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波真田かもめ
kurinn
ネタバレ
1巻で神にして2巻で萌2にし完結の3巻では萌にしてしまいました。あのモラトリアムと言える期間を過ごす若者の不安定さ、ままならない状況に相手を傷付けずにおられぬ理不尽さ、自分の過去を追体験するような秀逸さがある作品でした。 ただ、素晴らしいことは分かるのですが相変わらず情け無い温の行動に嫌悪感を持ってしまい、最後まで読むのが苦痛に感じでしまいました。 辛い状況故に悲劇の中にいるのは自分だ…
みざき
いくら好きだ好きだと言ったって、人の心模様というのは晴れの日もあれば雨の日もある。 波真田先生はそういう微妙なニュアンスを描くのが本当に上手い作家さんだなと思うのです。 「バイバイ、センチメンタル」もついに最終巻。 1巻ではまだ学生だった温とつばさたち。楽しいことばかりではない、時にほんのり苦い大人の階段を年若い彼らが少しずつ登っていく姿が非常に丁寧に、とても現実的に描かれていて、ああこ…
みくにちゃん
素晴らしい作品だということを皆さんに伝えたいんですが、頭のなかにある感想を言語化できない・・・!ので、説明的な散文を。 メインの二人のみならず、様々な人の人生が絡まり合って、そこには幸せもあれば悲しみもあり、どうにもならない過去もある。未来は美しいばかりではなく、不安もたくさん。先を見通せない時代に、無責任に希望ばかりを見せるのではなく、40歳の二人ならではの感情を見事に表現しながら、読者の…
umeair
『スモークブルーの雨のち晴れ4』コミコミスタジオさん限定8P小冊子です。 本編序盤で描かれていた、環の大学合格祝いをお好み焼きで祝うシーン。 その前日譚です。 久慈の家でお好み焼きをすることになったものの、久慈の家にはホットプレートがなく、朔太郎は「フライパンでいいよ」と言うのですがー と続くお話。 知らぬ間にプレートを買っていてすちゃっと設置する久慈の姿が可愛く、微笑ま…
こちら、『スモークブルーの雨のち晴れ4』のコミコミスタジオ限定20P有償特典小冊子です。 朔太郎が新居に引っ越しした際のお話。 車を出して荷物を運び込んだ後、文句を言いつつも片付けも手伝ってくれる久慈。 二人で本棚に本を並べたり、テレビの設置場所を確認したり、共同作業の様子にほんわか胸が温まります。 作業後、二人で寝落ちしてしまった後に体を重ねる二人が艶っぽくて色っぽくて、ため…
桜の夜
今回もまた、LOVEとLIFEがずっしり詰まった1冊でした。登場人物たちの心や人生に思いを巡らせてしみじみ泣きつつ、静と朔の二人をただニヤニヤしながら眺めることもできる……。ほんとに大好きな、稀有な作品。 まずは原さん。 朔と静のこまやかな気遣いが素敵でした。 ドラッグストアやミルクもそうだけど、絵だけで表現されたさりげない部分も。 一度貸したマフラーを原さんの前では身につけない朔。普…
yslm
話数を、巻数を重ねるほどに、自分の中で特別になっていくこの作品、4巻はちょっと言葉を失うくらい…好き。 丁寧に描かれる喪失のエピソードを通して、何気ない日常の眩さは際立ち、2人の関係はますますあたたかく深く優しく、揺るぎないものになっています。 主人公達と同年代なこともあるでしょうが、ただただひたすらに沁みます。 まごうことなき神作です。
きいろぞう
とうとう終わってしまうのかぁと思いながら 読み出した3巻。 温ちゃんの就活、つばさの進学 ここから先は人それぞれの人生になっていくような。 急に拓けたところに放り出された感じの不安感。 がんばれがんばれって祈るような気持ちで読んでました。ほんと今時の就活って大変なんだなーなんて思ったりもして。 相変わらず、心象風景のように読んでるこちらを引き込む先生の作品。 とてもカロリーは…
湘子
温×つばさ 温とつばさの成長模様が、 まさに『バイバイ、センチメンタル 』に込められているの最終巻。 好きな人との不器用な接し方、 就職活動、夢への追求、家庭関係の複雑さという 青春期特有の悩みや、 恋の気持ちの乱高下を乗り越えていって、 センチメンタルな感情をバイバイして、 2人が一緒に新たな人生のステージへと進む素晴らしさが感じられる。 繊細で落ち着いたトーン…
襖くろーらー
久慈家が取り壊され、それぞれ別の部屋に引っ越した久慈と吾妻ですが、従前どおりの付き合いを続けています。疎遠になるどころか、都内マンションの狭さが二人の距離感を近づけている感もあります。 相変わらず付き合うとか何とか関係性にけじめは着けない彼ら。しかし吾妻には心境を変えさせるような悲しい出来事やモヤモヤするような出来事が起こるのでした。 ゲイであることで、好きな人から好かれる可能性を最初…