yocoさんのレビュー一覧

氷泥のユキ 小説

朝丘戻  yoco 

乙女系元気男子が出会う恋の物語

シリーズ最新刊『月夕のヨル』を読むにあたって再読しました。
読んでいなくても、個別の作品として問題なく読めます・
でも、シリーズ通して読むと一層世界観に浸れて面白いのは当然ですが、特にこの2作品はまとめて読むことをお勧めしたいです。

氷山がヤリ目的で会った結生に対する態度が酷すぎて、ちょっと読み進めるのに躊躇してしまいました。
初めてなのにやり慣れてると偽るくらいでそんな怒ることかな、…

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月夕のヨル 小説

朝丘戻  yoco 

初恋と亡き人への想いと二度目で最後の恋のはなし

事故で亡くなった叔父への片思いが忘れられずに時を止めている青年 明が新しい出会いの中で恋をして成長していく話です。

前作『氷泥~』に続いて生と死を考えさせられる物語でした。

亡くなった叔父 聖也という人が少ない描写の中であまりいい人ではなく、さみしかった子供の心を捉えただけのように思えました。
明の中では優しくて素敵な想い人のようですが、節操がなく少女にセクハラ発言や大人気ないからか…

2

夜啼鶯は愛を紡ぐ 小説

小中大豆  yoco 

「神」というより「神×2」くらいの気持ち

評価が「神」までしかないので仕方なく「神」ですが、もっと突き抜けるくらいの評価です。わたし的には!

もともと好きな作家さんの一人だった小中先生の作品ですが、この作品はつい最近になって存在を知り、あらすじを読んで「あ、わたし好みの作品かも・・・」と慌てて買って届いて即読みました。

読みだしたら止まりませんでした。

期待しすぎて読みだしたらハードルが上がり過ぎているため「あー、そーで…

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朝霧邸の薔薇の姫君 小説

市村奈央  yoco 

兄さまは・・・

yoco先生の薄暗ーい表紙が気にはなっていたものの、なかなか手に取れなかった当作。想像していたほど重苦しくなく、せつないお話だと感じました。本編のみ250P弱+先生のあとがき。ポイントは「兄弟もの、3P」です。

お話は日々生(ひびき)が半年間の入院生活を終え、自宅へ戻るシーンから始まります。車の事故で記憶をすっかり失っているのですが、朝霧邸に仕えていた執事の息子に迎えにきてもらって、戻った自…

3

朝霧邸の薔薇の姫君 小説

市村奈央  yoco 

最後までサスペンス

電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきあり。

記憶喪失ものミステリの部分が大きくて、BLとしての萌えは抑えめ。
実に不穏な感じで続くので、最後までドキドキしながら読み進められます。
表紙絵から察すると、yoco画伯のイラストも雰囲気をかなり盛り上げてくれたんじゃないかと思います(電子版には収録されておらず、残念)。

章立てはしていませんが、三部構成。
邸宅の火事から逃げる途中で事故に…

4

月夕のヨル 小説

朝丘戻  yoco 

最終巻


4作目は最終巻ということで、今までより特別な気持ちで読んだ気がします。



途中、表紙と話の流れ的にもしや死ネタでは、と察してしまい。2人が幸せそうにしてるだけで胸が苦しくなりました....。


“またね“を積み重ねてきたからこそ、最後のシーン、“またね“の言葉が染みますね。アニパーシリーズ最終巻に本当にぴったりの言葉だと思いました。

あいかわらず、朝丘先生の言葉のチョ…

7

毒の林檎を手にした男 小説

秀香穂里  yoco 

2009年掲載小説の大幅改稿

苦手なんだけど克服できないかと挑戦継続しているオメガバースもの。当作は前半本を握りしめてしまいそうになるくらい、(怒)だったのですが、後半、「おお、これが先生生徒ものの良いところなのかも!」と目覚めた心地でしたため、(萌2+中立)/2で萌にしました。「本編160Pほど+二人が幸せを確固たるものにする続き60Pほど+先生のあとがき」です。割合エロエロだと感じました。唯一「げ」と思ったのが、後の本編後…

5

名前も知らず恋に落ちた話 小説

水原とほる  yoco 

大人の恋


建築設計事務所に勤める克美(受け)は週末に一人でお気に入りの山へバイクを転がしに行くのが習慣になっています。そんな時、最近常連となったカフェで同じく一人できている昌宗(攻め)と出会います。克美は昌宗が自分が愛車を買うときに最後まで悩んだもう一つのバイクに乗っていたこと、自分にない凛々しい容姿に目を引かれます。名前とバイク乗りということしか知らないという関係で何となく誘われて一緒に走るようになり…

3

月夕のヨル 小説

朝丘戻  yoco 

アニパーシリーズ完結巻

読後じんわりきています。

あとがきにあるように「坂道のソラ」と「窓辺のヒナタ」、「氷泥のユキ」と今作が対になってるのでぜひ「氷泥のユキ」も併せて読まれる事をお薦めします。
「氷泥のユキ」で主人公が作り出すゲームが重要な要素なので。

社会人で人生経験豊富な年上の男性と高校生~大学生のまだまだ未熟な男の子達との様々な恋愛模様、私は大好きなシリーズでした。
特にアニマルパークだけではなく…

10

サンドリヨンの指輪 小説

綾ちはる  yoco 

千尋の友達の深田くんが救い

薄幸な受けが魔法の力を借りて、最終的には幸せを得る話。
タイトルの「サンドリヨン」は「シンデレラ」の別名ではあるけれど、この作品はシンデレラ物語が下敷きになっているというより、「サンドリヨンの指輪」という魔法アイテムが登場するちょっとファンタジーがかったお話でした。
分量的にはたっぷり読みごたえがあってよかったのだけど、読み終わってみると、フワッとしたつかみどころのないお話で、中途半端なファン…

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