みざきさんのレビュー一覧

社史編纂室で恋をする 小説

栗城偲  みずかねりょう 

萌えとときめきが詰まったオフィスもの

栗城先生買い。
なぜ私は購入後にしばらく寝かせておいたのだろうか…と思うほど、ものすごーーく面白かった!
いやあ、こちらの作品好きですね…!
面白かったし、何より萌え転がってしまった。

少々耳慣れないタイトルで、読む前にちょっと難しいお話なのかな?なんて思ってしまったのですけれど、決して難しいお話ではありません。
いわゆるオフィスラブものです。
2人の出会いから始まり、まさかの再会…

4

旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

ファンタジーをあまり読まない方にも

なんて優しくてあたたかいお話なんだろうか。
読み進めながら大好きになってしまったな。

350P超とやや厚みがあるのですが、月東湊先生の細やかでスッと馴染むような文章で丁寧に綴られていて読みやすいのです。
テクノサマタ先生のイラストも作品の雰囲気と良相性でした。
内容を含む詳しいレビューは他レビュアー様が書かれているので、未読の方向けにネタバレ無しのレビューを。

竜と、剣と、青年と…

4

ブルーム・ブラザーズ 1 コミック

志村貴子 

兄と弟と、その周辺

独特のテンポと間の演出にセンスが光る作品集。
志村先生は魔法使いなのかな。漫画が上手すぎる。
どれも心惹かれる素敵な作品でした。
ごくありふれた平凡な日常の中に、綺麗なものも、汚いものも、切なさやときめき溢れるものまで、非常に巧みに描かれています。
瞳で語るというか、登場人物達の感情の揺らぎがちょっとした表情や間で表現出来ているのが凄いです。

今作は「血の繋がりのある兄弟同士」の恋愛…

0

親愛なるジーンへ 1 コミック

吾妻香夜 

小川を出たニジマスの子は何処へ行く?

ああー、好きです。
この独特のノスタルジックな空気感。
前作とはまた違ったアプローチで描かれたアーミッシュの人生。
次巻で完結との事ですが、今作も素晴らしい内容でした。

時は1992年の夏。
NYに住む、ちょっぴり苦手意識を持っている叔父・トレヴァーの元で夏休みを過ごす事になったジーンは、書斎の整理中に叔父が書いたと思われる手記を見つける。
笑顔で写る見覚えのない青年の写真が1枚挟…

56

あゆむくん コミック

村上キャンプ 

あゆむくんが好きだ

「スクリーン」のスピンオフ作品。
サブキャラクターとは思えないほどの抜群の存在感と、同時収録作ではマネージャーの鴨志田さんを小悪魔的に翻弄していた歩くんのお話ですよ!
とにかく歩くんが可愛くて仕方がない。
村上キャンプ先生の歩くん愛に溢れたアツいコメントの数々に頷いてしまう。BIG LOVE。

攻めの鴨志田さん視点で描かれている今作。
世間に公表済みの恋人で、あれだけえっちもして、一…

0

黒騎士の愛しき銀珠 小説

鳥舟あや  笠井あゆみ 

神の上の評価を押したくなる

いやあ、これは萌えた…
神の上の評価があれば押したいくらい。
読んでいると登場人物達にシンクロしてしまうというか、読み終わる頃にはすっかり夢中になってしまっているんですよ。
ちょっと、予想以上に萌えて面白くて大変でした。
ファンタジーやバディものがお好きな方、鳥舟先生のつがいシリーズがお好きな方は間違いなくハマると思います。


「人間」「銀種」「災種」の3種族が共存する世界。
「…

5

王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

息も付かせぬ展開

序章とも言える1巻でも十二分に面白かったのですが、2巻は更に面白く、ワクワクよりもハラハラするような展開が待ち受けていました。
特に中盤〜終盤部分の怒涛の展開が目まぐるしい。
読み進めると400P超の厚さがあっという間に減り、ページ数も残りわずかに。
ちょ、ちょっとちょっと…いやいやいや…
勝手に2巻で完結だと思っていたので、まさかの続く!に驚き。
しかもここで…?!と、樋口先生の引きの…

2

王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

序章なのにもう面白い

樋口先生の本格ファンタジー作品。
ムシシリーズやパブリックスクールの印象が強かったので、一体どんなお話を書かれるのだろう?と、期待大で読み始めたのですが、文句無しの面白さでした。
約400P近くと結構な分厚さだというのに、あっという間に読み切ってしまいました。
うーん、面白かった!!
こんなに後で読まずにもっと早く読めば良かった。
読み始めはファンタジー色の方が強い印象です。
けれど、…

1

上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

主従BLの名作

再読です。こちら、1998年に発行されたノベルズを改稿・修正・加筆した文庫版となります。
主従・身分差BL小説の名作ではないでしょうか。

舞台は、"東洋の魔都"と呼ばれていた1920年前後の上海。
中華民国の1部でありながら、外国人が租界(外国人居留地)という名の自治権を有し、自由貿易都市として名を馳せる…
東洋と西洋とが入り混じった、他に類を見ない怪しげな魅力があ…

2

ヤキモチはきつね色 コミック

末広マチ 

可愛すぎて何か出そう

うわー、可愛かった〜!!思わず悶える可愛さ!
秋葉もゆくりも狐くんも最初から最後まで可愛かった…
そんな事ある?なんて設定もするっと受け入れてしまうような話運びの上手さと、その上とびきり可愛く仕上げてしまう末広先生がすごい。
以下、ざっくりとしたあらすじと感想です。
どう書こうとしても可愛いしか書けませんでした。

ご先祖さまがお狐さまの恨みを買ったのか、先祖代々に渡って狐に取り憑かれ…

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