みざきさんのレビュー一覧

『吸血鬼と愉快な仲間たち bitterness of youth』コミコミスタジオ限定SS小冊子「忽滑谷刑事の事件簿5」 特典

まさかこうくるとは

柳川視点の忽滑谷刑事の事件簿シリーズも5作目。
今回のショートストーリーなのですが、えっ…!もしかしてそう来るの…?!という、意外性大なもので非常に楽しめました。
これは…続きがどうなるのかがかなり気になるところです。
新装版はもちろん、こちらの忽滑谷と柳川のお話も楽しみにしている自分がいます。

いつもの流れであれば、作中で交わっていそうであまり交わっていなかったキャラクターと忽滑谷&…

0

吸血鬼と愉快な仲間たち bitterness of youth 小説

木原音瀬 

新装版番外編

新装版5作目…ではなく、番外編となります。
旧版5巻に収録されていた、暁にフォーカスをあてた番外編作品と、暁がアメリカでエンバーミング技術を学び始めた頃の書き下ろし短編「友達とライスボール」が収録されています。

やはり4巻があの展開だったものですから、どうしても続きが読みたい!と思ってしまいそうなところですが…
久しぶりに読んだこちらのなくてはならない番外編に、またしても見事に感情を引っ…

8

お前のほうからキスしてくれよ コミック

やまやで 

この1冊にリーマンものの栄養素が詰まってる

すっっっっごく良かった…!
現実味のある、ごくごく普通のサラリーマン同士の恋愛の良いところがぎゅっと詰まっている最高の1冊に出会ってしまいました。
とんでもなく面白く、とんでもなく萌えました。

読み終えて頭を抱え、もう一周してからしばし噛み締めてみましたが、どう考えても萌えてしまうという非常にうれしい状態になっています。
序盤で一気に掴まれ、続きが気になる気持ちを保ったままページをめく…

20

マジックアワーの恋人たち コミック

ニャオスキー 

シンプルな愛情表現が刺さる

愛おしい相手を抱きしめてキスをする。
ただそれだけの描写でこんなにもときめかせてくれるのかと惚れ惚れとしてしまいました。
はー…とため息が出るほどに良かった。

映画をエンドロールまで観終えた時のような、じんわりあとを引く読後感はどちらも同じなのだけれど、先に同時発売の同著者作を読んでいたので印象ががらりと変わり驚きました。
ユニークさは嘘つきギズモ。入りやすさはこちらの作品かなと思いま…

1

知らえぬ恋は愛(かな)しきものぞ 小説

久我有加   

とにかく気持ちの良い読後感

なんて素敵なお話なのでしょうか。

2人の姿を追いかけてみれば、自然と心が晴れやかになっていく。
読み始めから結びまで非常に心地の良い作品でした。
どんなお話になるのかなと追っていたら、気が付けば久我先生にトスッとツボを的確に押されて今に至ります。
出逢いから日々の何気ない交流。
そして、恋愛関係に至るまでの過程が素晴らしく良かった。
あー、すごく良かったなあ…!好きです。
季節を…

0

熱中症 竜の愛した砂漠の男娼 小説

時田爽子  二駒レイム 

隠れた溺愛系良作

受けが好きすぎて過保護になったり、受け関係のこととなると途端に心が狭くなる溺愛執着攻めが好きです。
攻めは受けがいなくなったら落ち込みきって未来を生きていけそうにないけれど、受けはなんだかんだで立ち直って生きていけそうな図が想像できるCPだとさらにおいしいなあなんて思います。
そんな、好きなキャラクター要素が詰まった1冊に出逢えてほくほくしています。
やんごとなき身分の竜人の末裔と、天涯孤独…

1

月食奇譚 コミック

春泥 

ニッチなダークさ

読み終えて、月食奇譚という作品は果たしてどこからどこまでのことを指すのだろうかと考える自分がいます。
一度開けばページをめくる手が止まらず、あっという間に一気読み。
すごいものを読んだな…とため息が出ました。
BLとしてはもちろん、怪奇ものとしても面白かったです。

物語も絵柄も非常に個性的で、魅了されるかされないかがはっきりと分かれる作風だと思います。
カバーイラストからしてただもの…

0

好きだよグッドボーイ 1 コミック

花好なぽ 

甘S攻めの二面性が沼

みんなを魅了してやまないきらっきらのアイドルくんが、パートナーにだけ見せる顔がある。
爽やかさとかわいらしさが共存する普段の姿と、THE 甘S!な蒼くんの二面性がたまらなくツボにハマった1冊でした。

1番良かったのはやはり、需要と供給が完全一致した2人のパズルのピースがピタッと合ったようなプレイシーン。
確かにSっ気はあるというのに、終始甘いんですよねえ。
甘やかしと言葉責めのバランス…

3

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

当たり前なんて存在しないのかも

読み終えて、はー…と長いため息が出ました。
ラストに向かうに連れて、無意識のうちに息をするのも疎かになりながら読んでいたのでしょうか。
今でも何とも言えない感情がぐるぐるとしています。

とても不思議なお話だと思うのです。
現代ものなのは確かなのですけれど、浩一の身に起こった現象はファンタジーやオカルトめいたもの。
でも、なぜかそうは分類したくない自分がいるのは、あまりにも山田浩一とい…

1

君に注ぐ100dB 2 コミック

宮田トヲル 

攻めも受けもかわいくてどうしよう

個人的に下まつ毛が長い攻めは彼氏力が高い説を推したいと思っているのですが、今作の攻め・孝宏は無意識の彼氏力の高さにプラスして、思わずきゅんとしてしまうかわいらしさまで持ち合わせていているのだからずるい。
ほんの少し眉毛を下げて奏多にはにかむ孝宏がかわいくて仕方がなかったです。
なんて、なんて栄養価の高い攻めなのか…??
そしてこれを引き出しているのが奏多だからというのがまた良いんですよねえ。…

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