金ひかるさんのレビュー一覧

失恋コレクター 小説

玄上八絹  金ひかる 

モノの使い方が秀逸

初読み作家さん!
正直ラスト付近はとんでも展開だな。って思えたんですが、それでも単純に単純にこの二人がくっついて嬉しかった!
設定として石屋とか琥珀があるんじゃなくて、琥珀を通して比喩としてよ感情表現がすごく活きていて、刺さるものが深かった。
心理描写が秀逸というより、心理表現がとても上手い!
設定を活かすってこういう事か!
と、今まで宝石も原石もパワーストーンも興味なかったけど、石って…

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オリオンは恋を語る 小説

砂原糖子  金ひかる 

ボロ泣き。。二人の空は一つに繋がっている

もう…読みながら切なさや憤りを感じて泣いたり、二人の愛の表現にじーんと来たりと感情が忙しく、夜中に顔がぐちゃぐちゃになりました。。夜中でよかった‥

こちら、『バイオリニストの刺繍』の続篇になります。

前作は二人の出会い〜恋人同士になるまでが、全編攻め視点で描かれていました。
こちらは恋人同士となった二人の”それから”が、受けの吹野視点で描かれています。

『バイオリニストの刺繍』…

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バイオリニストの刺繍 小説

砂原糖子  金ひかる 

攻め視点の情熱的な愛のストーリー

もう、良過ぎてどうやって何からレビューを書けばいいのやら…

『心を半分残したままでいる』で涙が止まらなくなった(というより号泣)砂原糖子先生の作品。

タイトルからして秀逸すぎて、読み終わった後表紙を見返すともう、胸がきゅーーっとします。

(以下、内容に触れます)




他の方もおっしゃっていますが、タイトルが「バイオリニスト”と”刺繍」じゃないんですよね。
世界的バ…

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パラサイト・スリーパー 小説

宇喜田紅  金ひかる 

泣けるところもある良いお話だけど

食べ方の汚い主人公と、それが許せない男の口喧嘩から始まるお話。どちらのキャラも好きになれるか不安になる導入部から、さっと5年が過ぎて、偶然の再会から本編開始といった感じ。

最後まで読むと、泣けるところもある良い話で満足感もあるけれど、伊勢の魅力が伝わってくるまでが長い。もう少し節々でチラ見せしてくれていたら、もっと引き込まれていたんじゃないかと思う。

強引な伊勢と流される志真で、よく分…

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狼伯爵のごちそう花嫁 小説

浅見茉莉  金ひかる 

サクっと一通り楽しめます

まるでランチのコース料理のようなお話でした。
前菜、メイン、デザート、コーヒーと一通り味わえます。

深刻な金欠で体を売ろうとしていたら、いきなり超絶美形の外国人に連れて行かれ…。

お話は本当に一通り揃ってるんですよ。
出会い、モフモフ、ちびっ子、運命の伴侶。そして意思の疎通が足りなくての受けの切なさ。もちろん受けのピンチも揃ってます。

出会いからエッチまでの展開が早く、受けの…

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甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

犬2匹と猫2匹

亮平が嫌味のないすごくかわいらしいいい子なのです。
なぜこんなに優しいいい子が損ばかりしなくてはいけないのかと。不憫受けとまではいきませんが、人から誤解をされて気の毒な受けといった感じかな。
これはもう幸せになるしかないでしょうと思いながら読んだ1冊です。

出会いは最悪の状況。そこにBL3大要素のひとつ・誤解と思い込みが加わり、誤解を解かないままの状態から始まった同居生活with犬と猫。…

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異世界で夜のお仕事しています コミコミスタジオ特典小冊子 特典

雀のお宿だなんて(*^^*)

本編終了後のお話。
竜宮の主、時雨から連絡をもらい、取り急ぎアイザックと共に竜宮を訪れた環。
雀のお宿ご一行様の、10年振りの慰安旅行をもてなす為、目玉の人間、環にも歓待して欲しいと。

番を娼館で働かせるなんて、とぶすくれているアイザックをなだめながら共に準備をしていると、雀のお宿の店長さんと時雨が飛び込んできて。

ここで環の蒸発したお父さんが出てきて、無事落着となるのか。
それ…

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異世界で夜のお仕事しています 小説

高峰あいす  金ひかる 

神様相手は難しい(^_^;)

ちょっと攻め様がもう少し(>ω<;)

受け様は、高校生の環。
父親が借金を残していなくなってしまい、ため息をついていた時、祖父が残した小箱を見つけ、開けてみると異世界へ。
困っていた所を助けてくれたのは、アイザックと名乗る獣の耳を持つ狼系譜の神様で、この度の攻め様。

こはあやかしの世界で、人間は大切に扱われる存在。
で、保護されたのは、竜宮という娼館で、今は男娼しか仕…

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愛の一筆書き 小説

名倉和希  金ひかる 

ネジが外れた攻めの粘り勝ち20年愛

美しく印象的な書。書道家としての才能は言わずもがな。
その一方、愛する恋人「佳文」の名を何百枚と揮毫しては、「佳くん、佳くーんっ!」と悶え転がる。
それが天才書道家・笹尾高秋の実態である。

ネジが何本かぶっ飛んで受けに対してとち狂っている、受けがいなくてはとても1人では生きていけないレベルの受けバカな攻めの大暴走を生温かく見守りながら楽しめました。
いやあ、度を超えた変態攻めがなんとも…

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ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

21歳差のときめきとかわいさ

終始穏やかな雰囲気進む、とっても甘くて素敵なお話でした。21歳の年の差ものはなかなかないのではないでしょうか?

人気実力派ベテラン俳優の攻めと、ひょんなことから攻めの家に居候をさせてもらうことになった大学生の恋の物語。
両視点で語られる日常生活の中に小さなときめきがあちこちに散らばっていて、読み進めながらときめきを拾い集めてはじわじわと萌えが積み重なっていくようで、最初から最後までふわ〜っ…

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