安西リカさんのレビュー一覧

好きって言いたい 小説

安西リカ  おおや和美 

一目惚れから始まる、最高に素敵な2人のお話

もう、もう…やっぱり安西リカ先生の現代もの、最高!!

読み始めてすぐ止まらなくなりました。
特に序盤の2人の出会いと会話を交わすシーンが面白すぎて笑

2人が初めて外でランチを一緒にした際の会話が、もう!
「いい天気ですね」を4回繰り返す広がらない会話に、和泉と同じく噴き出しそうになりました。

で、こちら、たまらなく甘く優しく柔らかい気持ちになる、「一目惚れ」から始まるストーリ…

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ロング・エンゲージ 小説

安西リカ  緒花 

喜ばしいよりも心配

美容師の久瀬はバイセクシャルで、女の子とは誘われるまま誰彼ともなくエッチするが、男は高校から付き合いのある鳴町だけ。鳴町とはセフレ関係のただの腐れ縁なのに、高校の時の「男は俺だけにしてほしい」という彼の希望を受け入れ、以降もなんとなくその約束を守り続けている、というお話。
真面目で有能できっちりとした会社員の鳴町と、チャラくて適当でふらふらしている久瀬。
真逆といってもいい取り合わせな二人で、…

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別れる理由 小説

安西リカ  暮田マキネ 

永遠に見ていられる可愛い二人

可愛い二人でした。
地方の小さい会社に勤務する園田は、本社から出向で来た年下の上司である藤木のサポートを任される。というところから始まるお話で、上司(といっても25歳)とそのサポートという立ち位置から親しくなって、恋愛に発展します。
このお話のキーは、主人公の園田が子供の時、親が転勤族で引っ越しばかりだったために友達ができてもすぐにお別れだったことや両親が離婚したことが、その後の性格形成に大き…

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別れる理由 小説

安西リカ  暮田マキネ 

激しさはなくても

普段あまり小説は読まないのですが活字読みたい欲に駆られ、ランキング上位にあって気になっていたので手にとった作品でした。

本社から出向してきた年下上司・藤木と、流され上手な園田の恋。
関係の始まりから勢いのままに突っ走る藤木と、それを受け止めながらもどこか他人事な園田の温度差に妙に胸がざわついて、ずっとハラハラしたまま読み進めていました。

期限付きで付き合うことを決めたときは恋愛感情な…

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恋をしていたころ 小説

安西リカ  尾賀トモ 

若さゆえの未熟さ

安西先生作品の好きなところはたくさんあるのですが…
中でも特に好きなのが、作品によって職業や設定も様々なのだけれど、細やかな心理描写を交えながらごく普通の恋愛をする人々をとても丁寧に切り取っているところ。
登場人物たちの名前も、漢字と読みも含め普通に読むことができる親しみやすさがあって好きです。

記憶喪失の元彼と数年ぶりに再会したことをきっかけに始まる、2度目の恋のお話。
特定の相手の…

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普通<ベータ>の恋人 小説

安西リカ  市川けい 

選んだのは相性ではなく、愛

やー…安西先生のオメガバースもの、こちらで読むのは3作目なんですが…本当にどれも心に響く。。

そしてこの作品、ベータの恋人道隆も素敵な人なんだけど、当て馬アルファの嘉納!!もう、嘉納の魅力にやられました。

道隆の目の前で有をかっ攫うという大胆不敵、アルファらしい傲岸不遜っぷりを見せるも、その後の車中で愛を乞う姿、セリフがたまらなくて……本当に胸がときめいた。。
道隆、ごめん、って思い…

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隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

のんびりほのぼのリラックス

「嫌いな男」のスピンオフ。ちらっと登場した、向居の仕事上のパートナーである伊崎が主人公。
位置づけ的には後日談なので、向居と南のCPもちょこっと出てきます。相変わらず仲良し。
伊崎も向居と同じでノンケがタイプであり、しかもちょっと無理目(背伸びしても届かないくらい)の高レベルの年上が好み。これだけでも難儀なのに、学生の頃からくっついたり離れたりを繰り返す好みドンピシャの男がいて、一途というか足…

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運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

もしもバース性のない世界に転移することができたなら

スピンオフ作品である『オメガは運命に誓わない』の方から先に読み、あちらにも出てきていたスピン元が気になり、読んでみました。

高校の入学式で運命的な出会いをし、10年が経つカップルのお話。
ある日突然、バース性のないパラレルワールドに飛ばされ、今まで阿吽の呼吸のように匂いで分かっていた互いの気持ちが分からなくなり、困惑し…という姿が描かれた作品です。

もう、この「バース性のないパラレル…

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聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

号泣でした

いや、、この感動と心の震えを、なんと表現していいのか、ちょっと言葉にできない…
というぐらい、読んでいて涙が溢れてきて止まらなくて、嗚咽を漏らして真夜中まで夢中になって読みました。

重厚な長編映画のような、深く深く沁み渡る愛の物語。

詳しい内容はきっと他の方々が書いてくださっているので、一番泣いて一番心に残った部分のみを。

都で大火傷を負い、長く美しかった髪は全て焼け落ち全身の…

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隣の嘘つき《小説版》 小説

安西リカ  須坂紫那 

臆病な自分を捨て、受けを追いかけるヘタレ攻めに激萌え

あああ…ものすっごく、好きなやつだった…読んでる間中ドキドキと興奮が止まらなかった。。

全82ページの短編で、攻め視点の現代もの。攻め視点、大好きです。
小説だけど短くて短時間で読めて、最大限の萌えが吸収でき、読後の余韻にじっくり浸れる物語でした。

自分が男性に惹かれるということを認めること、周囲から奇異の目で見られることが怖く、カフェでよく一緒になる気になる男性に性嗜好を隠して近づ…

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