砂原糖子さんのレビュー一覧

アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

一生懸命想う気持ちは美しい

親友である桝木への恋心に大事に大事に蓋をして、諦めているつもり、隠し切ってるつもりが、周りから見るとだいぶダダ漏れてしまってる、そんな折川のピュアで一途な片思いが可愛い、高校生の青春ラブストーリーです。

折川は抜群のルックスを生かして女の子と遊んでみたり、彼女作れよと桝木に進めてみたり、剣道に打ち込む桝木を高見の見物と言いながら見学していたり。
なるべく軽く、そしてあくまで親友の距離感で体…

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恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

隙だらけだよ多和田さん。

再読しての感想です。
初読のときはそこまでなかった気がするのだけども、攻めにも受けにもなんだかイライラしてしまいました。

多和田はかっこよくて紳士で落ち着きのある、仕事のできるホテルマン。
なんだけど、恋愛となると全くの赤ちゃん同然。
駆け引きも知らず、ぜーんぶ自分を見せちゃって。
素直すぎピュアすぎ優しすぎ。
よりによってなんで新山と出会ってしまうか。
もともとの人と出会ってい…

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或るシカリオの愛 小説

砂原糖子  稲荷家房之介 

自分を知り、相手を想い、世界がキレイであると気づくルカの成長ストーリー

パキッとした青空が印象的な表紙、中南米を舞台とした、砂原先生の作品です。
シカリオとは?と意味を検索しなくてよかったです。多少のネタバレになってしまうかも。

正直、最初の50ページ目くらいまでは、なかなかのめり込めず。
とにかく、ジャレスもルカも無口で。
だから、どんな人なのか、何を考えてるのか、攻め受けともにとっかかりがつかめなくて。

幼い頃から殺しをしてきたルカ。
殺し以外…

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心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

なるほど、多くの方がおすすめするわけだ!

先生の「言ノ葉ノ花」が好きな作品。
こちらは談話室で何度もおすすめされていて、ずっと気になっていた作品。とうとう読み始めました!
ネタバレ少なめでレビューします。

1巻のあらすじだけ読んで、レビューなどは読まずに読みました。謎のあるお話なので、ネタバレなしで読まれた方がいいと思われます。

このレビューを書く前に、2巻の試し読みをチラ見したのですが、冒頭から物語のヒントが出てきました…

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ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

シリアス好きの方に全力でオススメしたい

砂原糖子先生の御本は2冊目。
『イノセンス』がとても素晴らしくて、先生の作品を他にも拝読したいと思っていたところに、書店で見つけてお迎えしたのがこちらの作品。
新品の紙本在庫があって良かった...(『イノセンス』は電子で読んだためイラストを拝見できなかった)

そして、何から何まで完璧な作品でした。

1ページ目から引き込まれる文章。
最後までページを捲る手が止まりませんでした。

3

心を半分残したままでいる 電子限定単行本未収録短篇集 ~未来を半分残したままでいる~ 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

2人で帰る場所(>_<。)

これまでのペーパーや小冊子を纏めたものなのかな。
電子でこちらがあると知って、大好きなシリーズだったのでいそいそと購入させて頂きました。
結構読んでいましたが、まとめて読めるのはいいですね。
なので、時系列は真文と衛が一緒に”M”を探してきた時のお話から、同棲して5年後までのお話までつまってます。

どのお話も、優しくて可愛らしくて、微笑ましい( *´꒳`*)

連動キャンペーンのお…

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心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

辿り着く場所。

久しぶりに読み返してます。
どうなるのかとハラハラドキドキの最終巻。
読み終えた時、心からよかったと思い、この2人の幸せを願わずにはいられませんでした。


記憶障害を患い、数年おきに自分を忘れてしまい、まっさらになってしまう真文。
幼なじみとして、恋人として過ごし、真文が自分を忘れてしまっても、傍らに居続けてきた衛。
真文が失踪した後は、探し続け、待ち続けてきた。

2人の気持…

1

イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

ふたりで確かに歩む未来

時の流れは残酷ですよね。
幼い頃は褒められる純真な感性も、いつまでも持ち続けることを世間は歓迎してくれない。
"真っ直ぐ"育った人達からは変なヤツ呼ばわり。
考えてもわかりませんが、考えずにはいられませんでした。

それはともかく...
ありのままの自分を愛してくれる人がいる。
その幸せを、読みながらこちらも分けてもらいました。

いい大人が大はしゃぎで雪合戦…

2

言ノ葉ノ使い 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

No Title

砂原先生があとがきにも書かれていましたが、ほーんのちょっとずつ、全巻リンクしていて、それがまた良い。
精神引き絞られるほど切なかったのは1巻だけど、3作目はそれに比べるとおだやかで、でもおもしろくて一気に読みました。
漢字とカタカナの、名前の使い分けも印象的でした。
額田さんが組抜けられてよかった☺️

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言ノ葉ノ世界 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

No Title

最後のあとがきを見てビックリ!
え……全然気づかなかった!!!
パラレルワールドなんだもんね!?
あのふたりじゃないよね!?って
仮原と藤野の話がぶっとぶくらいビックリした

今作も携帯と信じる心がキーワード。
藤野の「心の声が聞かれるのは便利」って言葉が印象的だった。
いつ名前呼びに変わるかな、って待ってたのにぃ!
まだしばらくかかるのかな♡

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