガックリ)、と1頁読んだまま積読していた本を、BLに飽きたので、診察の待ち時間に気まぐれに読みだしたら、意外に面白いので(*_*;。びっくりしたよー。 新旧2種類の電子版があるけれど、著者の呟きを読んで、新版を購入したんですが、イラストは、旧版の方が可愛らしい。 --- --- 榎田ユウリ @edayuuri ところで宮廷神官物語シリーズ、ビーン…
高遠琉加 葛西リカコ
かん衛門
閉ざされたホテルに集う死者と、迷い込んだ生者。 読んでいて景色が浮かび、ピアノの音まで想像できて、映像作品を見ているようでした。 あらすじから、そうは言ってもどうせ生きてる人間の方を選ぶんでしょ、と高をくくって読み始めたのですが、作中どんどんダークな雰囲気になっていき、春希にとって亡き月彦がどんなに大きい存在だったかを知ると、もう春希は康を選ばないのでは・・・とはらはらしてしまいました。さ…
凪良ゆう 葛西リカコ
美しい彼シリーズの3作品目。 続編が前作を上回る傑作になっていく、そんなシリーズです。失速しないのが本当に凄い。巻を重ねるごとに清居も平良も共に成長し、キャラクターが走り出す。本当にすごい作品だし、すごいキャラクターに出会ってしまった、もうそれしか言えないです。 一番心動かされたのが、終盤の平良が叫ぶシーン。泣きました。自分でもびっくりするくらい泣いてしまいました。 どんな状況に追い込ま…
砂原糖子 葛西リカコ
ジリジリと苦しみながら読みました。 1巻から読んで2巻までは、過去の真文の説明です。 出口が見えない構成なので、まどろっこしくなって、もう読むのを止めようかと積読に。想い直して続きの2巻の半分からやっと3巻まで読了。 ・・・この作品は1-3の三冊で一つの作品、1-2は3巻の為の説明。3巻で謎が解き明かされる。 だから3巻一緒に全部読まないと意味がつながらない構成になっている作品です。 や…
Secrett
三冊で完結している続刊ものですが、私は1巻目が一番好きです。 本当にただの気まぐれでちるちるを開いて、気まぐれで小説のランキングを覗き、この作品の2巻目が目に入り、あらすじを読んだ途端に柄にもなく衝動的に全巻買ってしまいました。全てはこの一冊に出会うためだったのではないかとか思ってしまうほど、気まぐれの積み重ねで購入に至りました(笑)。 読み始めるとグイグイと話に引き込まれ、砂原先…