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砂原糖子 稲荷家房之介
みざき
ネタバレ
乾いた空気に砂塵が舞う、南米風の架空の国。 「天国に近い街」と呼ばれるミノシエロ。 ガラクタばかりを集めた古道具屋を営むジャレスの元に、どさくさに紛れて不用品と共に客が押しつけていったのは褐色肌の痩せた生きもの。 ひょんなことから殺し屋として生きてきた青年を引き取る事になったジャレスと、殺ししか知らない青年・ルカのお話。 こちらの作品。もう数年ほど前になる雑誌掲載時に1番心惹かれたお話…
古宇田エン
3巻あたりからうっすらとすれ違いめいたものがずっとぐるぐるしているんです。 4巻では大きくなり、5巻ではどうか?と思うとまだ解決には至らず、焦れるだとかそういうレベルではないくらい根っこの辺りが静かにぐらぐら揺れている感じ。 通常であれば、2人ともまだすれ違ってるのかーと飽きてしまいそうなところなんですよ。けれどこちらの作品は全く飽きないのが不思議で。 むしろ、何巻かかっても良いから最後まで…
事故に遭う前からの人生を送っているしのぶと、10年間分しのぶよりも先に進んでいる周囲の人々。 約10年の歳月は大きいもので、その間しのぶ本人的には感覚的に「ただ眠っていただけ」なわけですから、この状況はさぞ奇妙で複雑だろうなと。逆もまた然りですね。 時間の掘り下げ方が本当に上手いなあと思います。 全体的なトーンは明るい中でもシリアスな心理描写が深くて上手い。しのぶとマコトのことを大切に、丁寧…
アニメイト限定の8P小冊子特典なのですが…いやもう本当にすごいです… 本編終了後の2人の姿にわくわくした方には絶対読んでほしいです。萌えが、萌えがすごいんですよ…! この短編を描いてくださったナツメ先生に感謝申し上げます。大変良いものが見られました… 綺麗な男の子ではあるけれど、本編では女性の登場がほぼないに等しかったこともあって、琥士郎が周囲からどう見られているかはあまり描かれていなか…
ナツメカズキ
上巻に引き続き、作者既刊未読の者のレビューとなります。 結論から言いますと…下巻、すごく良かったです。 上巻でほんの少し物足りなく感じた部分を見事に解決してくれるというか、上下巻を続けて読んで浸れるお話というか。 読後に見るアンバー色のカバー下イラストにグッと来てしまいました。ナツメ先生のイラストと装丁担当デザイナーさんの素敵なお仕事が光ります。 想いが募れば募るほど、互いのことが大切…
大島かもめ
大島先生のアイドルもの!専属ボディーガード!これは買うっきゃない!とわくわくしながら読みました。 てっきりキラキラとしたアイドル面がメインかと思いきや、アイドルものの王道をしっかり押さえつつ、アイドル・トモヤの表側と裏側、年相応の普通の男の子・智也の恋がバランス良く描かれていて、笑いありときめきありが楽しめるおいしい1冊になっています。 スポットライトが当たるステージで輝き、人々に夢を魅せ…
綺月陣 AZ Pt.(AZ Pt )
好みか好みではないか。評価が分かれる作品が好きです。 正直、上下巻共に萌えという言葉がこんなにも似合わない作品はあるのだろうかと思うのです。 人によってはいたるところに劇薬がごろごろと落ちているような、かなり人を選ぶ特殊設定と展開のオンパレード。 ディープ中のディープというか、2023年現在の商業BL小説の新刊としてはまず積極的には出版されない題材なのではないでしょうか。 設定も展開も狂気…
BL小説というジャンルの中に一石を投じた異色作でもあり、意欲作でもある1冊かなと思います。 人によっては大地雷があちこちに埋め込まれていそうな設定のオンパレードといったところですが、人間の狂気をも孕んだ執念と情念の描き方が濃厚で、非常に読み応えのある1冊でした。 話が面白ければなんでも来いな方はぜひ。面白いですよ。 まず、こちらの上巻でメインに描かれているのは表題作ではなく、主人公が異な…
1巻から勢いは衰えず、毎巻早く続きが読みたい状態で終わるのが本当にすごいなと思います。 3巻目も非常に読み応えのある巻でした。 どっちが受けだ攻めだなんてものは、そこに愛があればなんでも良い派なので特に違和感なく読めましたが、なんだかもうこの愛あるセックスにいろんなものが詰め込まれていて、読みながらハラハラとしてしまいました。 ああもう次巻が気になって仕方がありません。 マコトを抱…
オレとあたしと新世界というタイトルが好きです。 なぜかまだ読んでいなかった作品のひとつだったのですが、新刊発売を機に読んでみたところ…こ、こんなに面白いお話だったなんて…! とにかく情報量は多いですし、画面も登場人物たちもかなり賑やかでクセが強めなので、慣れるまではちょっとだけ読みにくさを感じました。でもこれが良いんですよ。 なんだろうなあ。全体的にコミカルな雰囲気で読んでいて楽しいのだ…