早寝電灯さんのレビュー一覧

罫線上のカンタータ コミック

早寝電灯 

じわじわしっとり温かいお話

初読みの先生です!オムニバス形式で2CPのストーリーを交互に読んでいくスタイル。話が進むごとに彼らの関係も少しずつ変化して行って、その微妙な違いが会話から伝わって来るのがとても温かく感じました。
両CPとも「手紙」がキーワードになっていて、手紙を通しながらゆっくり関係を深めていきます。
それが両視点から読めるのでとっても心理描写が深く表されていてストーリーに入って行きやすかったです!

葉…

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52ヘルツの共振 コミック

早寝電灯 

お互いへの配慮、そしてこの作品に触れるすべての人への配慮

『52ヘルツの共振』柔らかい空気感とあたたかな読後感が好きで、たびたび読み返している作品です。

お互いがお互いのことを思いやり配慮しながら関係を重ねていくさま、受けの白根くんの生真面目かつきちんと言語化して思いを伝えていく様子(それゆえにたまにナチュラルに清成くんを煽ってしまっているのも良いです)、攻めの清成くんの優しさと誠意、すべてがあるべきところにある作品です。

個人的に良いなと思…

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おねがいヒーロー涙をみせて コミック

早寝電灯 

100%気持ちよく読み終えれなかった無念

早寝電灯先生作品の感性の細やかさや繊細さが存分に発揮された一作。
受けの心理描写がなにか を含んでいるようで遠回しな表現が多くて、サラッと読むと通り過ぎてしまって迷子になる。そんな感じ。
要は、大筋は分かるけど、受けの心理の細かいところが引っかかる部分があって100%気持ちよく読み終えれなかった、ちょっと難しかったかなってそんな読後感でした。

だから、攻め視点は比較的分かりやすくて良かっ…

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目眩はまどいのつがい コミック

早寝電灯 

様式美的ファンタジーの魅力を味わいました

早寝電灯先生のオメガバース作品です。

こちらの『目眩はまどいのつがい』で個人的にテンション上がったのが、攻めである和己さんの盛り盛り設定です。
ガタイの良い髭アリ美丈夫で、どこぞでSPなどやっていてもおかしくないようなその抜群のスタイルを備えつつも職業は個人書店の店主、というそのギャップ。
穏やかそうな瞳をメガネの奥に隠しつつ、アルファとしての秘めた本能がたまに見えるさまがとても良いです…

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おねがいヒーロー涙をみせて コミック

早寝電灯 

シノは応援したくなる男

 幼馴染同士で片想いから始まる作品です。早寝先生の作品は落ち着いた雰囲気も丁寧な心情描写も好きなのですが、ストーリーで掴めない部分が引っかかることがあって、今回はシノとユキの今までの関係性がそうでした。幼い時にあれだけ鮮烈な出会い方をして、お互い他に親友もいなかったのなら、毎日遊びたくなるものだと思うのですが、あえて仲良くつるんでいなかった理由がよく分かりませんでした。終盤でユキの過去の辛い経験が…

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目眩はまどいのつがい コミック

早寝電灯 

過程の大切さ

とても良かった。
オメガだから人より注意しなきゃいけないことが多い現実と、だからって危険を全て避けて日常生活を諦めたくない受けの気持ちが胸に刺さった。初めはこれは流石に怖くないか…?ちょっと警戒心ないよとハラハラしてたんだけど、それを理解した上での受けのポリシーというか頑固さみたいなものを知ってハッとした。

一方アルファ側の困難と身体的症状についてもフューチャーされていて、その描写も良かっ…

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52ヘルツの共振 コミック

早寝電灯 

No Title

オメガバースで同級生の再会もの。
タイトルから運命の番の話かと思いましたが違いました。
オメガとかアルファとか関係無いところで最初から共振していたということなのでしょうか。
互いに自分の気付かぬうち相手の支えになっている、とても素敵な関係性の二人でした。
お互いにとって良い存在であることがしっかりと伝わって来たのでとても応援しやすかったです。

作風ですが、全体的にモノローグの多い作品…

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目眩はまどいのつがい コミック

早寝電灯 

おだやかなオメガバ

ソフトオメガバでした!

個人的には兄CPが気になって仕方がないので、スピンオフが出て欲しい…!

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目眩はまどいのつがい コミック

早寝電灯 

感情寄りのオメガバかな

過去作「52ヘルツの共振」と同じ早寝電灯先生オリジナルの身体共鳴するオメガバ設定。
会社帰りに古書店で地震が起こり帰宅できなくなった波止が店主の和巳に助けられることから物語ははじまります。

この時から和巳は身体共鳴で波止に対して運命を感じていますが、波止は鈍感で次にバーで和巳と会っても和巳のことすら気づきません。
和巳の波止への接し方や波止を見つめる瞳、パチパチと感じる共鳴が普段の様子と…

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目眩はまどいのつがい コミック

早寝電灯 

オメガバースの名作、神作品といっていいでしょう!

オメガバースもいろいろ進化してきたなぁと感じた作品です。

圧倒的な力関係がついてしまうもの、という認識があったオメガバース。
そこにしっかりと焦点をあてて丁寧に描いたもの、というと伝わるでしょうか。

ほのぼのとしたパートと切ないパート、現実をつきつけられるしんどいパートがしっかりと描かれているので、
架空の設定のはずのオメガバースがすごく現実味がありました。

メインとなる二人…

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