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凪良ゆう 湖水きよ
ぱるりろん
ネタバレ
「365+1」に登場したモデルの美山靫彦を主人公にした物語。 時系列的には「365+1」よりも後なので、そちらのメインだった綾野と紺が仲良くやっているらしいのがぼんやりと見て取れます。 それよりも主人公の美山です。 なんて、なんって魅力的なキャラクターなのでしょう。ため息しか出ません。 断片的に要素だけを記せば、ネグレクトな母子家庭で育ち、母は出て行って行方不明、ティーンの時にファッション…
高校の同級生が将来の夢を語り合い、専門学校に進んで恋人同士になり、就職する段になって片や上京し片や地元に残っての遠距離恋愛が始まり4年。 起こるべくして起こった問題といえばそうなのですが、とても丁寧に二人の気持ちやら背景やらが描かれて、それこそ手に取るように伝わってきて最後まで目が離せませんでした。 地元に残って母の美容院を継いだ綾野の優しさも焦りも鬱屈も分かるし、東京で道を見失って堂々巡りを…
こずまる
お互い好きで好きで未来は明るくて……みたいな所から数年後、状況は変わって東京で燻る紺、田舎で何も変わらない毎日を過ごしコンプレックスを抱く綾野。二人の会話は噛み合わずたまに帰ってきた紺が綾野とすることといえばやることだけ 2人の暮らす環境の違いとか、会話が減っていく中でどんどんすれ違っていく思いとか、噛み合わないままどうしようもない状態にまでなってしまったのがリアルで、切なかった。 二…
吉沢純 湖水きよ
renachi
現場監督と新人作業員のカプ。ちょこちょこお仕事シーンはあるものの、ほぼ恋しかしてない(笑)!ぐいぐい迫りまくったかと思えば気弱な顔を見せてきたりする、シャークこと鮫島の魅力が満載だった。 主人公の秋山はキャンキャン騒ぐ子犬系かな。ヤンキーあがりの気の強さを見せつつ、流されやすい面もあったり。それでも嫌なときは鉄拳を振るって逃げることができるキャラなので、安心して見ていられる。 鮫島は強…
湖水きよ
CRダメ人間
表題作の他に短編が一本収録されていました。 表題作は好きそうな雰囲気でしたが、あまりストーリーに入り込むことの出来ないまま読み終えてしまいました。 喧嘩別れした(一方的に距離を置かれた?)幼なじみの再会もので高校生同士のお話です。 受けが家族に抑圧されている(病弱な兄の世話をすること=自分の存在価値と思い込んでいる?)設定なのですが、受けの心情も家族の心情も分かり難く、受けのとった行動と…
榎田尤利 湖水きよ
ate
悪で最高のバディ!! 陰険合理主義者がだらしないお調子者のペースに狂わされちゃうの大好き! こんなのおかしいと思いながら噛み合わないのに噛み合ってしまう。最高ですね!!! 相性診断会社で起こる様々なトラブル本格サスペンスも面白くて読み応えたっぷり! 嫌いな言葉「空気を読め」な鷹目の辛辣さも辛辣すぎて 千里との犬猿ぶりが凄まじい分、抗えない本能的な貪り合いが最高!! 相容…
夜光花 湖水きよ
風変わりなACアダプタ
3冊、あっという間に読みました。 なんといっても夜光花先生の文章力がすごくて、状況が絵で動画で浮かんでくるようでした。結末のこともあって、長編のアクション映画を見ているような気分です。 ポップコーンとソーダが合うかもしれない……。 バグというタイトルから、まさに虫の話です。 虫はあまり得意ではない私ですが、ストーリーに惹き込まれて読み終えてしまいました。 この後寝たらちょっとは夢に見…
あんバターパン
前作「365+1」のスピンオフです。前作を読んでない方はぜひ読んでから、こちらを読むことをおすすめします。この作品の美山靫彦というトップモデルが他人から見たらどんな人なのか、よくわかると思うので。 前作で紺と綾野を引っ掻き回して、結果的に2人を元サヤに収めてくれた靫彦ですが、なかなかに寂しくて辛い生い立ちをしていました。そして本気で好きになった男性と、その後についても詳しく書かれています。本…
攻めざまぁからの元サヤです。 高校時代に出会い、同じ美容学校に通い、両片思いから両思いへ発展していった紺と綾野。共に就職のため状況しようとしていた矢先、母親が倒れたことで綾野は地元に残り、母の病院で共に働き、紺は東京で働くという遠距離になった2人。 流行の最先端でえる東京で働きながらも自分を見失い、くすぶり続ける紺と、地元に残ったことで紺に遅れを取っている、共に同じ夢を追っていたはずの…
しなちくちく
とうとう最終巻の4巻。 4冊とも最高に面白くて、夢中になって読み耽りました!読了して寂しい気持ちに包まれています…。 特に4巻は前知識なしで読んだ方が楽しめると思います。少々ネタバレありレビューします。 まず冒頭。3巻で千里への気持ちを自覚した鷹目の、優しいキスにキュンとします。スパダリ感♡ CASのクライアントが誘拐される。千里は敵の《鳥》に呼び出され、単独でモズの森学園へ向…