ふばばさんのレビュー一覧

ケンジとシロさん 2 コミック

よしながふみ 

アノ2人の内緒の話

「きのう何食べた?」のBL編第2弾!
食事を核にした男2人の日常生活を描く本編に対し、こちらは本編では語られない2人の初Hが描かれております。
時間軸としては、本編コミックス2巻のケンジの家水没〜からのシロさんが同居を持ちかけてくれて〜というあたりのお話。
前に付き合ってた酷い元カレと別れた後→ケンジと知り合って食事などするようになって→ケンジの部屋に行って→イチャイチャ。
ケンジにリード…

9

ギフト コミック

明治カナ子 

いつか式挙げるね、この2人は。

本作は「地獄行きバス」の続編です。
明治カナ子さんの作品って、とにかく唯一無二だと思うのです。とにかく独特。
怖いのかな〜あれ?それほどでもないよね〜と思っていると、予想もしてない方向からゾクゾクッとくる薄暗さ。
とはいえ、本作「Gift」は前作を読んでなくても大丈夫だと思います。登場人物は同じなんだけど、少し作品世界の印象が違う。怖い感じや薄暗さはあまりなく、同棲して3年、まだまだHもお盛…

2

Cafeツクモで逢いましょう コミック

不破慎理 

イケメンと不思議と切なさと

イケメン店長燐の淹れるコーヒーと、クールなシェフ、キリが人気の「Cafeツクモ」が舞台です。もう1人、ちびっこのアサギもいます。

「第1話」
アサギとの出会いのお話。
1年前、泥だらけで裸足の子供がカフェにやってきた。命の恩人に逢いたいと。
霊を降ろす燐。病死した若い男性和彦が現れてアサギの正体?が明かされます。裏表紙に絵で描かれているのでネタバレしますが、アサギは実は和彦に拾われた捨…

3

白夜月の褥 小説

ゆりの菜櫻  國沢智 

SMとメロドラマ

トピでおすすめをいただきまして、読了しました。
感想。それほど長い話ではないのに、内容の充実度が物凄く高かったです!

架空の大和帝国が舞台で、隣国ロゼルと戦争をしています。
ざっと言ってしまうと、美しい受けに攻めが2人、という展開。
そして、この作品は前半と後半で色合いが違うなぁ、と感じました。
視点は、一貫して受けの綾瀬少尉視点です。

前半は、綾瀬が密かに恋している親友の鳴沢…

10

50×50 コミック

国枝彩香 

何がどうしてこうなった

コメディです。とっても面白い!という意味で「萌x2」をつけました。

2人とも、自称「女好き」。その実態は、単に女性の体のあるパーツを愛でているだけ。
だから付き合ったり寝たりしていても、すぐフラれる。
女性に対する実(ジツ)が無いんですね。
恋にはすぐに落ちる。でもそこから愛を感じていくことがわかっていないお2人さんが、馬鹿話だのヤケ酒だのケンカだのを腐れ縁の年月で何度も何度も繰り返し…

7

ベイビー カム ヒア コミック

吉池マスコ 

カルペ・ディエム

……はラテン語で「この日をつかめ」= 「今この瞬間を大切に」の意味。

本作は、自分が今日死ぬのなら。大切な人が今日死ぬのなら。何を伝えたい?と突きつける物語。
ちみっこの死神2人組が、死ぬ予定の人に「やり残したことはないですか?24時間あげますよ」と猶予をくれる。
とは言ってもそんな難しく考えず、エロ重視でも、ギャグ寄りでも楽しく読める快作ですよ!

「ベイビー カム ヒア」
ソー…

5

デリケートにキスして コミック

吉池マスコ 

ヤンキー達の純情と性欲

マスコ先生のデビューコミックス!

「デリケートにキスして」「もっとデリケートにキスして」
表紙の右、コワい顔の方が攻めの犬崎、左のかわいこちゃんが受けの孫崎太一(そんくん)。
孫くんはヤンキー高校普通科の転校生。普通科の天敵機械科のボス龍正(たつまさ)に目をつけられて…孫くんを巡って犬崎と龍正がケンカ!でも孫くんは優しい犬崎が大好きなのだ。
エロと純情の二重奏!

「僕の先生は」

5

カンゴク69 コミック

阿仁谷ユイジ 

恋は脳に快楽を刻む

「ナイチンゲールは夜に啼く」
お母さんの入院費のためにウリ専をやっている愛仁。お客の望むシチュを完璧に演じつつ自分も楽しんで仕事に励んでいた。しかし、母のいる病院で看護士の衛太郎に出会って全てが変わってしまう。
恋。花が咲き乱れて。
仕事のことを知られ、それでも誇りをもって続けていたけどお客の「愛し方」がわからなくなってウリを辞めて。毎日行ってた母のお見舞いも行けなくなって。
そんな時に衛…

3

パパがあいしてる コミック

吉池マスコ 

一線を越える時

絵柄が苦手かも…という方、あなたがエロ描写重視の方でしたら絶対!読むべし!
しかしながら、決してエロだけじゃない。人間の情と優しさも溢れているんです。

「兄バカ」「兄バトル」
禁断の兄x弟。弟はずっとお兄ちゃんが好きで…。初Hで想いを告げる弟くんと受け止める兄の、一線を越えるその時。切羽詰まったような激しい描写に息を飲みます。
「兄バトル」ではこの兄弟の過去のいきさつ、血が繋がってない…

7

青年14歳(文庫) 小説

山田ユギ 

BLというよりLB

LBとはなんぞや。「ラブリーボーイズ」の事ですよ!

表題作「青年14歳」は、小4(11歳)で知り合って、14歳、14.5歳、15歳、18歳と綴られるBLクロニクル。
こちらは正統ボーイズラブで、仲良し→キス→触りっこ→おクチで→15歳とうとう合体、との流れ。
一度別れるのですが、18歳で再会し…
そしてお互いの気持ちを再確認する流れがすごくいい。黒髪男前系の伊東が攻め、美形の町田が受け…

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